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手紙のマナーを基本からおさらい!正しい書き方で好印象な一通に仕上げよう

プライベートやビジネスなど、さまざまなシーンで手紙を書く機会も多いのではないでしょうか?一方で、正しい書き方がわからずにハードルの高さを感じる方もいるかもしれません。この記事では、手紙のマナーを基本からおさらいして、好印象な1通に仕上げるお手伝いをします。

手紙を書くときのマナーって?基本をおさらいしよう

みなさんは、いつ誰に向けて、手紙を書いているでしょうか?離れて暮らす家族や引っ越した友人に近況を尋ねたり、仕事でお世話になった方にお礼を伝えたり…メールやSNSでも簡単に連絡を取り合える時代ですが、手書きで自分の気持ちを伝えたいときもありますよね。

大切な方へ手紙を送るなら、しっかりとマナーをおさえておきたいところ。そこで、手紙の正しい書き方から送り方に至るまで、基本的なマナーを解説します。

手紙の正しい書き方が知りたい!

紫原もこ
紫原もこ

手紙を書くときに「書き出しには何を書けばいい?」「宛名の書き方って?」と、マナーがわからなくて悩んだ経験はありませんか?正しい書き方を知って、手紙のやり取りを心から楽しみましょう!

手紙を書くときのマナー

最初に、手紙の基本となる構成を掴んでおきましょう。手紙は前文から始まり、主文、末文と続いて、最後に後付けを書きます。この形式に沿うことで、読みやすい手紙を書けるようになりますよ。ここからは、4つの構成パートについて詳しくみていきます。

前文

前文は、手紙の書き出しにあたる部分です。最初の挨拶として、「拝啓」「謹啓」といった頭語から書き出します。頭語には対となる結語があるので、組み合わせを覚えておけばさまざまなシーンで活用できますよ。また、頭語は手紙を送る相手との関係性や内容に応じて使い分けましょう。

頭語と結語の組み合わせ

頭語の後には、今の季節を表す時候の挨拶が続きます。月ごとに決まった表現を用いるだけでなく、自分の言葉で季節感を伝えられると、相手の印象に深く残る1通になりそう。

紫原もこ
紫原もこ

Suuuhには、時候の挨拶をまとめた記事が充実しています。こちらを参考にして、自分らしい挨拶文を考えてみませんか?

【4月】季節を表現するカジュアルな時候の挨拶22個。例文を参考に手紙を書いてみよう
【2月】時候の挨拶をカジュアルに取り入れてみよう!手紙に季節感をプラスする文例8つ
【1月】カジュアルな時候の挨拶をマスターしよう。取り入れたい文例や季語

時候の挨拶と併せて、相手の体調を気遣ったり、様子を尋ねたりする文章を添えるとより丁寧です。また、お詫びやお見舞いの手紙では、相手に配慮して時候の挨拶を省略するケースもあります。お礼の手紙とお詫びの手紙については、下記の記事で基本のマナーをチェックしてみてくださいね。

感謝を伝える”お礼の手紙”の書き方。書き出しや時候の挨拶を例文と併せてチェック
お詫びの手紙にふさわしい便箋って?覚えておきたい基本的なマナー・選び方

主文

主文では、「さて」「ところで」という書き起こしの言葉を使って本題に入ります。このとき、行頭から1文字下げて書き始めるのが基本のマナーです。

また、1通の手紙に用件を2つ以上入れるのは避けるようにしましょう。用件を絞って書くことで、本当に伝えたい内容がはっきりとします。主文にどんな気持ちを綴ろうか、あれこれと考える時間が、手紙を書く醍醐味のひとつではないでしょうか。

末文

手紙の文章は、末文で締めくくります。結びの挨拶として、一文に相手への思いやりを込めましょう。プライベートの手紙なら相手の健康や幸せを願い、ビジネス関係の手紙では今後の活躍を祈ると、読み手の心もほっこり温かくなるはず。

そして、末文の後には「敬具」「謹言」など、適切な結語を書き添えます。結語の終わりが文末よりも1文字上になるよう、位置を調整してくださいね。

一般的な手紙の結びの挨拶については、こちらの記事でも取り上げています。

締めくくりまで真心を込めるなら。手紙の結びの挨拶、どうやって書く?

また、親しい人に向けた結びの挨拶が知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。

【親しい人向け】素敵な"結びの挨拶"で手紙を締めくくろう。気の利いた例文をご紹介

後付け

手紙の本文はもちろん、後付けまで丁寧に書くことを心がけてみて。後付けには、手紙を書いた日付と差出人、宛名を記します。このとき、手紙の2枚目に後付けだけを書いてしまうことがないように注意してくださいね。また、日付は年月日を書くのが一般的ですが、月日だけでもかまいませんよ。

さらに差出人の名前も忘れずに、日付の次行の末尾に書きましょう。最後に宛名を行頭に書けば、マナーを守った素敵な手紙が完成します。

紫原もこ
紫原もこ

こちらの記事では、手紙を送る相手に合わせた宛名の書き方を詳しく説明しています。封筒や便箋を選ぶ際にも、ぜひ参考にしてみて。

封筒や便箋の選び方と宛名の書き方、マナーを押さえて相手にあわせたお手紙を

便箋を使うときのマナー

手紙の書き方と一緒に、便箋の使い方に関するマナーも意識しましょう。目上の方に宛てた手紙やかしこまった内容の手紙には、縦書きが適しています。縦書きにすることで、相手への敬意を表現できますよ。

一方で、友人や親しい人への手紙は、カジュアルに横書きでしたためてみて。親しい間柄の人へ送る場合は、宛名は後付けではなく、冒頭に書きます。また、頭語や結語を省いてもかまわない分、リラックスして横書きの手紙を書けそうですね。ただし、縦書きと横書き、どちらの書き方を取るにしても、誤字と脱字にはくれぐれも注意が必要です。

手紙を送るときのマナー

書き上げた手紙を封筒に入れる際にも、マナーを守ることが大切です。封筒には和封筒と洋封筒の2種類があり、手紙を送る目的や相手に合わせて選びます。

和封筒では、便箋を三つ折りにする方法が基本的なマナーです。手紙の取り出しやすさを考えて、封筒のサイズによっては四つ折りにしてくださいね。また、手紙の書き出し部分が封筒の裏側の右上にくるように入れましょう。

一方で、カジュアルな手紙や挨拶状を送る場合によく使われるのが洋封筒です。洋封筒を使うときは、一般的に便箋を四つ折りにして入れます。しかし、三つ折りや二つ折りで入る場合はそれでも構いません。相手が開封してからスムーズに読めるように、手紙を入れる向きには注意してくださいね。

手紙を正しい向きで入れたら、のりできちんと封をします。テープだけだと、郵送中に手紙が開いてしまうかもしれません。大切な手紙が相手に届くまで、細やかに心を配りましょう。

用途に合わせた便箋サイズって?入れ方や書き方、手紙のマナー全般も解説

紫原もこ
紫原もこ

手紙のマナーを押さえたら、相手に気持ちが伝わる文章を書いてみたいですよね。こちらの記事では、女性らしく美しい言葉遣いや例文を紹介していますので、参考にしてもらえるとうれしいです。

美しい手紙の書き方って?女性らしい印象を作る言葉遣いや例文をチェック

マナーを守って好印象な手紙を書こう

手紙は、感謝や敬意など、普段なかなか言葉にできない想いを相手に届けてくれます。また、一つひとつの文字から感じられる温もりも、手紙ならではの魅力です。

せっかく手紙を書くなら、マナーを押さえて気持ちよく読んでもらいたいですよね。手紙を送る相手やシーンに合わせて、正しい書き方を覚えておきましょう。手紙のマナーを守ることは、何よりも相手への思いやりにつながります。

紫原もこ
紫原もこ

手紙を書く際には、相手との間柄や送る目的が重要なポイントになります。ビジネスなのかプライベートなのか、それぞれの記事からシーンに応じた手紙のマナーと書き方をおさらいしてくださいね。

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