【2月】時候の挨拶をカジュアルに取り入れてみよう!手紙に季節感をプラスする文例8つ
気心が知れた人への手紙には、柔らかな印象を与えるカジュアルな時候の挨拶を取り入れるのがおすすめ。この記事では、2月にぴったりな挨拶文や、手紙を書くときのコツをご紹介します。まだまだ寒さの続く2月に、心が温まる手紙をしたためてみませんか?
親しみやすいカジュアルな時候の挨拶って?
「あの人は元気にやっているかな?」「最近何しているんだろう」と知人や友人の顔が浮かんだら、手紙を書いてみませんか?ただ、SNSやメールでのやり取りが主流の現代。手紙を書き慣れていない方にとっては、手紙の書き出しや結びの挨拶文を考えるのは難しいですよね。
そこで今回ご紹介するのは、カジュアルに使える時候の挨拶。プライベートとはいえきちんと感のある手紙を出したいけど、格式張った時候の挨拶から始まる手紙は堅苦しい…そんなときにぴったりなんです。学校のおたよりや、日常的なメールの書き出しにも活躍しますよ。
《2月上旬》に使えるカジュアルな挨拶文例
それでは早速、2月に使えるカジュアルな時候の挨拶と結びの言葉をセットでご紹介します。まずは、2月上旬向けの挨拶文例です。
2月上旬の書き出しの挨拶
- 立春を過ぎたとはいえ、まだ寒さの厳しい毎日が続いていますね。
- 暦の上ではもう春ですが、寒さが苦手な子猫たちはコタツからなかなか出てきません。
- 2月と言えば節分ですね。節分の豆は年の数だけ食べられると知って、大人に憧れていた幼い時期を思い出します。
- かわいくラッピングされたチョコレートが店頭に並ぶ季節になりました。
例文
2月上旬の末文・結びの挨拶
- 寒さ厳しき折、どうぞ温かくしてお過ごしください。
- 暖かい日もありますがどうぞ油断されませんよう、ご自愛くださいね。
- 暖かくなった一緒に出掛けましょう。その日を楽しみにしております。
- 寒くて乾燥した日が続いております。風邪には十分注意してくださいね。
例文
《2月中旬~下旬》に使えるカジュアルな挨拶文例
続いて、2月中旬〜下旬に使えるカジュアルな時候の挨拶と結びの言葉をご紹介します。
2月中旬~下旬の書き出しの挨拶
- 寒暖の差はあるものの、日中は暖かく心地良い日もみられる今日この頃。
- まだ寒い日が続きますが、少しずつ春めいてきました。
- 暦の上ではもう春ですがまだまだ寒い日が続いております。春の便りが待ち遠しいですね。
例文
2月中旬~下旬の末文・結びの挨拶
- 日中は暖かい日もありますが朝晩は冷え込みますので、お体にはお気をつけください。
- 年度末を控え何かと慌ただしくなる時期ですが、どうかお体を大切になさってくださいね。
- 凍える季節ももうすぐ終わりです。身体に気を付けて、お互い元気に過ごしましょうね。
例文
2月らしい手紙に仕上げよう。カジュアルな挨拶文のコツ
ここからは、カジュアルな挨拶文を書くうえでのコツをご紹介。まずは、2月に合った季語をチェックしておきましょう。
2月らしいキーワード(季語)を把握しておこう
2月らしいキーワードや季語、その意味を把握しておくと、手紙がより季節感のある仕上がりになります。カジュアルな手紙なので絶対に入れなくてはいけない言葉ではありませんが、上春や残雪といった季語はもちろん、節分や立春、バレンタインといったイベントや行事を盛り込むと素敵ですよ。
- 残雪(ざんせつ)…春になっても消えないで残っている雪
- 晩冬(ばんとう)…冬の終わりごろ
- 向春(こうしゅん)…春が訪れようとしている
- 上春(じょうしゅん)…春のはじめ
- 梅
- ふきのとう
- 節分…2月3日(立春の前日)
- 立春…2月4日(3日になる年もあります)
- 針供養…2月8日
- バレンタイン…2月14日
- 雨水(うすい)…2月19日頃
2月の手紙におすすめなキーワード
個人的な出来事やイベントを盛り込んでオリジナリティを
カジュアルな挨拶文でも、例文そのままでは少し硬い印象になってしまいがち。そんなときは、プライベートなエピソードやイベントを盛り込むとオリジナリティが生まれます。手紙を送る相手との思い出に触れるのも良いですね。
- ちらほらと降る雪を見ていると、一緒に出掛けたスキーを思い出します。
- バレンタインが近づくと、学生の頃一緒にチョコレートを作った思い出が蘇ります。
例文
相手の住む土地の気候を考えよう
2月と言っても、その土地によって気候がずいぶんと異なります。温かい土地に住む人に「寒さ厳しき折」という書き出しの手紙やメールを送っても、しっくりこないでしょう。相手の住む土地のことを考えながら、手紙をしたためてみてくださいね。
- そちらは大雪とのこと、くれぐれも雪の事故には気を付けてくださいね。
- 2月であってもそちらの気候はずいぶん暖かいと聞きます。いつかお邪魔したいです。
例文
相手の体調を気遣う言葉を
ご紹介した末文や結びの挨拶には相手の体調を気遣うものがあります。しかし、相手の体調を気遣う言葉がない結びの言葉を選んだときには、書き出しにプラスするのがおすすめ。ナチュラルにまとまりますよ。
- 寒さが身に染みる季節ですね。風邪など引かれていませんか?
- 立春とはいえまだまだ寒い日が続いていますが、皆様お変わりありませんか?
例文
カジュアルな時候の挨拶で温かみのある手紙を
プライベートでやり取りする手紙や学校のおたより、メールの書き出しなどで活躍するカジュアルな表現の挨拶文。カジュアルな挨拶文でも、取り入れることで書いた人の品の良さが伝わる文章になります。厳しい寒さの残る時期ですが、カジュアルな挨拶文を使って心温まるような手紙を送ってみてくださいね。
冬に使える結びの挨拶をもっといろいろ知っておきたいという人には、以下の記事がおすすめです。相手との関係性に合わせた、季節感をアップさせる結びの挨拶を紹介しています。