【2025年3月】カジュアルな手紙に使える季節の挨拶って?春らしい文例をご紹介
寒さの向こうに春の兆しが見え始める3月。卒業や引っ越しなども多く、変化が多い季節です。そんな時期には、大切なあの人を気遣う手紙を送ってみませんか?本記事では、3月の手紙にぴったりなカジュアルな挨拶文、書き方のポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
親しい人への手紙にはカジュアルな挨拶文を
3月は年度の変わり目ということもあり、目まぐるしい変化の多い月です。周囲の方から転勤になる、引っ越しをする…といった報告を受けることも多いのではないでしょうか。
また自分自身も、親戚や親しい人に近況報告をしなければならない機会も増えるのがこの時期です。そんなときにおすすめなのが、やわらかな表現でありつつ、きちんと感もある"カジュアルな挨拶文"を送ること。
普段手紙を書かないという方であっても、これからご紹介する3月のカジュアルな挨拶文の例文や、書き方のポイントを参考にすれば難しいことはありません。大切なあの人の顔を思い描きながら、筆を執ってみませんか?
3月上旬に使えるカジュアルな挨拶文例
それでは早速、手紙の書き出しに使う時候の挨拶と、結びの言葉をセットでご紹介していきます。3月らしい、温かい気持ちになれる表現を参考にしてみて。
《3月上旬》カジュアルな手紙の書き出しの挨拶
- 見え隠れする春の兆しに心が躍る今日この頃、皆様お変わりありませんか。
- 三寒四温の言葉どおり寒さと温かさが入り混じる毎日ですが、体調など崩されてはいませんか。
- まだ肌寒い日が続きますが、桃の節句も過ぎていよいよ春到来ですね!
- 春眠暁を覚えずと言いますが、言葉通りの心地良い季節になってまいりました。
- 梅の香りが爽やかに感じられる季節となりました。温かな陽気に心が躍ります。
- 冬ごもりしていた虫たちも目を覚ます、啓蟄も近くなりました。私も、日に日に暖かくなるのを感じています。
例文
《3月上旬》カジュアルな手紙の末文・結びの挨拶
- 季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛くださいね。
- 桜の便りが待ち遠しいこの頃、どうぞ皆様体調にはお気を付けください。
- 年度末でお忙しいとは思いますが、どうぞお身体にはお気を付けくださいませ。
- 日ごとに春めいてきました。近いうちにまた会いたいですね。
- まだまだ寒い日が続きますが、どうぞ暖かで明るい春が訪れますように。
- 一雨ごとに春に近づいていると思えば、雨も嬉しく感じられますね。暖かい日もすぐそこです。
例文
3月中旬~下旬に使えるカジュアルな挨拶文例
《3月中旬~下旬》カジュアルな手紙の書き出しの挨拶
- 日ごとに春めいてきましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?
- 春一番が吹き、吹く風も心地よい季節になりましたね。
- 木々の緑が若草色に色づく、暖かな季節になりました。
- 暑さ寒さも彼岸までと申しますが、過ごしやすい季節となりました。皆様、お元気で過ごされていますでしょうか。
- 日毎に春らしくなってまいりました。お変わりなくお過ごしのことと存じます。
- 暖かい日差しに誘われ、散歩に出かける日が増えました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
例文
《3月中旬~下旬》カジュアルな手紙の末文・結びの挨拶
- 新しい生活が素敵なものであるよう、心よりお祈りしています。
- 何かと忙しい時期ではありますが、無理をせず身体を大切になさってください。
- 新生活が実り多きものとなりますように。
- 桜が咲いたら、ぜひ一緒にお花見に出かけましょう。
- 暖かくなったらまた会いたいですね。お返事お待ちしています。
- 環境の変化に、まだ戸惑うことも多いかと思います。応援していますので、どうぞ頑張ってくださいね。
- 巣立ちの季節、さらなる飛躍をお祈りしています。
- 春の到来とともに、〇〇さんにもより一層の幸せが訪れますように!
例文
3月らしい手紙に仕上げるポイントは?
3月らしいキーワードや季語を盛り込もう
カジュアルな手紙の挨拶文に細かなルールはありませんが、3月らしいキーワードを入れると季節感がアップします。3月の季語はもちろん、桃の節句や卒業式といったイベントや行事を盛り込むと、素敵な仕上がりになりますよ。
以下でご紹介している3月の手紙におすすめなキーワードの中には、時期で使い分けたほうが良い言葉もあります。カジュアルな手紙の挨拶文に取り入れる前に、必ずチェックしてくださいね。
- 春一番:立春(2月4日頃)〜春分(3月21日頃)まで
- 春眠暁を覚えず:春の眠りの心地良さを表す言葉
- 三寒四温(さんかんしおん):2月の終わり〜3月の初め
- 仲春(ちゅうしゅん):春の中頃 3月6日〜4月4日頃まで
- 春雨(はるさめ/しゅんう):春に降る雨のこと
- 啓蟄(けいちつ):虫が土の中から目覚めること
- 浅春(せんしゅん):春の初め
- 早春(そうしゅん):春の初め 3月の季語
- 卒業式
- 引っ越し
- ひばり
- 梅:3月上旬
- 桜:3月中旬~下旬
- 菜の花:3月下旬~5月上旬
- 桃の節句:3月3日・ひな祭り
3月の手紙におすすめなキーワード・季語
個人的なエピソードも挨拶文に入れると◎
挨拶文の文例をそのまま丸写しすると、どこか味気ない仕上がりになることも。そんなときは、個人的なエピソードを盛り込むことで一気にオリジナリティが増しますよ。
自分の体験や3月らしい季節のイベントを、上手に挨拶文に入れ込んでみてください。また手紙を送る相手との3月の思い出を盛り込めば、さらに心に残る素敵な手紙になるでしょう。
- いつも歩く散歩道でつくしを見つけました。もう春ですね。
- 先日、姪の初節句を祝いました。愛らしいお雛様に、心がほっこりと和みました。
- 卒業式シーズンですね。この季節が来ると、あの日二人で抱き合って泣いた卒業式を思い出します。
例文
実際の気候を考え言葉を選んで
挨拶文を書くときは、相手に手紙が届く頃の気候を考えてキーワードをチョイスしましょう。
相手の住む土地の気候を考慮して手紙をしたためれば、思いやりの気持ちが伝わる素敵な手紙に仕上がります。相手の土地の様子が分からなければ、自分の住んでいる場所のことを伝えるのもいいですね。
- 暖かな風を感じる今日この頃ですが、そちらはまだ寒い日が続いていると聞きます。皆様お元気でお過ごしでしょうか。
- そちらはもう桜の咲くころですね。
- こちらは毎日雨が降り、まだ寒い日が続いています。
例文
相手の体調や健康を気遣う言葉をプラス
ご紹介した3月のカジュアルな挨拶文には、相手の体調を気遣うものが多くあります。3月は季節の変わり目ということもあり、体調を崩しやすい時期となるので、ぜひ付け足してみてください。また、お世話になっている相手には感謝の言葉をプラスするのも良いでしょう。相手にとって、より好印象な手紙に仕上がりますよ。
- 三寒四温の季節となりましたが、体調など崩されてはいませんか?
- まだ朝晩は冷え込みますので、お身体には十分お気を付けください。
- お元気でお過ごしのことと存じます。
- いかがお過ごしでしょうか?
- その後、お変わりありませんか?
- どうかご自愛ください。
- さらなる飛躍を願っています。
- お互い健やかに過ごしましょうね。
- 温かいお心遣いに感謝しています。
例文
3月の手紙には、温かいカジュアルな挨拶文を添えて
3月の手紙にふさわしい、カジュアルに使える挨拶文をご紹介しました。今回ピックアップした書き出しや結びの文例は、親しい人へ送る手紙はもちろん、学校のお便りやメールの文章などでも使えますよ。3月は年度末で、出会いと別れの多い季節です。そんな人生の節目にふさわしい、思い出に残る手紙を書いてみてくださいね。
3月は就職や転勤などの関係で引っ越しが多い時期ですよね。こちらの記事では引っ越しの挨拶に関するマナーや、手紙の書き方をご紹介しています。これから引っ越しを控えている方はぜひ参考にしてみてください。