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初夏の季語をご紹介!季節の美しい言葉を知って、俳句作りや手紙を楽しもう

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光を浴びて美しく輝く新緑が目に入り、清々しく過ごしやすい初夏。そんな爽やかな気分を、美しい季語を使って俳句や手紙に表現してみませんか?今回は、初夏を彩る美しい季語をご紹介します。大切な方への手紙の挨拶や、初夏を表現する俳句作りに使ってみてくださいね。

風情あふれる初夏の美しい季語

春分や夏至といった季節を表す言葉は、二十四節気(にじゅうしせっき)に含まれています。これは、1年を春夏秋冬の4つの季節に分けて、さらにそれぞれを細かく6つに分けた季節のこと。季節の微妙な移り変わりを表す、風情あふれる美しい季語です。

そのなかでも、5月の初めの「立夏」は二十四節気の7番目で、暦の上では夏の始まりを表します。気温が穏やかで湿度も少ないこの時季はとても過ごしやすく、お出かけをするのにもぴったりで、心が踊りますよね。爽やかな季節を表す季語で、そんな気持ちを表してみましょう。

みずみずしい日本の初夏をイメージさせる美しい季語

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ここからは、初夏の代表的な季語を詳しく説明していきます。自分の気持ちを表すのにぴったりな季語を見つけてみてくださいね。

夏浅く(なつあさく)

「夏浅く」は、立夏になってまだ日が浅い頃という意味。「立夏」が5月5日頃なので、ゴールデンウイークの時期を指しています。夏もまだ浅い頃、心地よい気候で新緑が瑞々しい季節を表す初夏の季語ですよ。

    「夏浅く」を使った俳句例
  • 夏浅しまだ水張らず湖畔の田/三輪青船
  • 夏浅き草花店や種も売る/中村楽天
    「夏浅く」を使った時候の挨拶例文
  • 夏浅く過ごしやすい季節となり、お出かけをするのに心地が良いですね。皆様いかがお過ごしでしょうか
  • 夏浅く美しい新緑に思わず目を奪われる時季になりました。心地よい風に誘われて、どこかへお出かけしたくなりますね

麦の秋(むぎのあき)

「麦の秋」「麦秋(ばくしゅう)」ともいい、梅雨入り前の爽やかで心地の良い季節の頃を指します。冬に芽吹いた麦がすくすくと育ち、初夏のまぶしい光を受けて美しく輝く金色の穂になっている様子が目に浮かびますね。そんな情景を感じさせる初夏の季語です。

    「麦の秋」を使った俳句例
  • 苔寺へゆく道を問うや麦の秋/渋沢渋亭
  • 麦秋や雲よりうへの山畠/梅室
  • うれしけに犬の走るや麦の秋/正岡子規
    「麦の秋」を使った時候の挨拶例文
  • 麦秋の候、まぶしい陽の光に春から初夏への移ろいゆく季節を感じるようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか
  • 爽やかな風にそよぐ金色の穂が美しい麦の秋、梅雨入り前の過ごしやすい季節となりました。皆様お健やかにお過ごしのことと存じます

立夏(りっか)

「立夏」は「夏立つ(なつたつ)」ともいい、夏の兆しを感じる時季のこと。二十四節気の夏の始めの節気のことで、5月5日頃を指しています。まだ夏と呼ぶには早すぎる印象ですが、よく耳にする「暦の上では夏となりました」というフレーズはこの頃のことなんです。

    「立夏」を使った俳句例
  • 滝おもて雲おし移る立夏かな/飯田蛇笏
  • 夏立つや忍に水をやりしより/高浜虚子
  • 沖雲に夏立つ白きすべり台/後藤満子
    「立夏」を使った時候の挨拶例文
  • 立夏を迎え暦の上ではもう夏となりましたが、まだまだ肌寒い日もあり、体調管理が難しいですね。皆様はいかがお過ごしですか?
  • 立夏を過ぎて、爽やかな風の中にも初夏を感じさせる時季となりましたが、皆様お変わりはございませんか

清和(せいわ)

「清和」とは晴れて穏やかな空や、空気が澄んでいてのどかなことを指します。清らかで澄んだ青空に心が静かに穏やかになっていく、そんなイメージの初夏の季語です。「空が晴れていてのどかな時季になりましたね」という意味を込めて使ってみましょう。

    「清和」を使った俳句例
  • 竹林の闇のあをさも清和かな/古賀まり子
  • 窯の火のよき音となる清和かな/新田祐久
  • 天青和南薫すでに至るかな/岡本圭岳
    「清和」を使った時候の挨拶例文
  • 清和の候、深呼吸がしたくなるような空に心が穏やかになる、美しい初夏の季節をいかがお過ごしでしょうか
  • 清和の候、いかがお過ごしでしょうか?穏やかで澄み渡る気持ちで皆様の健康をお祈りしております

青梅雨(あおつゆ)

「青梅雨」は、梅雨の異称で季語の一つ。梅雨入り前の陽の光をたっぷりと浴びて葉の色が濃くなり、その木々に降る雨を表現した美しい季語です。6月の梅雨の頃に使う季語で、青々と葉を茂らせた木々の合間から流れ落ちてくる雨粒をイメージすると、風情を感じますね。

    「青梅雨」を使った俳句例
  • 青梅雨や花魁山も皿山も/夏井いつき
  • 青梅雨の裏もおもても鮃かな/中村明子
  • 青梅雨の独り住ひは人魚めく/朝倉和江
    「青梅雨」を使った時候の挨拶例文
  • 青梅雨に木々の葉がひときわ鮮やかに目に映る時季となりましたが、皆様お健やかにお過ごしでしょうか
  • 木々へ優しく降る青梅雨に、天からの恵みへ感謝しつつ日々過ごしております。皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか

夏めく(なつめく)

「夏めく」とは、春の花の盛りが終わり緑の葉が青々と茂り夏の花が咲き始め、人々の装いや食べ物も少しずつ夏へ変化していく、夏の兆しを感じる初夏の季語。春が来たと思ったら夏の花や風が吹き、気がついたら服装や食事で夏の気配を感じたという意味で5〜6月に使える季語です。

    「夏めく」を使った俳句例
  • 夏めくや合せ鏡に走る虹/久米正雄
  • 夏めくや水なす夜空帆なす雲/林翔
  • 城下町瓦光りて夏めきぬ/宮口征子
    「夏めく」を使った時候の挨拶例文
  • 初夏の花が咲き始め、木々の葉が青々として気が付くと夏めいて参りました。皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます
  • 温かな日が増えてきて冷たいものが欲しくなり、気がつくと夏めく季節となりましたね。気温差も感じる時季ですが、皆様お健やかにお過ごしでしょうか

初夏を彩る季語を書き込みたくなる文具

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せっかくの初夏の季語は、素敵なレターセットで使いたいですよね。美しい季語とレターセットを用いて、相手に初夏の爽やかさも届けましょう。

爽やかな初夏の香りを運んでくるレモンのレターセット

こちらは、「GreenFlash(グリーンフラッシュ)」の「いろを楽しむミニレターセットレモン」。爽やかなレモンの香りが漂ってきそうな初夏にぴったりのレターセットです。

「GreenFlash」の「いろを楽しむステーショナリー」シリーズは、インクが持つ濃淡やゆらぎ、にじみなど、心躍るカラーインクの世界をペーパーアイテムに落とし込んだアイテム。万年筆などのインクの裏移りがしにくく、書き味にもこだわった紙を使用しています。

レターセットには、黄色と緑のインクの「にじみ」や「ゆらぎ」が表現されていて、美しいグラデーションに目が奪われます。中央に描かれている優しいレモンの絵柄も、鮮やかに瑞々しくて、ふんわりとレモンの香りが匂い立つよう。初夏のひととき、大切な方へのメッセージもリラックスして書けそうですね。

柔らかで透明感のある色彩が、初夏の季語を使った挨拶にふさわしいレターアイテムです。

いろを楽しむ ミニレターセット レモン
いろを楽しむ ミニレターセット レモン

GreenFlash

¥352(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

初夏を彩る季節の草花を瑞々しく描いた便箋

こちらは「めでたや」の「初夏の季節箋セット」。無地の便箋に大きく描かれた青い紫陽花は、まるで庭に咲いた花を眺めているよう。この絵をみているだけでも、初夏の季語を使った俳句が、一句思い浮かんできそうですね。

初夏の季語を使った俳句が思い浮かんだら、こちらの便箋に筆を使って書いてみて。はがきサイズの淡いクリーム色の和紙でできていて、筆やペンとの相性がいいので、俳人になった気持ちでスラスラと筆を運ぶことができますよ。

また、文字を真っ直ぐに書けるようにガイドも付いているため、時候の挨拶としてもぴったりです。

絵柄は紫陽花の他にバラやあやめなど初夏を代表する植物4種類が3枚ずつと、便箋を折らずに入れられる封筒が4枚セットになっていますよ。

初夏の季節箋セット
初夏の季節箋セット

めでたや

¥1,100(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

日本の美しい初夏を彩る季語で風情あふれる手紙や俳句を書こう

今回は、美しい日本を彩る初夏の季語を6つ紹介しました。日本らしい風情あふれる初夏の季語に触れて、手紙や俳句作りがしたくなってきたのではないでしょうか?ぜひ、心も豊かになる初夏の季語を使った、風情あふれる手紙や俳句を書いてみてくださいね。 

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初夏の手紙には、素敵な結びの言葉も存在しています。こちらの記事では、初夏の手紙に合わせた結びの言葉をご紹介しています。ぜひ合わせて読んでみてくださいね。

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