やさしいカラーに癒される。「花色和紙」シリーズのペーパーアイテムで、大切な人に思いを届けよう
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最後に手紙を書いたのはいつですか?SNSやメールで簡単に連絡が取れる今、久しく手紙を書いていない…という方も多いのではないでしょうか。今回は、「文房具屋さん大賞2025(扶桑社)」伝える・残す部門のレター賞で第1位を獲得した「ミドリ」の「花色和紙」シリーズの一筆箋を使って、編集部員が実際に手紙を書く様子をお届け。自分だったら誰にどんな手紙を書くだろう?と想像しながら、お楽しみください。
花の柔らかな色合いを表現した「花色和紙」シリーズ
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「ミドリ」の「花色和紙」シリーズは、花の色からインスピレーションを受けて作られた、オリジナルカラーの越前和紙によるペーパーアイテム。「先染め※」という技法で越前和紙を抄紙することで、花が持つ透明感や柔らかな色合いを表現しています。
この「花色和紙」シリーズからは、レターセット、一筆箋(封筒付き)、のし袋がラインアップ。カラーは、白(レースフラワー)、ピンク(デイジー)、黄(ミモザ)、緑(アナベル)、青(わすれな草)の全5種類です。
※紙を抄く前に繊維を染色する製法。材料の段階からしっかりと染められているため深みのある色合いが特徴です。
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活版印刷で仕上げた繊細な花のデザインは、イラストレーター・ささき めぐみさんの描き下ろし。「ミドリ」自社工場の職人が1枚1枚丁寧に印刷することで、小さな花びらの一つ、繊細な葉脈一本に至るまで忠実に再現されています。
作り手の技術と思いが結集した「花色和紙」
たくさんのこだわりが詰まった「花色和紙」シリーズ。同シリーズを手がけたプロデューサー・フジモトさん、デザイナー・ウカワさんに、商品化に至るまでのエピソードや、商品に込めた思いを聞きました。
「花色和紙」シリーズは、多くの課題を乗り越え完成したものです。特に、和紙を理想的な色に染めることが難しく、工場の方々と試行錯誤を重ねながら、安定して生産できる方法を探りました。現在も定期的にミーティングを行い、より良い和紙づくりに取り組んでいます。
和紙の優しい風合いに合うよう、繊細なイラストを活版印刷で表現しています。イラストは、緻密で儚げなタッチを得意とするささきめぐみさんにご担当いただき、一緒に世界観を作り上げていきました。和紙を透かしたときの柔らかな質感や、筆記時の心地よい手ごたえ、活版印刷ならではの温かみを感じていただけたらうれしいです。
Suuuh編集部が実践。「花色和紙」シリーズで手紙を書いてみよう
今回は一筆箋をチョイス!
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ここからは、「花色和紙」シリーズのペーパーアイテムを使って、Suuuh編集部員の2人が手紙を書く様子をお届け。今回は、ゆったりとしたレイアウトで、縦書き・横書きのどちらでも使える一筆箋を選んでみました。
今回試したペンはこちら!
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まずは、和紙の紙質や色と相性の良いペン探しからスタート。以下の10本を持ち寄り、試し書きをしながらお気に入りのペアを見つけていきます。
・ユニボールワン シマーミントグリーン 0.5
・ユニボールワン アボカドグリーン 0.5
・ILLUMILY ニュアンスブラックイエロー 0.5
・エナージェル フォレストグリーン 0.7
・kaco パントーンコラボ 0.5
・ユニボールワン プラムパープル 0.5
・SARASA ブラウングレー 0.5
・SARASA ダークグレー 0.5
・SARASA シャイニーロイヤルブルー 0.5
・Juice up クラシックグロッシーブルー 0.5
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一筆箋と同系色でまとめたり、いつもは文字色に使わないニュアンスカラーを選んでみたり…。文字の視認性も考えながら、いろいろな組み合わせを試してみました。
「花色和紙」シリーズには水性ペンを使うのがおすすめ。普通紙より繊維の毛足が長い和紙でも、するすると気持ちよく文字が書けますよ。
チハルさんは、いつもお世話になっている上司へ
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そして、完成したチハルさんの手紙はこちら。上司へのお土産に添える手紙で、一筆箋は青、ペンはユニボールワン プラムパープル 0.5を使用しています。
一筆箋は、上司が好きな青色をチョイス。インクは定番の黒や紺と悩みつつ、普段はなかなか手に取る機会のない薄紫に挑戦してみました。
ミヒロさんは、離れて暮らす祖母へ
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ミヒロさんは、祖母への贈り物に添える手紙をしたためました。一筆箋は緑、ペンはSARASA シャイニーロイヤルブルー 0.5を使用しています。
祖母から届く手紙が縦書きなので、私も縦書きにしてみました。ほのかにきらめくラメ入りのインクがポイントです。罫線の主張が控えめなので、柔らかいインク色でも読みやすく仕上げることができました。
花を束ねるように、「花色和紙」シリーズで手紙を書いてみて
手紙を書く人も、受け取る人も、心がほぐれる「花色和紙」シリーズのペーパーアイテム。和紙ならではのざらりとした優しい手触りや、筆記時のほどよい手応えは、忙しい日々の中に穏やかなひとときをもたらしてくれます。
和紙とペンの色の組み合わせ次第で、手紙の印象はがらりと変わります。相手やシーンに合わせて、思い思いのカラーコーディネートを楽しんでみてくださいね。
私たちが手紙を書いている様子や、作り手のお二人の声は以下のポッドキャストで配信中。もっと「花色和紙」シリーズのことを知りたい!という方は、ぜひ聞いてみてください。