陶磁器を楽しむ新しいカタチ。HIZEN5から「やきもの文具」をご紹介
焼き物と日常の生活に新しいカタチを提案する「HIZEN5」をご存じですか?かつて肥前国と呼ばれていた5つの焼き物産地から、人の暮らしに寄り添う「やきもの文具」を誕生させたカジュアルブランドです。HIZEN5の美術品のような焼き物で、新しい暮らし方を始めてみませんか?
美しい姿にうっとり「HIZEN5」の「やきもの文具」について
日本の代表的な焼き物産地の一つ、肥前地域は佐賀県にあります。「HIZEN5」は、この肥前地域の唐津市・伊万里市・武雄市・嬉野市・有田町の5つの焼き物産地で立ち上げたカジュアルブランド。もっと楽しく身近に焼き物を感じてもらえるよう、今までになかったアイテムを提案しています。
「HIZEN5」がプロデュースするアイテムの一つ「やきもの文具」は、それぞれの肥前地域のことを良く知るプロデューサーと、各地域とパートナーになった文具店が作り上げた新しい文具。ここでは、そこにあるだけで美しく、使っているときもうっとりする、暮らしに彩りを加えてくれる「やきもの文具」をご紹介します。
カジュアルに生活に取り入れてみたくなる「やきもの文具」
有田焼の品格をリビングルームのインテリアへ
最初にご紹介するのは、「有田やきもの文具」の「マスキングテープカッター モレンマ 三崩し(さんくずし)」です。真っ白な陶器に美しい三崩し柄が映えて、存在感のある伝統品の品格を持つマスキングテープカッター。リビングルームのインテリアとして飾っておきたくなる美しい佇まいにうっとりしてしまいます。
日本最古の陶器と言われる有田焼は、真っ白な陶器と華やかな絵柄が特徴的。マスキングテープを通す棒の延長にだけ深い藍色の絵柄が描かれていますね。シンプルなデザインにしたのは、主役のマスキングテープの"引き立て役"だからなんです。また、ただ美しいだけでないと感じるのが、両側にテープカッターを施しているところ。
この工夫により、収納したマスキングテープをどちらからでもカットできます。その特徴を表す「モレンマ」とは、フィンランド語の「molemmat=どちらも」から名前がついていますよ。このモレンマにどのマスキングテープを収納しようかな?と迷うのも楽しくなりそうですね。
マスキングテープカッター モレンマ 三崩し
HIZEN5
¥12,375(税込・参考価格)
伝統的な柄をゴシック調にして、モダンなガラスペンへ
続いては、「伊万里やきもの文具」の「IMARIPEN 染付唐花文(そめつけからはもん)」。透明感のある白い陶器に伝統的な模様と繊細なグラデーションが美しく、モダンな雰囲気のガラスペンですよね。
キメの細かい滑らかな手触りの伊万里焼は、ガラスペンとして人の手に触れることで、触り心地の良さをより実感させられます。まるで美術品のような佇まいですが、味のある筆致も思うまま。丸みを帯びた柔らかなフォルムは、シンプルに書き心地の良さを追求しました。
職人が1本1本描く染付唐花文は、本来は藍のみで描くのですが、このガラスペンはより黒に近い色合いでゴシック調に書いています。そのため、モダンな雰囲気を醸し出しているんですね。
また、丸いリングの部分はガラスペンを作る際に必要なパーツ。これをあえてつけたままにしておくことで、ペンレストに置いておいても安定感があり、転がり落ちる心配も少なくなります。
IMARIPEN 染付唐花文
HIZEN5
¥22,000(税込・参考価格)
アレンジでいろんな表情を楽しめるデスクオーガナイザー
次は、「嬉野やきもの文具」から「デスクオーガナイザー クリップホルダー」をご紹介します。明るい色彩とポップなデザインで、デスクの上をパッと華やかにしてくれるクリップホルダー。このクリップホルダーを一つ机の上に置くと、鮮やかな色彩がデスクの上を華やかに演出してくれますよ。
こちらのデスクオーガナイザーにはペンスタンドがあり、組み合わせて使えばより表情豊かになります。他にも、好みのフレグランスを机の上で楽しめるデスクフレグランス、一輪挿しにぴったりのフラワーベースがあります。オフィスのデスクだけでなく、おうちのリビングルームに置いても◎。
嬉野は日常使いの器を400年以上作ってきた焼き物の産地です。時代の変化やニーズに合わせて、日常使いができ、デザイン性と実用性を兼ね備えたリベラルなものを作り続けています。
デスクオーガナイザー クリップホルダー ライトグリーン
HIZEN5
¥1,870(税込・参考価格)
自然のきらめきを切り取って、元気をくれるペンスタンド
最後にご紹介するのは、「武雄やきもの文具」の「武雄PEN STAND」。丸いフォルムとダイナミックな絵柄で、存在感が溢れるペンスタンドです。見ているだけでも、不思議と元気が出てきますね。生き生きとした表情で描かれた伝説の鳥鳳凰は、「繁栄」や「穏やかさ」の象徴で、幸せを連れてきてくれそうです。
江戸のモダニズムと言われる「古武雄」を継承する「武雄焼き」は、時代が変わっても知的好奇心と多彩な技で他の焼き物とは異なる、斬新さと存在感があります。それは、伝統的な技法を使いながら「個性」や「多様さ」を大切にしているからなんですよ。
「武雄やきもの文具」では、「自然のきらめきを切り取った文具」をつくることをコンセプトにしており、さり気なく存在感があり、使う人を笑顔にさせる新しい「やきもの文具」を作っています。
武雄PENSTAND
HIZEN5
¥3,080(税込・参考価格)
毎日の風景に「やきもの文具」を取り入れてみませんか?
今回は、佐賀の「HIZEN5」がつくる「やきもの文具」をご紹介しました。ちょっぴり敷居の高いイメージだった焼き物が、日常の風景に馴染む文具として、私たちの周りを彩ってくれる存在に。美しく個性豊かで実用的な「やきもの文具」を毎日の暮らしにぜひ取り入れてみてくださいね。
伝統的な文具をもっと知りたいと思った方は、こちらの記事がおすすめです。日本の伝統工芸が活きた文具をご紹介していますよ。