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伝統工芸の技が活きる文具。今も昔も変わらぬ思いを受け継いで

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日本の伝統工芸品と聞いて、皆さんはどんなものを思い浮かべるでしょうか?木工細工やガラス細工など、日本では伝統的な技術を活かした工芸品が広く親しまれています。この記事では、伝統工芸の技によって個性豊かに仕立てられた文具を集めました。

日本の伝統工芸品とは

陶磁器に織物、ガラス細工、木工品…古くから、日本各地で受け継がれてきた伝統工芸品の数々。その土地ならではの文化が、職人技によってひとつの「工芸品」として形作られています。例えば文具なら、筆や硯、和紙といった伝統工芸品が身近な存在ではないでしょうか。

中でも経済産業大臣の指定を受けた伝統工芸品は「伝統的工芸品」と呼ばれ、2022年3月時点で237品に及ぶそう。下記の条件を満たしているものが、「伝統的工芸品」に認可されます。

    「伝統的工芸品」に指定される条件
  • 主に日常生活で使用される
  • 製造過程の主要部分が手工業である
  • 伝統的な技術または技法によって製造される
  • 伝統的に使用されてきた原材料が主な原材料である
  • 一定の地域において製造に関わる者が産地を形成している

冠婚葬祭や季節の行事など特別なシーンも含めて、日々の暮らしに密着して使われるものが、伝統的工芸品と考えられています。また、工芸品の持ち味を生み出す過程が手作業であるところも、大切なポイント。

この手作業に、伝統的な技術と原材料が活かされています。さらに一定の地域に製造会社や職人が集まって、工芸品の産地を形成。有田焼や西陣織など、産地に由来する名前の工芸品が多いことにも納得できますね。

日本の伝統工芸品に触れるほど、今まで知らなかった歴史や文化も見えてくるはず。そんな伝統工芸品が文具と結びつけば、優しく手を引くようにして、私たちに日本のルーツを伝えてくれますよ。

伝統を受け継いでいく文具たち

紫原もこ
紫原もこ

伝統工芸品と文具、どちらも手仕事に馴染みが深いという点で、似た者同士といえそう。伝統工芸の技術を取り入れた文具で、手軽に日本の文化や歴史に触れてみませんか?

「江戸木目込」のトレイ

江戸木目込人形」とは、江戸時代中期に京都で発祥した人形作りの技法が、江戸に伝わったものです。木彫りの人形に細く溝を刻んで衣装の生地を挟み込んだことから、木目込人形と呼ばれるようになったそう。現在では東京と埼玉が有名な産地となっていて、華やかな雛人形や五月人形を生み出しています。

江戸木目込人形の細やかな技術をいつでも眺められる形へと昇華したのが、「柿沼東光」のトレイです。長きにわたり木目込人形を手作りしてきた職人の技が、トレイの底面をきらびやかに彩っています。十二単の重ねのように布地が広がり、染織の美しさに思わず見惚れてしまうほど。また、ひとつずつ異なる文様にときめいたら、その意味まで調べたくなりそうです。

トレイの木枠には会津塗りが施されていて、柔らかい木目や艶感を目でも指先でも愛でられます。さらに、トレイにはクッション性もしっかりあるので、大切な小物や文具を仕舞う場所としてぴったり。いつものお部屋に、木目込人形の面影が自然と溶け込んでくれますよ。

木目込トレイ
木目込トレイ

株式会社柿沼人形

¥9,900(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

「箱根寄木細工」の鉛筆削り

箱根寄木細工」は江戸時代後期に始まった寄木細工で、緻密に組み合わされた幾何学模様が印象的です。箱や引き出しなどの日用品からアクセサリーまで、その技法は幅広く活かされています。箱根の種類豊富な天然木から切り出され、ひとつひとつ異なる色合いを見せる木のかけらたち。暖かみのある薄茶色や、硬い表皮を思い起こさせるこげ茶を見つめていると、森の息遣いが聞こえてくるかのようです。

cohana(コハナ)」のえんぴつ削りは、箱根寄木細工の魅力を手のひらで感じられる文具です。伝統技術とのコラボレーションによって地域の活性化を目指す、というブランドコンセプトも素敵ですよね。六角形のころんとした小箱に、柔らかな木と丁寧な手仕事のぬくもりが滲んでいます。

見た目の美しさだけでなく、えんぴつ削りとしての機能にもこだわりがたくさん。国内で唯一の小型えんぴつ削りメーカーが製作することで、滑らかな削り心地を叶えました。くるくると連なるえんぴつの削りかすも、まるでひとつの芸術作品のように思えます。子どもと一緒にえんぴつを削りながら、伝統工芸品について話してみてはいかがでしょうか?

寄木細工のえんぴつ削り 麻の葉
寄木細工のえんぴつ削り 麻の葉

cohana(コハナ)

¥6,380(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

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「駿河竹千筋細工」のペンスタンド

駿河竹千筋細工」の技法は竹ひごを編んで作る竹細工とは異なり、1本ずつ組み立てて縦縞模様へと仕上げています。また、丸く削った竹ひごを使っているところも特徴のひとつ。竹のしなやかさを活かし、竹ひごをゆるやかに曲げて竹の輪と繋ぎ合わせます。細やかな手作業によって、江戸時代初期より現在に至るまで、花器や菓子器、虫籠といった品物が作られてきました。

こちらは、駿河竹千筋細工の繊細な作りに引き寄せられるペン立てです。斜めに向かって幾筋にも組み立てられた竹ひごが、優しく文具を迎え入れます。また、竹細工の落ち着いた色味は、どんな場所に置いてもすっと馴染んでくれますよ。

ペンや万年筆はもちろん、はさみ、定規などあらゆる文具を収納できます。時にはドライフラワーや造花を飾って、花器風に使ってみると新鮮な気分が味わえそう。字を書くのが好きな方にプレゼントしても喜ばれるでしょう。

駿河竹千筋細工 ペン立て
駿河竹千筋細工 ペン立て

¥2,750(税込・参考価格)

Photo by www.amazon.co.jp

「江戸切子」の文鎮

江戸切子」とは、ガラスの表面に様々な模様を刻み入れるガラス細工です。江戸時代に、イギリスのカットグラスを真似て作られたのが始まりだといわれています。植物や生活用具をモチーフとした模様は、どれも精巧で上品な雰囲気。外側に色被せ(いろきせ)ガラスを合わせる二重構造によって、コバルトや紅色の鮮やかさが際立ちます。

歴史あるガラスメーカー「廣田硝子」の文鎮は、江戸切子の技法を駆使してデザインされています。矢来や七宝、あられの模様が深く正確にカットされ、透き通った赤色が一層艶めきを増しているようです。粋な着物を身につけた文鎮は、ペーパーウエイトとして使うだけでなく、インテリアとしてもおすすめですよ。

文鎮は三角形に仕上げることで、安定感をしっかりキープ。また、光学ガラスの素材に漆塗りを施し、文鎮に独特の光の屈折を纏わせました。さらに、漆塗りの技法には福島県の会津塗りが用いられており、伝統技術の共演をこの手で実感できます。

漆硝子文鎮
漆硝子文鎮

廣田硝子

¥27,500(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

日本の歴史と文化をその手で紡いで

今回ご紹介したもの以外にも、日本にはまだまだたくさんの伝統工芸品が存在します。長い歴史の中で、職人たちが技術と努力を積み重ねながら、工芸品を現代へと受け継いできました。私たちが伝統工芸の文具を使うことで、後世に文化を繋いでいくお手伝いができるのではないでしょうか。

紫原もこ
紫原もこ

日本の伝統工芸品といえば、和紙も有名ですよね。文具や紙ものの素材によく使われている和紙について、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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