暮らしをもっと健やかに。手帳につける「体調ログ」の書き方をご紹介
「頭がボーっとする」「体調がすぐれない」と、年を重ねるにつれ、浮き沈みの激しい体調の変化についていくのも大変になりますよね。そんなときは、日々の体の様子を書きとめる「体調ログ」を始めてみませんか?お手持ちの手帳やノートで気軽に取り組める、小さな健康習慣をご紹介します。
自分の体と向き合う「体調ログ」
季節や年齢によって、体調変化が起こりやすいといわれる女性の身体。なんとなく調子が悪いかも…なんてことは、筆者も月に1度や2度は経験することで、ここ数年体調のコントロールに悩まされてきました。
そこでおすすめなのが、体調ログ。手帳を使って毎日の身体の様子を記録するだけで、些細な体調の変化に気づけたり、体調の波がわかって予定を立てやすくなったりしますよ。
体調面で改善したいことがある方や生活習慣を見直していきたい方は、ぜひ一緒に自分の体と向きあう「体調ログ」を始めてみませんか?
体調ログを書くための4つのステップ
体調ログは、ご自身に合う項目を見つけて記録し続けることが大切です。ここでは、無理なくログを書くための方法を4ステップに分けて紹介します。
1.体調面の悩みを洗い出す
まずは、体調面の悩みをできるだけ多く洗い出しましょう。些細なことでもかまいません。たとえば、次のような悩みを抱えていませんか?
- 生理痛がひどい
- 胃が荒れやすい
- 定期的に頭痛がする
- 寝起きがスッキリしない
- 薬の飲みすぎに注意したい
体調面のお悩み例
すぐに思い出せない場合は、生活を送るなかで気になることを少しずつリストアップしてみるのも良いですよ。焦らず、自分の体調をじっくり観察することがポイントです。
2.記録する項目を決める
悩みを洗い出せたら、手帳に書く項目を決めましょう。ここでのポイントは、不調の原因になりそうな項目も一緒に記録することです。ぜひ、以下の項目を参考にしてみてください。
- 月経周期
- 基礎体温
- 睡眠時間
- 食事内容
- 天気・気圧
- 不調の内容(めまい、頭痛など)
体調ログに書く項目
3.書く量に合わせてフォーマットを決める
項目が決まれば、書く量に合わせてフォーマットを決めていきましょう。手帳には、小さなマス目が並ぶマンスリーや自由に記入できる無地タイプなど、様々なフォーマットが用意されています。
それぞれに書きこめる量が異なるため「どれくらいの量を記録したいのか」を考慮して、フォーマットを選ぶことがポイント。
4.続けるための「自分ルール」を決める
最後のステップは、続けるための「自分ルール」を決めること。体調ログは、日々のデータが溜まるほど改善点や不調の原因を見つけやすくなるものです。でも、毎日続けられないかも…と、心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
だからこそ、記録を無理なく続けられる「自分ルール」を決めてみてください。「最低限これだけは書く!」「調子がいい日はシールを貼ろう!」など、簡単な作業に絞ったり楽しさをプラスしたりすると続けやすくなりますよ。
筆者もログをつけられずベッドに行ってしまうことがしばしば。そんな日は、スマホに一言だけメモしておいて、翌日手帳に転記するようにしています。
事務的なログはいや!見返して楽しくなる体調ログのアイデア
それでは早速、Instagramで見つけたこだわりいっぱいの体調ログをフォーマット別に紹介します。開くたびに心が晴れる、とっておきのログページに注目です!
すばやく書けて見やすさ抜群「ToDoリスト」のお手軽さ
こちらは、ToDoリストを活用した体調ログです。左の縦軸に日付を記入して、毎日1列ずつ各項目を埋めていくスタイルなので、気軽に取り組めてマネしたいアイデアの1つ。
「気分」の欄はひと目でわかる顔文字で表現されており、「コンディション」には一言だけ書き添えられる程度のスペースが設けられています。気づいたときに、すばやく書き込める。この気楽さが、ログを続ける秘訣なのかもしれません。
今使われている手帳サイズでリフィルを用意すれば、すぐに始められるお手軽さが魅力。書くハードルをぐんと下げてくれますね。
家族の体調ログを一週間記録
こちらの投稿者さんは、一週間ぶんの天気に加えお子さん2人とご自身の体調ログをつけられています。淡い色合いのページや子どもたちのちょっとした変化もきちんと記録されていて、やさしく温かいお母さん像が浮かんできます。
システム手帳を横向きにして見開き2ページに記録する、こちらの書き方も参考にしたいアイデア。システム手帳は中央のリングが手に当たって書きづらいことがあるのですが、こちらの方法ならリングが当たりにくく書きやすそう。システム手帳に家族のぶんの体調ログを一覧で記録したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
手帳で体調管理&日々のマインドを記入しよう
こちらの投稿者さんは、睡眠についての考えやマインドの在り方を記録しています。「最近なんとなく調子が悪い」と感じている方は、手帳やノートに不調に感じていることを書きだしてみませんか?視覚化することで、思わぬ発見や改善案が見えてくるかもしれません。
ほかにも、手帳に挟まれている3穴リフィルなどの手帳アイテムにも注目。こちらのようにポケットなどをカスタマイズできる手帳やノートを使うことで、健康診断の結果や写真などを入れればより体調ログがつけやすくなりそうです。
妊婦健診の結果を記入
定期的に受ける妊婦検診の結果を手帳にまとめるのもおすすめのアイデアです。検診内容や血圧、体重などを記録しておくと、ちょっとした変化にも気付きやすくなりますよ。また出産したあとに見返せば、我が子がお腹の中にいた時のことを感じられて、かけがえのない宝物となりそうですね。
投稿者さんはライフログのはんこを使っていて、余白の部分は自分なりにアレンジして書けるためオリジナリティ溢れるページとなっています。モノトーンでまとめられたページが大人っぽく、スッキリとしていて見やすいですね。
無地のページだと体調ログを綺麗にまとめられるか不安…という方は、このようにスタンプなどでフォーマットを作るのがおすすめ。自分にとって長く記録が続けられる方法を探してみてください。
体調ログを手帳につけて、ごきげんな毎日を
体調ログは、日々の体の様子が記された自分だけのカルテ。不調の記録だけでなく、調子がいい日も記録できる点は病院のカルテとひと味違います。自分の体と向き合うことで、心地よいペースや習慣を見つけられるはず。体調ログには、暮らしを健やかにするヒントが隠されているのです。
以下の記事では、習慣づくりに役立つ「ハビットトラッカー」の書き方を紹介しています。体調ログにも使えるアイデアがたくさんあるので、ぜひ参考にしてくださいね。