「ジャーナリング」と「日記」の違いって?それぞれの違い・やり方を解説
みなさんは「ジャーナリング」と「日記」の違いをご存じですか?"Journal"も日記という意味を持つ言葉ですが、それぞれの目的は異なるんです。そこで今回は、ジャーナリングと日記の違いと、書き方をご紹介します。どちらが自分に合っているかを比べてみてくださいね。
ジャーナリングと日記の違いって?
日記と比べて、あまり聞き馴染みのないジャーナリング。言葉の響きから日記と同義に思う方もいるかもしれませんが、日記とジャーナリングは似て非なるもの。「日記」は日々の記録やその感想を書くもので、「ジャーナリング」は頭に浮かんだことを自由に綴ること…という違いがあるんです。
また、英語で「diary」は秘密性の高い日記のことを指し、「journal」は人に見てもらうブログのような書き物のことを指すようです。そんな日記とジャーナリングの違いを詳しく見ていきましょう。それぞれの効果についても解説しているので、自分に合った方を選んでみて。
思い出を定着。日記のやり方
その日起こった出来事を書く
日記の基本は、その日に起こった出来事を綴ること。朝起きてから夜寝るまでの間に起きたことを、脚色することなく記録するものです。もちろん起こった出来事全てを書くのではなく、印象深かったことのみをピックアップして書く形でも良いでしょう。
また、日記は毎日欠かさずに書くものだというイメージがありますが、特別なことがあった日にだけ日記を書くという人も多くいます。
1日の感想や思ったことを書く
日記には日々の出来事だけでなく、感想や思ったことも一緒に綴りましょう。感想や気持ちを日記に書くと、感動を再実感したり反省に繋がったりします。また、自分の気持ちを書き留めておくことで、そのとき感じたことや現在との考え方の違いを見返すことができますよ。
書くタイミングは1日の終わりがおすすめ
日記はジャーナリングとは違い、その日に起きた出来事の振り返りを書くもの。そのため、1日の終わりに書くのがおすすめです。もちろん日記を昼間に書いてはいけないというルールはありませんが、書いた後にまた素敵な出来事が訪れるかもしれません。
また、日記を次の日に書く場合もありますが、そのときの感情が薄れてしまったり出来事を思い出すのが難しくなることがあります。そのため、新鮮な気持ちをそのまま綴りたい日記はその日の夜に書くことをおすすめします。
テーマやルールを決めると書きやすい
日記はテーマやお題、ルールを決めて書くと継続しやすくなります。思いついたことを綴るジャーナリングのやり方とは違い、日記は1日の出来事をまとめるもの。綺麗に整理してまとめたくても、思いつくままに書いていては脈絡のない仕上がりになってしまいますよね。
例えば、初心者の方におすすめなのが「一言日記」です。内容は「今日は初めてスンドゥブチゲを食べた。辛かったけど美味しかった!」といった具合でOK。短い日記なので継続しやすいですよ。同じように短めで続けやすい「3行日記」や、子どもの成長を綴る「育児日記」などもおすすめです。
日記の効果
日記は1日の出来事を綺麗にまとめるものなので、文章力や語彙力のアップが期待できます。例え文章が短い日記であっても、短くまとめる力が身に付くでしょう。
また読み返すことができるので思い出が定着しやすく、記憶力アップも期待できます。嫌なことがあったときには、日記を書くことでストレス解消にもなりますよ。
- 記憶の定着
- 文章力アップ
- 習慣が身に付く
- 読み返したときに思い出がよみがえる
- ストレス解消
日記の効果
日記を書く効果についてもっと詳しく知りたい!という方は、ぜひ以下の記事にも目を通してみてください。日記を書くメリットやおすすめの書き方なども載っていますよ。
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書く瞑想。ジャーナリングのやり方
頭の中に浮かんだことを自由に書く
「書く瞑想」といわれるジャーナリングは頭に浮かんだことを自由に書き出すもの。仕事のことやプライベート、悩みや感情をぶつけても良いでしょう。ふと思いついた仕事のアイデアや、ポエムなどを書き留めても良いですね。
また、ジャーナリングは綺麗に書こうとする必要はありません。もちろん丁寧に書いても良いですが、基本的には思いをぶつけるように書きなぐってもいいんです。思ったことを思いついたまま、自由に書きましょう。
書くタイミングはいつでもOK
ジャーナリングは思いついたときに書くものなので、いつ、どんな時間、どんな場所で書いてもOK。もちろん、書かない日があってもいいんですよ。
おすすめは、リラックスできる環境で書くことです。ストレス軽減のため感情のままに書き出すこともあるかと思いますが、気の散らない環境で書くジャーナリングは心も身体も整えてくれますよ。
テーマを決めると書きやすい
ジャーナリングは自由に書いてよいものですが、テーマを決めると書きやすくなります。日記とは違い、通しのテーマを決める必要はありません。今日はアイデアを書こう、悩みを書き出してみようなど、毎日違うテーマでOKです。
書き進めるうちにもっとアイデアが膨らんだり、悩み解決の糸口が見つかったりすることもあるでしょう。何も浮かばないときには、無理にジャーナリングを書く必要はありません。
ジャーナリングの効果
ジャーナリングには心が整う効果が期待できます。思ったことをその場で書き出すジャーナリングは、自律神経が整ったりストレスが軽減したりと心のケアが望めるのです。
また「過去」に向き合う日記とは違い、ジャーナリングは「今」の自分に集中できます。ジャーナリングはストレスや悩みを軽減してくれるので、自分をもっと好きになれますよ。
- 心が整う
- 自律神経が整う
- 自分自身と向き合える
- 集中力が高まる
- ストレスが軽減する
ジャーナリングの効果
ジャーナリングは、心を整えてくれる効果が期待できます。せっかくならお気に入りのノートで実践することで、もっと効果をアップさせませんか。以下の記事をご覧になり、素敵なノートをみつけてくださいね。
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ジャーナリングと日記の違いを知って、実践してみよう
日記とジャーナリングはとてもよく似ていますが、違いがあることが分かりました。日記はその日に起きたことの記録や気持ちを書いて「思い出を定着させる」もので、ジャーナリングは思いつくままに綴る「書く瞑想」です。
それぞれに違いや効果がありますが、あまり難しく考えずに日記とジャーナリングをミックスして書き綴るのもありだと考えています。日記とジャーナリングの違いを知って、自分に合ったやり方で実践してみてくださいね。