TOP
  1. Home
  2. >
  3. LIFE
  4. >
  5. 万年筆、みんなは何に使っ...

万年筆、みんなは何に使っているの?シーン別の使い道をご提案!

文具好きなら一度は憧れたことがある万年筆。思い切って購入したものの、眺めているだけで満足してしまっている…なんて方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、万年筆を使いこなせていない方や、使い道の幅を広げたい方に向けて、おすすめの使い道をシーン別にご提案します。

万年筆の使い道って?みんなは何に使っているの?

「自分へのご褒美に購入したけど、なかなか出番が無い」「万年筆を贈り物で頂いたけど、使い道が分からない…」と、せっかくの万年筆を持て余してしまってはもったいないですよね。

万年筆は、古くから人々に愛されてきた文具。美しいビジュアルだけでなく、日常のいろいろなシーンで活躍する実用性の高さも魅力なんです。仕事のメモや日記、手紙など、何気ない「文字を書く」時間も、とっておきの万年筆があれば特別な時間に変わるはず。さあ、早速万年筆を手に取ってみませんか?

万年筆の使い道:日常編

稲葉すず
稲葉すず

まずは、日常に寄り添った定番の使い道をご紹介します。初心者にとってはハードルが高いイメージの万年筆ですが、たくさん触れてその魅力を身近に感じましょう。

手紙を書く

万年筆は筆圧による濃淡が出やすく、表情豊かな温かみのある文字を書けるのが特徴です。手紙を書くときに用いれば、あなたらしさが文字に表れ、大切な人へ向けた気持ちがより伝わる一通となるでしょう。

普段はボールペンで手紙を書く方も、万年筆を使うと見慣れた自分の文字が違った印象に見えるのでぜひ試してみてください。自分が書いたのに新鮮で、「いつもより字が上手に書けたかも?」と特別な気分に浸れるはず。万年筆を使うことで、手紙を書く方も受け取った方も豊かな気分になれるんです。

日記を書く

万年筆で日記を書くのも、日常的に取り入れやすいおすすめの使い道です。「手紙を書く」でもお伝えしたように、その時々の気持ちが文字に現れやすいのが万年筆の魅力のひとつ。興奮や喜び、悲しみまで、そのどれもがペン先に伝わり、文字として残ります。

毎日の日記を万年筆で書くと、後から見返したときに「このときは疲れていたのかな」「この夜は気持ちに余裕があったんだな」と文字の雰囲気から自分を振り返ることができます。万年筆を通して、自分の気持ちと向き合ってみてはいかがでしょうか?

勉強に使う

万年筆は紙面にペン先が触れるとインクが流れ出る仕組みになっているので、筆圧いらずでサラサラと文字が書けます。そのため、勉強をするときにも向いているんです。実際に論文の練習や暗記など、たくさん文字を書くときに愛用している方が多いのだそう。

使い込んでいくうちに万年筆が手元に馴染んでくるので、いつの間にか勉強に欠かせないアイテムになっているかもしれません。お気に入りの万年筆と一緒なら、苦手な勉強もいつもより頑張れそうですよね。

万年筆の使い道:仕事編

稲葉すず
稲葉すず

万年筆は仕事のパートナーとしてもぴったりなアイテム。ストレスの無い滑らかな書き心地は、頑張るあなたを支えてくれるでしょう。

メモや議事録を書く

メモや議事録を書く際は、文字を書くことより、相手の話や会議の内容に集中したい。そんなシーンにも、ペン先からするするとインクが出てくる万年筆が活躍します。

また、万年筆はキャップを外して使うタイプが多いですが、仕事の時にはさっと取り出して使えるノック式が便利です。職場で万年筆を使っていたら、おしゃれでかっこいい印象をもってもらえそう。自分のモチベーションを上げるアイテムとしても良いですね。

手書きのメッセージを書く

職場では伝言やお礼を書く際など、ちょっとしたメッセージを書くことが意外と多いですよね。そんなとき、万年筆でさらっと書いてあるメッセージカードを渡したら、粋な印象を与えられます。

忙しいビジネスシーンで「ありがとう」「よろしくね」の文字がふと目に入れば、あなたの心遣いにほっと癒されること間違いなし。たった一言のメッセージカードも、手元に取っておきたくなるでしょう。

マインドマップを書く

マインドマップは、アイデア出しや思考の整理方法としてビジネスの場面で多く活用されてます。1つのテーマに関連する言葉を分岐させて書き出していくシンプルな方法で、紙とペンがあればどこでも始められます。

マインドマップを書くときは、自分の思考を書き出すのにじっくり集中したいもの。ここでも、筆圧をかけずに書ける万年筆が活躍します。万年筆の滑らかな書き心地に気持ちが乗って、筆がどんどん進むかもしれませんよ。

万年筆の使い道:趣味

稲葉すず
稲葉すず

万年筆特有のじわっと滲む書き味や、書き方によって変わる線の表情が好きな方も多いですよね。そんな魅力をより楽しめる、自分時間のお供としての使い道をご紹介します。

インクの色見本を作る

万年筆を使っているうちに、インクの世界に魅了されていた…なんてこともありますよね。透明感のある色から深い色までさまざまなバリエーションがあり、ブランドによっても特徴が異なるので、その奥深さにインクをついコレクションしたくなるはず。

そんなときは、インクの色見本を作ってみてはいかがでしょうか?万年筆のペンの太さによっても書き味や色の濃淡が違ってくるため、まとめて一覧にしておくととても便利ですよ。お気に入りの色が並んだページは、眺めているだけでとても幸せな気分になれるはず。

好きなフレーズを書き留める

小説の一部や偉人の名言など、気に入ったフレーズを見つけたら、万年筆で書き留めてみましょう。さらにイメージに合うインクを選んで丁寧に文字を書けば、より心に響く大切なフレーズになります。手帳やノートに挟んでおいて、後から眺めるだけでも心が癒されるのでおすすめです。

そして、手書きの文字はInstagramなどのSNSで投稿するのも流行っているんです。ぜひ「#手書きpost」や「#万年筆のある暮らし」といったハッシュタグから、皆さんのお気に入りを覗いてみて。

イラストを描く

万年筆の使い道は、文字を書くことだけではありません。水彩絵の具のような滲み方や、インクの濃淡を活用してイラストを描いてみるのもおすすめです。イラストが得意でない方も、万年筆の特徴によって柔らかく趣深いイラストが描けますよ。

メッセージの最後にちょこんと添えたり、年賀状や暑中見舞いなどに大胆に大きなイラストを描いたりと、楽しみ方も無限大。飲み物や果物、スイーツなど透明感のあるモチーフが、グラデーションの出やすい万年筆インクとよくお似合いです。

日常的にたくさん使って、万年筆の世界を楽しもう

万年筆は、プライベートからビジネスシーンまで幅広く活躍する優秀な筆記具です。始めは慣れないかもしれませんが、使っていくうちにペン先が手になじんでいき、あなただけの特別なパートナーとなるでしょう。

そうして使っていくうちに新たな万年筆の魅力を知り、ここにはない使い道アイデアも思い浮かぶかもしれません。さまざまな万年筆ブランドやインクにもどんどん触れて、あなたらしい万年筆ライフを楽しんでみてくださいね。

稲葉すず
稲葉すず

万年筆を長く大切に愛用するためには、定期的なお手入れが必要です。以下の記事で詳しい方法や手順を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事