万年筆で手紙をしたためてみませんか?文字が綺麗に書けるおすすめの6本
数ある筆記用具の中でも特別感のある万年筆。「いつか万年筆で手紙を書いてみたい」と憧れている方に、ぴったりな製品があるんですよ。この記事では、手紙を書く上で頼りになる万年筆の選び方や、おすすめのアイテムをご紹介します。文字を心地良く綴れる一本を見つけてみませんか?
手紙を書くときに使いやすい万年筆とは?
皆さんは手紙を書くとき、どんな筆記用具を使っていますか?手軽に使えるボールペンもいいけれど、格調高い万年筆に憧れるという方も多いのではないでしょうか。キラリと輝くペン先でサラサラと文字を綴れたら、大人の階段を上ったようで胸が高鳴りますよね。
綺麗な色のインクで丁寧に手書きされた手紙は、もらう側にとってもうれしいもの。大人にふさわしいきちんとした手紙を書く上で、万年筆はうってつけのアイテムといえるでしょう。
とはいえ、万年筆で手紙を書くのは難しそう...と思う方もいるはず。自分の手に馴染んで快適に書き続けられる万年筆を選べば、手書きのハードルがぐっと下がりますよ。まずは、手紙に適した万年筆の選び方のポイントを押さえましょう。
- 軸は太めのタイプが疲れにくい
- ペン先の太さは細字(F)や中字(M)がおすすめ
- 日本語がきれいに書ける万年筆に注目
手紙を書くのにぴったりな万年筆の選び方
手紙を書くときは、長時間使っても疲れにくい万年筆を選ぶことが大切。そこで注目したいのが、軸の太さです。太軸の万年筆は、あまり力を入れずに持てるのでおすすめですよ。製品によってサイズが異なるため、実際に手に取ってしっくりくる太さを見つけてみてください。
また、ペン先の太さも文字の印象を決める大事なポイントです。細字はボールペン感覚で使えて、手紙だけでなく手帳やノートにも書きやすいのが魅力的。大きめのしっかりした文字を書きたいときは中字がぴったりです。便箋に書く文章量や、罫線の幅に合わせて選んでもいいですね。
さらに、日本語との相性がいい万年筆にも注目してみましょう。日本製の万年筆は海外製のものと比べてペン先が細く、しなやかなのが特徴。漢字の"はね"や"はらい"がスムーズに書けると人気です。日本が誇る有名ブランドの万年筆が気になる方は、こちらの記事をご覧ください。
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もっと手紙を書きたくなる、おすすめの万年筆6本
それでは、手紙を書くパートナーとしてぴったりな万年筆を見てみましょう。持ちやすくて書きやすい万年筆は、手書きならではの楽しみを感じさせてくれますよ。
日本ブランドが生み出すしなやかな書き味の万年筆
最初にご紹介するのは、国産万年筆の先駆けとなった「セーラー」の製品。こちらは通常のモデルとは異なる、磨りガラスのような質感が特徴です。光や色を絶妙に通すボディの美しさに見とれてしまいますね。また、滑らず手に馴染むため持ちやすいのも◎。
そのままでも綺麗ですが、インクを入れた姿もまた素敵。少し曇りがかったボディが、インクの色をふんわりと優しく見せてくれますよ。インク本来の鮮やかな色とは違った見え方を楽しめます。インクを入れるとき「どんな風に見えるかな」とワクワクしそう。
こちらの万年筆の魅力は、見た目だけではありません。老舗ブランドの技術が詰まった"21金"のペン先は、セーラーならではの逸品です。金を多く含んでいるためしなやかで、漢字もひらがなも気持ち良く綴れますよ。この書き心地を知ったら手放せない!という人も多いのだとか。
21金万年筆 透明プロフィット
SAILOR
¥27,500(税込・参考価格)
正しい持ち方を教えてくれる万年筆
続いてご紹介するのは、ドイツが世界に誇る筆記具ブランド「ラミー」の万年筆です。ラミーはポップな色合いの万年筆が定番ですが、こちらは上品で大人っぽいカラーが魅力。アルミ製のボディの輝きも美しく、手元を華やかに見せてくれますよ。
また、ラミーの万年筆特有のくぼみが付いたグリップにも注目。人間工学に基づいた設計によって、正しい持ち方ができるようサポートしてくれます。くぼみに指先がフィットするため、無理のない姿勢を保って手紙を書けるのはうれしいですね。
かっこいい黒のペン先はステンレス製で、金と比べて硬めなのが特徴。万年筆を使い慣れていない方でも扱いやすく、スムーズに書き進めることができますよ。
ルクス 万年筆
ラミー
¥11,000(税込・参考価格)
木のナチュラルな質感が手に馴染む万年筆
こちらの万年筆は、アルミと木という異なる素材を合わせることで独特の美しさが生まれています。木材の中でも特に希少な「銘木」が使われていて、時間と共に艶が増していく経年変化を楽しめるのが魅力。明るい色のメープルと、落ち着いたウォールナットの2色から選べますよ。
木の自然な色合いや綺麗な木目、滑らかな手触りを味わいながら手紙を書くとリラックス効果抜群。アルミのキャップは、本体の後ろに付けても安定して書けるよう設計されています。見た目だけでなく、使い勝手の良さも納得の逸品ですよ。
万年筆「FOUNTAIN PEN HEXAGON」
+LUMBER
¥6,600(税込・参考価格)
重さがスムーズな筆記をサポートする万年筆
ドイツ生まれで長い歴史がある「Kaweco」の万年筆。中でも「Kaweco Sport」は、オリンピックの公式ペンとして使われたことでも有名です。さまざまなカラーが登場していますが、こちらはマットなグレーがかっこよく存在感を放っていますよ。
「スチールスポーツ」という名前の通り、本体もペン先も全てスチール製なのが特徴。時間が経っても見た目の美しさが変わらないので、一生ものの万年筆として使い続けられますね。
また、万年筆の重さも注目ポイントです。約41gとずっしりしているため、書きにくいのでは?と思うかもしれませんが大丈夫。重さがあるおかげで、力を入れなくてもインクが紙に載って楽に書けるんです。重量感のある万年筆は、筆圧が弱めの方でも使いやすいですよ。
スチールスポーツ X
KAWECO
¥15,400(税込・参考価格)
手書きの楽しみを後押ししてくれる万年筆
肩肘張らず、気軽に万年筆を楽しみたい方におすすめなのがこちら。「ミドリ」の「MD万年筆」は、MD用紙とお揃いのクリーム色が目に優しく、日常に寄り添ってくれるシンプルなデザインが魅力です。デスクのペン立てやペンケースの中に、いつも常備しておきたくなりますね。
軽くて細めの軸は鉛筆感覚で持つことができます。滑りにくいグリップのおかげで握りやすさも抜群。スチール製のペン先はカリカリとした書き心地を楽しめて、ボールペンに慣れている方でも使いやすいですよ。柔軟なペン先を活用して、スケッチやイラストに挑戦してみるのも◎。
MD万年筆最大の特徴は、鳥のくちばしのようにカーブしたペン先です。どの角度で書いても、スピードを出して書いてもインクがかすれにくいよう計算された形なんですよ。言葉が思い浮かぶままに万年筆を走らせると、手紙をスムーズに仕上げられます。
MD万年筆
ミドリ
¥2,750(税込・参考価格)
キャップからペン先まで機能性にこだわった万年筆
「プラチナ万年筆」の代表作と言える「#3776センチュリー」は、使う人のことを考えた工夫が詰まっています。ペン先のしなりが少ないため、筆圧が強めの方でも書きやすいのがうれしいポイント。字幅が豊富でそれぞれ書き心地が違うので、自分に合ったものを選びましょう。
この万年筆はキャップにもこだわっており、インクの乾燥を防ぐ「スリップシール機構」が採用されています。これにより、万年筆にインクを入れたまま長時間放置した場合でも、スムーズな書き出しが可能になりますよ。いつも新鮮なインクで手紙を書ける、使い勝手のいい一本です。
程良い透け感のある深い赤色は、まるでブルゴーニュワインのよう。クリップやペン先の金色と相まった、気品のあるデザインが素敵ですね。使うときは自然と背筋が伸びて、手紙を書くひとときが特別なものになるはずです。
#3776センチュリー ブルゴーニュ
プラチナ万年筆
¥16,500(税込・参考価格)
書き心地のいい万年筆で、充実した手紙時間を過ごそう
手紙に綺麗な文字を綴る上で助けになる、おすすめの万年筆をご紹介しました。人によってしっくりくるサイズや書き心地は違うので、ぜひいろいろな万年筆を手に取って書いてみてくださいね。これだ!と思う万年筆が見つかれば、手紙を書く時間が待ち遠しくなることでしょう。
いざ万年筆で手紙を書こうとしたとき、なかなか綺麗に書けない...と書き方に悩むことがあるかもしれません。こちらの記事で、万年筆の持ち方や書き方などをおさらいしましょう。正しい書き方を覚えると、手紙の文字がより綺麗になりますよ。