万年筆に合うノート8つ。紙質や厚み、サイズ感からおすすめをご提案
インクの発色や書き心地など、独特の魅力がある万年筆。ノートの紙質や厚みなどによって、その魅力は無限に広がります。今回は、様々なメーカー・ブランドのノートのなかから、紙質・厚み・サイズなどの観点から比較し、万年筆に合うおすすめのアイテムをご紹介します。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
万年筆の書き心地・色合いはノートで決まる
ペン先のカリカリ…という独特の音、インクのかすれから感じられる絶妙なニュアンス。他とは違った魅力を持つ万年筆は、書く時に使うノートの紙質によっても、書き心地は少し異なります。
同じインクを使っていても、ノートの紙色や厚みによって発色は違いますし、時には裏抜け・にじみ・かすれなどが出るのもご愛嬌。万年筆が持つ魅力や楽しみ方は、ノートの数だけ広がるといっても過言ではないでしょう。
万年筆の書き心地がより滑らかに、万年筆に合うおすすめのノートたち
流れるような書き心地「ライフ ノーブルノート」
「ノーブルノート」は、印刷用紙・ノートを中心に展開する老舗文房具メーカー「ライフ」が創業時より作り続けているロングセラー商品。老舗の「ものづくり」の理念を凝縮し、紙質・書きやすさにこだわっています。
ノートの紙には、メーカーがオリジナルに開発した「Lライティングペーパー」を採用。ほどよい厚みがあり、インクが裏抜けしにくいだけでなく、筆記中のペン先には安定感をもたらします。
ノートの紙といえば、白色を想像する人が多いのではないでしょうか?しかし、ノーブルノートは、インクの色がほどよく際立つやわらかなクリーム色を採用しています。やや濃いめの、あたたかさや優しさを感じられるクリーム色に、なんだか気持ちまでほっこり。上質な紙に書く愉しさを感じられる、そんなとっておきのノートです。
ノーブルノート
ライフ
¥831(税込・参考価格)
書き込む心地良さを味わえる「ミドリ MDノートA5」
デザインフィルが手掛ける「MDノートA5」は、書き心地はもちろん「筆記感」にもこだわったA5サイズの国産ノートです。ノートの紙には、メーカーがオリジナルで開発した「MD用紙」を採用しており、表面にかすかなざらつきがあるのが特徴。万年筆ならではの魅力ともいえるペン先の音や振動が実感でき、独特の筆記感をとことん味わえます。
書き心地の良さへの追求から、製本やデザインには細部までこだわって作られています。ノートは180度開き、書き心地を邪魔しません。また素材の魅力を引き出すために、表紙はあえてつくらないなど、粋な計らいが素敵ですね。気持ちの良い書き心地から、万年筆を走らす手も弾みます。
MDノート A5
MD PAPER PRODUCTS
¥880(税込・参考価格)
万年筆のインクが吸い付くように滑らか「ツバメノート 大学ノート」
ツバメノートの「大学ノート」は、昭和22年に創業して以来「日本が誇るクラシックノート」として愛され続けている、歴史あるノートシリーズです。一冊一冊、職人さんによって丁寧に手作りされていると思うと、より大切に使いたくなりますよね。
また「ツバメ中性紙フールス」は、筆記具の中でも特に万年筆との相性が良いと評判です。最高級品質の「フールス紙」を採用しており、インクが染みないうえ、軽やかな書き心地を愉しめます。質にこだわる、クラシカルな雰囲気が好きな人に、ぜひ使ってみていただきたいです。
大学ノート
ツバメノート
¥769(税込・参考価格)
シルクのような滑らかな紙質「アピカ プレミアムCDノート」
アピカの「プレミアムCDノート」は、筆記時の細かなストレスや悩みへの配慮にこだわって作られたノートシリーズです。表紙には、フランス製の高級品質紙、「キュアリスメタルキュリアスメタル」を採用。箔押し加工が施されており、上品な輝きと重厚感があります。
また、本文ページの紙には、プレミアムCD独自の「A.Silky 865 Premium」を使用。この独自の用紙は、ペン先が引っ掛からず、まるでシルクのような上質で滑らかな書き心地を実感できます。万年筆やボールペンをはじめ、様々な筆記具と相性が良いプレミアムなノートです。
プレミアムCDノート
アピカ
¥1,334(税込・参考価格)
思わず何かを書き込みたくなる「満寿屋 MONOKAKIノート」
「MONOKAKIノート」は、川端康成・三島由紀夫などの著名作家たちに愛されてきた、老舗の原稿用紙メーカー「満寿屋(ますや)」が手掛けるノートです。越前和紙を採用したあたたかみのある表紙には、切り絵をイメージしたデザインが施されています。
本文紙には、満寿屋オリジナルクリーム紙を採用しています。万年筆の筆記に適すように開発されており、滑らかな書き心地。独特なクリーム色は、光の照り返しによる目への負担を軽減してくれます。製本時に、糸で綴じる紙束1つあたりの枚数を少なくしたことで、ノートが開きやすくなっている点もポイント。
また、プロ仕様の品質・色調の用紙を採用しており、万年筆で書きこんでもインクが染みにくくなっています。サイズは3展開、それぞれ羅線タイプと罫線タイプに分かれており、全6種類から選べるので、日記・創作など、用途によって使い分けるのも素敵ですよね。あなたも時代を彩った文豪たちのように、万年筆の書き心地を堪能できるノートを愛用してみませんか?
MONOKAKIノート
満寿屋
¥1,883(税込・参考価格)
ビジネスシーンシーンにも映える「マルマン ニーモシネ」
「Mnemosyne(ニーモシネ)」は、「書くこと、考えることが仕事を創造的にする」をコンセプトとする、マルマンのビジネスツールブランドです。こちらはそんなマルマンが手掛ける、方眼罫ノート。ニーモシネの由来はギリシャ神話に出てくる記憶の女神、「ムネーモシュネー(Mnemosyne)」に由来するそうです。
そんなニーモシネのノートも、万年筆との相性に定評あり。質の良い国産の紙を使用して作られており、書き心地は滑らか、インクの発色も美しく反映してくれると評判です。また、独自の横型5mm方眼罫を採用しており、絵や文字を線に合わせて綺麗に書けるのも嬉しいですね。
ノート ニーモシネ N180A
マルマン
¥915(税込・参考価格)
2mmサイズが珍しい、「クレイド 方眼ノート」
クレイドの「2mm方眼ノート」は、文字だけでなくイラストも美しく描けるように配慮された薄型ノートです。方眼ノートといえば5mm方眼が主流ですが、2mm方眼を採用したことで、定規がなくてもきれいな直線が描けます。
ページには最高級用紙であるフールス紙を採用。インクの吸着性が良く、書き心地も滑らかなので、万年筆での筆記にもぴったりです。各ページの罫線は薄めに引かれており、書いた後の文章やイラストが見づらくなることもありません。
2mm方眼ノート
クレイド
¥385(税込・参考価格)
伝統が生み出した紙質に惚れ惚れ。「モレスキン クラシックノート」
モレスキンの「クラシックノート」は、使いやすさだけでなく、耐久性にもこだわられている点がポイント。表紙には頑丈なハードカバーを採用しており、オイルクロス加工が施されていおり、長く使うほど味が出てくるのが魅力的です。
ページには、サラサラとした手触りの用紙を採用しており、万年筆で軽やかな書き心地を楽しめます。また、無地と罫線付きのページがセットになっているのも、実用的で良いですね。世界中で愛されるモレスキンを使えば、万年筆を走らせる時間をより上質なものにできそうです。
クラシックノート
モレスキン
¥3,300(税込・参考価格)
万年筆に合うノートの魅力に浸ってみませんか?
サラサラと軽い書き心地から、安定感のあるどっしりとした書き心地まで…万年筆に最適なノートは、商品によって様々な特徴や魅力が詰まっています。ぜひ今回ご紹介した商品や特徴を比較しながら、万年筆とノートが織りなす魅力に浸ってみませんか?