秋に送る手紙の書き出しって?季節を感じる時候の挨拶を例文とともにご紹介!
少しずつ暑さも穏やかになり、秋の訪れにホッとする頃。そんな季節に、秋を感じさせる季語や時候の言葉を使って、手紙の書き出しを美しく飾ってみませんか?今回は秋に送る手紙に使いたい季語や時候の挨拶を、例文とともにご紹介します。
秋らしい手紙の書き出しで、メッセージを送ってみない?
手紙やちょっとしたメッセージを送るときの書き出しに、秋の気配を感じさせる季語や、時候の言葉を取り入れてみませんか?手紙を受け取る相手に美しい秋の景色や情景をイメージさせることで、印象的な手紙に仕上がりますよ。
基本的な手紙の書き方
秋の季語や時候の言葉の紹介に入るまえに、まずは基本的な手紙の書き方をみていきましょう。
基本的な手紙は、「前文」「主文」「末文」「後付け」の4つで構成されています。この構成に沿った手紙は、相手も読みやすく内容が伝わりやすいためぜひ参考にしてください。
基本的な手紙の構成
要素 | 説明 | |
前文 | 頭語・時候の挨拶 | 頭語は「拝啓」や「謹啓」など、親しい仲なら「こんにちは」や「~さん」といった語り掛ける言葉でも◎ 時候の挨拶は書き出しの言葉で季節を感じさせるような表現の挨拶のことで、相手の健康などを気遣う。 |
主文 | 起こし言葉・本文 | 「さて」など本文に変わることが分かる「起こし言葉」を入れてから、要件など本題を書いていくところ。 |
末文 | 結びの言葉・結語 | 季節を感じる季語や時候の言葉を使いつつ、相手の健康や思いやる言葉を書く。 始めに頭語を書いていれば結語「敬具」などで締める。 |
後付け | 日付・著名・宛名など | 手紙を書いた日付と自分の名前、相手の名前を書く。 |
手紙の書き出しに取り入れると◎。秋の季語とその意味
手紙の書き出しにさり気なく使うと◎。秋の季語とその意味
三秋(秋全体に使われる季語)
- 関連季語に「鱗雲(うろこぐも)」があり、秋を感じさせる雲のかたち。秋の澄み渡る高い空に、鰯の群れのように小さな雲が点々と広がる様子のこと。
鰯雲(いわしぐも)
- 子季語に山彩る(やまいろどる)などがあり、秋の訪れとともに紅葉する木々で、山の色が鮮やかになる様子のこと。
山粧ふ(やまよそう/やまよそおう)
- 子季語に赤卒(あかやんま/あかえんば)があり、赤とんぼのこと。初夏に成虫となり、11月までよく見られることから、秋の季語として使われます。
赤蜻蛉(あかとんぼ)
初秋(立秋から白露の前日まで)
- 子季語に初秋風(はつあきかぜ)があり、少し寂しいイメージの秋風ですが、「初」がつくことで夏の余韻も感じる初秋の季語です。
秋の初風(あきのはつかぜ)
- 関連季語に天の川(あまのがわ)、織女(しょくじょ)などがあります。夏のイメージの七夕ですが、旧暦の七月七日は新暦の八月後半なので、初秋の季語として使えるんです。
七夕(たなばた)
- 子季語に秋蝉(あきぜみ)や残る蝉(のこるせみ)があります。お盆が過ぎた夕方に、だんだん弱々しくなる蝉の声が切なく夏の終わりを感じさせる季語です。
秋の蝉(あきのせみ)
仲秋(白露から寒露の前日まで)
- 関連季語に月(つき)や名月(めいげつ)、待宵(まつよい)などがあります。旧暦の八月十六日(新暦の九月の初旬で毎年日付けは変わる)の夜やその夜の月のこと。
十六夜(いざよい/じゅうろくや)
- 菊の花が咲くころ、菊の香りが漂う穏やかな晴天の秋の日のこと。
菊日和(きくびより)
- 夏の大きなナスよりもひと回り小さく、小ぶりで色の濃いナスのこと。
秋茄子(あきなすび)
晩秋(寒露から立冬の前日まで)
- 子季語に秋の初霜(あきのはつしも)があります。冬に降りるイメージの霜ですが、場所によっては十月下旬にみられることもあるため、晩秋の季語に使われています。
秋の霜(あきのしも)
- 子季語に紅葉見(もみじみ)などがあり、野山に出かけて紅葉を観賞すること。
紅葉狩(もみじがり)
- 黄色く紅葉した銀杏の葉が舞い落ちる様子のこと。
銀杏散る(いちょうちる)
かしこまった手紙やビジネスにも◎。秋の時候の言葉
仲秋(ちゅうしゅう)の候(9月中旬~10月初旬頃)
- 朝霧のおりるころとなりました
白露の候(はくろのこう)
- 秋らしい月の美しい時期となりました
名月の候(めいげつのこう)
- 夏が終わり吹く風が涼しくなってきました
新涼の候(しんりょうのこう)
- 秋の気配を感じる、涼風が肌に心地よい時期となりました
早涼の候(そうりょうのこう)
秋雨(しゅうう)の候(9月下旬~10月中旬頃)
- 空が澄み渡る、清らかな秋の時期となりました
清秋の候(せいしゅうのこう)
- 日中も涼しさを感じる爽やかな秋の頃となりました
爽涼の候(そうりょうのこう)
- 紅葉が色鮮やかで、まるで錦のように美しい頃となりました
錦秋の候(きんしゅうのこう)
- 秋になり朝晩が肌寒く感じる頃となりました
秋冷の候(しゅうれいのこう)
秋の季節感ある手紙の書き出し・結びの例文
ここからは月ごとの手紙の書き出しと結びの例文を紹介します。
9月
【ビジネス】季節感ある手紙の書き出しと結びの例文
- 新涼の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
書き出しの例文
- 実り多い秋、皆様のご活躍をお祈り申し上げます。
結びの例文
【カジュアル】季節感ある手紙の書き出しと結びの例文
- 秋の初風に少しだけほっとする季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
書き出しの例文
- 秋の蝉に夏の終わりを感じますが、季節の変わり目ですのでどうぞご自愛ください。
結びの例文
10月
【ビジネス】季節感ある手紙の書き出しと結びの例文
- 爽涼の候、いよいよご多忙のことと存じます。
書き出しの例文
- 秋晴れが心地の良い時期となりました。貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
結びの例文
【カジュアル】季節感ある手紙の書き出しと結びの例文
- 十六夜の月を待ちつつ、この手紙をしたためております。過ごしやすい頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
書き出しの例文
- 秋茄子の美味しい時期となりました。実りの多い秋、存分に満喫しましょうね。
結びの例文
11月
【ビジネス】季節感ある手紙の書き出しと結びの例文
- 錦秋の候、皆様ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
書き出しの例文
- 紅葉も深まり美しい季節となりました。末筆ながら、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
結びの例文
【カジュアル】季節感ある手紙の書き出しと結びの例文
- 銀杏の葉が街路を黄色く染める美しい季節になりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
書き出しの例文
- 秋の初霜がおりる頃となりました。朝晩の冷え込みに、体調を崩すことなく充実した秋をお過ごし下さい。
結びの例文
秋に綴る手紙に季節感を添えるアイテム
秋を感じるきのこ柄のレターセット
レトロモダンなこちらのレターセットは、「mocolier(モコリエ)」の「きのこ図鑑風レターセット」。古い植物図鑑のようなきのこの絵柄、シックな色合いの封筒にも惹かれます。
落ち着いた深いブラウンの封筒が2枚と、秋らしさが感じられる優しいパープルの封筒が1枚。柔らかな風合いの紙で作られた封筒の内側にも、さりげなくきのこの絵柄がプリントされています。実り多い穏やかな秋に贈る手紙に、ぴったりのレターセットですね。

きのこの図鑑風レターセット
mocolier
¥836(税込・参考価格)
紅葉を楽しむ、落ち葉のマスキングシール
こちらは、紅葉した葉っぱをデザインしたマスキングシール。手紙に貼れば、本物の落ち葉を拾ってきたのかな?と相手が驚いてしまいそうなリアルな見た目ですよね。
葉っぱの色や形も様々あるので、1枚で使っても何枚か組み合わせても素敵な仕上がりになります。親しい友人宛てなど、カジュアルなシーンの手紙を秋らしくデコレーションするのに人気のアイテムです。

マスキングロールテープ
¥598(税込・参考価格)
水彩タッチの美しい紅葉を感じるポストカード
目にも鮮やかな秋色に染まった葉が、重なり合うようなデザインのこちらのポストカードは、「totoganashi(トトガナシ)」の「こうよう」。
秋の挨拶に「先日、燃えるような紅葉に出会いました」なんておしゃれな書き出しも、このポストカードならよく似合いそう。こちらのポストカードで素敵な秋の挨拶を書いてみませんか?

ポストカード こうよう
totoganashi
¥220(税込・参考価格)
秋を感じる時候の挨拶で、手紙の書き出しを飾ろう
今回は秋を感じる季語や時候の挨拶を使った、手紙の書き出しや文例をご紹介しました。手紙の書き出しに秋の風景や情景をイメージさせる言葉で飾ることで、きっと相手にとって好印象な一通に仕上がりますよ。
秋といえば“読書の秋”。読書のお供に、おしゃれで素敵なブックマーカーを取り入れてみませんか?気になる方は下記の記事もぜひチェックしてみてください。