ちょっとしたお礼こそ言葉で丁寧に伝えよう。メッセージの書き方・例文を相手別に解説
ビジネス、プライベートを問わず「ちょっとしたお礼」をしたい場面は多いもの。そんなときは口頭で感謝の言葉を伝えるだけでなく、手書きの手紙をプラスするとより丁寧な印象を与えられますよ。そこで今回は、ちょっとしたお礼を伝える際のマナーや、文例を相手別にご紹介します。
ちょっとしたお礼も、心を込めた言葉で伝えよう
仕事をフォローしてもらったり、旅行先のお土産をもらったり…ちょっとしたお礼は「ありがとう!」の一言だけでも伝えられますが、あなたらしい言葉で紡いだ手書きのメッセージを贈れば、受け取った相手はもっと温かい気持ちになるはず。
ここからは、ちょっとしたお礼の書き方やマナー、例文をご紹介します。シーンや相手によって気をつけるポイントが異なるので、お礼の言葉を贈る際の参考にしてみてください。
ちょっとしたお礼の書き方・気を付けたいマナー
【ビジネスシーン】ちょっとしたお礼の書き方・マナー
上司や先輩・同僚にちょっとしたお礼のメッセージを贈るときは、感謝の気持ちを素直に言葉で伝えることが大切です。仕事を手伝ってもらったときに感じたことや、相談に対する受け答えに抱いた感想などを具体的に書くと、さらに喜んでもらえるはずですよ。
ちょっとしたお礼は社内メールで手軽に済ませることもできますが、直筆の手紙で伝えると丁寧で誠実な印象を与えられます。その際は当日中か、できる限り早いタイミングがおすすめです。相手との関係性に考慮しながら、言葉遣いに注意することも忘れずに。
【家族や親族へ】ちょっとしたお礼の書き方・マナー
子どもを預かってもらったり、おかずをお裾分けしてもらったり…そんな日々お世話になっている家族や親族へのちょっとしたお礼こそ、言葉で伝えることが大切です。
そして、親しい間柄の相手であっても、お礼は早めに伝えましょう。ただ、なかなか手紙を手渡しできない遠方の親戚などにお礼をする際は、直筆の手紙と一緒に贈り物をするのがおすすめ。次に会ったときの会話が弾むきっかけにもなりますよ。
【友達へ】ちょっとしたお礼の書き方・マナー
ママ友の場合
家族ぐるみで仲良くしてもらったり、子どもだけが相手のお家にお邪魔したり…と、何かとお世話になる機会が多いママ友。口頭で感謝の気持ちを伝えるだけでなく、ちょっとしたお礼のメッセージを書いた手紙やメッセージカードを+αで渡すのがおすすめです。
ママ友にお礼をする場合もカジュアルな言葉遣いで問題ありませんが、先輩ママに対しては丁寧な印象の文面を心がけると良いでしょう。
「親しき中にも礼儀あり」という言葉があるように、友達へのちょっとしたお礼こそ丁寧に伝えたいところ。メールやSNSで簡単にお礼を送ることもできますが、ぜひ直筆の手紙を用意してみてください。言葉遣いは、普段の会話と同じようにカジュアルでOK。きちんと感謝を伝えることで親密度が高まり、より良い関係を築けるはずですよ。
【相手・シーン別】ちょっとしたお礼のメッセージ例文
ちょっとしたお礼をする際のポイントは掴めましたか?ここからは、具体的なメッセージの例文を相手・シーン別にご紹介します。
職場の方へちょっとしたお礼を伝える言葉
【上司】
- ○○さん この度は素敵なプレゼントをありがとうございました。○○さんにはいつもお気遣いいただき感謝しております。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。営業部△△
お土産・プレゼントをもらった
- ○○課長 先日はお忙しい中、私用の相談に乗っていただき誠にありがとうございました。課長に教えていただいたお店で顔合わせをしたところ、両家族に喜ばれ、和やかな時間を過ごすことができました。また何かとご相談させていただくことがあるかと思いますが、その際はよろしくお願いいたします。
プライベートな相談に乗ってもらった
【同僚・後輩】
- ○○ちゃん 急だったにも関わらず、この前は仕事を代わってくれてありがとう。本当に助かりました。○○ちゃんが何か困った時には、次は私が力になれたら嬉しいな。いつでも頼ってね!心ばかりだけど、△△のお菓子食べてね。
仕事を代わってもらった
- ○○さん、帰省先のお土産をありがとう。何かと忙しい帰省先でお土産を選んでくれたかと思うと、心が温まります。お土産はお茶と一緒にゆっくりといただきますね。また今度、帰省先の話も聞かせてください。
お土産・プレゼントをもらった
- ○○、この前は姪のプレゼントを一緒に選んでくれてありがとう。○○のアドバイスのおかげで、姪がとても喜んでくれました。今度は私が助けられたらうれしいな。何かあったら、いつでも相談してね。
プライベートな相談に乗ってもらった
友達へちょっとしたお礼を伝える言葉
- ◯◯ この間は素敵な誕生日プレゼントをありがとう!ちょうど欲しいと思っていた物だったから、思いがけずとても嬉しかったよ。また近々会えたら良いな。これからもよろしくね。
お土産やプレゼントをもらった
- ○○、この前は旅行の計画を立ててくれてありがとう。旅館やお店の予約をしてくれたおかげで、楽しい時間が過ごせました。来年も一緒に出かけられたら嬉しいな。そのときを楽しみにしています!
旅行やお店の予約をしてもらった
- ○○、この前は神戸まで遊びに来てくれてありがとう。久しぶりに○○と会えて、学生時代に戻ったような感覚だったよ。楽しいひと時を過ごせて本当にうれしかった。今度は私が遊びに行くね!
遠方から遊びに来てもらった
ママ友へちょっとしたお礼を伝える言葉
- ○○ちゃん、この前は帰省先のお土産ありがとう!どれも美味しそうで目移りしてしまいました。子どもと一緒にいただきます。また帰省中の話も聞かせてね。
お土産やプレゼントをもらった
- ○○さん、この前は小学校の夏祭りのお手伝いを引き受けてくれてありがとう。急遽お願いしたのに、○○さんは手際が良くてすごく助かりました!○○さんも、何かあれば遠慮なく言ってね。私も力になれるように頑張るよ。
幼稚園や学校の用事を手伝ってもらった
- ○○さん、この前は□□を預かってくれてありがとう。おかげで小学校の音楽会をしっかりと観ることができました。□□もたくさん遊べて満足した様子で、本当に助かったよ。今度用事があるときは△△くんを預かるので、気軽に声をかけてね。
子どもを預かってもらった
親族へちょっとしたお礼を伝える言葉
- お母さん、昨日は○○を預かってくれてありがとう。○○はお母さんの作ったお好み焼きが美味しかったと嬉しそうに話していたよ。久しぶりに夫婦でお出かけができ、リフレッシュできました。美味しいお菓子をお土産に買ったので、ぜひ食べてね。
子どもを預かってもらった
- お母さん、お父さん、○○の誕生日に素敵な絵本を送ってくれてありがとう。◯◯を思って選んでくれた絵本たちは、私にとっても、○○にとっても大切な宝物です。また今度、○○と遊びに行くね。
子どもへのプレゼントをもらった
- お母さん、昨日は○○の幼稚園選びについて相談に乗ってくれてありがとう。お母さんと話をしているうちに、大切にしたいことがわかりました。○○らしく過ごせる△△幼稚園にしようと思います。また相談に乗ってね。
相談に乗ってもらった
パートナーへのお礼に使える言葉・メッセージ
- ○○、結婚記念日をしっかりと覚えていてくれてありがとう。私の好きな色でまとめてくれた花束もうれしかったよ。こんな風に結婚記念日を過ごせて幸せです。ありがとう。
記念日のお礼
- ○○さん、いつも休日の夕飯を作ってくれてありがとう。「好きなものを作っているだけ」と言いながら、さりげなく子ども達のリクエストに応えてくれているよね。本当に感謝しています。ありがとう。
日頃の感謝
- この前は、母の誕生日を素敵なお店でお祝いしてくれてありがとう。久しぶりに父と母と楽しく食事ができました。父があんなに笑う姿、久しぶりに見られたよ。○○さんのおかげです、ありがとう。
家族間のイベントのお礼
ちょっとしたお礼を伝える際におすすめのレターアイテム
ここからは、ちょっとしたお礼のメッセージを書くのにぴったりなレターアイテムをご紹介します。
心温まるイラストが描かれた一筆箋
こちらは、イラストレーター・西淑さんのイラストがデザインされた一筆箋です。柔らかなタッチと優しい色合いに思わず心がほっこりと和みますね。美味しそうなパンが主役の「BREAD」や動物たちが草原をかける「grass land」など、全6種類の中から相手やシーンに合わせて絵柄を選べます。
どれも大人が使いやすい落ち着いた印象なので、年上の方や上司へお礼をする際にもおすすめ。上質な美濃和紙ならではの書き心地、触り心地も魅力的です。
一筆箋(西淑)
cozyca products
¥385(税込・参考価格)
のんびり歩くシロクマに癒されるメッセージカード
ステーショナリーブランド「GreenFlash」の「Animal Series」からご紹介するのは、シロクマのミニカードセット。のんびりと歩くシロクマと、かき氷がちょこんと描かれています。幼くなりがちな動物モチーフのデザインですが、こちらはモノトーンを基調としているため大人っぽくて◎。
小さなメッセージカードなので、ちょっとしたお礼の言葉を伝えたいときや、贈り物にメッセージを添えるときにぴったり。きちんと感を演出できる封筒がセットになっているところも嬉しいポイントです。
Animal Series ミニカードセット<シロクマ>
GreenFlash
¥308(税込・参考価格)
ちょっとしたお礼も、言葉で丁寧に伝えよう
つい簡単に済ませてしまいがちなちょっとしたお礼は、感謝の気持ちを言葉にして、さらに手書きすることでグッと好印象になります。今回ご紹介した例文を参考にしながら、自分らしくちょっとしたお礼のメッセージを贈ってみてくださいね。
こちらの記事では、より気軽にお礼を伝えられる「一言メッセージ」を紹介しています。併せてチェックしてみてくださいね。