文具とアートが出会ったら？文具からウィリアム・モリスの世界を覗いてみて

一度は目にしたことがある方も多い、ウィリアム・モリスのデザイン。最近では、モリスのデザインを使った文具も人気を博しています。この記事では、なぜモリスのデザインが人々を惹きつけるのか…モリスの人物像と併せて、そのデザインを活かしたおすすめの文具を紹介します。

ウィリアム・モリスって知ってる？

ウィリアム・モリスってどんな人？

ウィリアム・モリスは、19世紀イギリスにおいて芸術家、詩人として活躍した人物です。産業革命を経て、生活必需品が大量に生産消費される中、モリスは手仕事によるものづくりを大切にしました。

そして「美しいものを暮らしに取り入れる」という理念のもと、仲間と共にモリス商会を設立。芸術と暮らしを結びつけるモリスたちの活動は、やがてアーツ・アンド・クラフト運動と呼ばれるようになります。

丁寧に心を込めて作られたものを末永く使う。日常生活で愛用したいものはさまざまですが、文具もまたそのひとつではないでしょうか。モリスの精神は、時を越えて今も息づいていると感じます。

ウィリアム・モリスの世界

見たことある？ウィリアム・モリスのデザインたち

モリスの作品の中でも、多くの方にとって馴染みがあるのはテキスタイルデザインかもしれません。モリスは、イギリスの豊かな自然風景や動植物をモチーフにして数多くのテキスタイルを生み出しました。特に有名な「いちご泥棒」では、インディゴのベース生地に小鳥の黄色といちごの赤色が鮮やかに配置されています。

一度見たら忘れられないテキスタイルたちは、まるで自分を遠い異国の地へ案内してくれるかのよう。また最近では、モリスのデザインを使用した文具も人気となっています。文具という身近な存在から、芸術に親しんでみてはいかがでしょうか？

ウィリアム・モリスのデザインを味わえる文具

贅沢なポストカードセット

こちらは、ウィリアム・モリスのデザインを心ゆくまで満喫できるポストカードセットです。1枚ずつ異なるテキスタイルデザインは、なんと100パターン。よく見かけるデザインもあれば、初めて目にするものもあるはずです。箱からポストカードを取り出して眺めるうちに、いつの間にか“モリス美術館”を訪れている気分に浸れますよ。

ポストカードの裏側はメッセージがしっかりと書き込める仕様なので、プレゼントに添えるメッセージカードとしてもぴったり。多彩なデザインから、送る相手のイメージに合う1枚を選んでみてください。また、お気に入りのポストカードを部屋に飾り、気分に応じて入れ替えるのも楽しそうです。

繊細なブックカバー

続いてご紹介するのは、牛革にモリスのテキスタイルデザインを型押しした「HIRAMEKI.（ヒラメキ）」のブックカバー。天然レザーを丁寧に染め上げて草花の模様を型押しすることで、自然な陰影と繊細な美しさが生まれています。また、表面の手触りや染めの色合いがひとつずつ異なるところも、個性として大切にしたくなりますね。

ブックカバーのカラーバリエーションは、全部で7色。自分用としてはもちろん、読書が趣味の方や、モリス好きの方への贈り物としても喜ばれそう。長く使い続けられるアイテムは、まさにモリスの理想を体現しているのではないでしょうか。

秘密にしたい5年日記

こちらの5年日記は、「いちご泥棒」のデザインを表紙にした1冊。金色の“Five Year Diary”の文字が、秘密の日記として机の中にしまっておきたい雰囲気を高めてくれます。いちごをついばみにやってきた小鳥たちの姿に癒されながら、ゆったりと日記を書くひと時を過ごしませんか。

日記の中身も、モリスのデザインに溢れています。月ごとにデザインが変わるので、来月、来年が待ち遠しくなりそう。また、1日分のスペースがほどよい大きさとなっていて、続けやすいところも嬉しい心配りです。5年間の日記に、何気ない日常から大切な思い出まで綴ってみてくださいね。

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アレンジしたくなるレターブック

こちらは、モリスのデザインを自分らしくアレンジできる「100枚レターブック」です。便箋や一筆箋として、大切な人へ手紙をしたためるのもよし。とっておきの1枚をインテリアにしてもよし。また、ちょっとした小物やお菓子を包むラッピングペーパーにもおすすめです。

さらに、1枚ずつ切り貼りすれば、モリスのデザインを活かしたオリジナルカードやタグを手作りできますよ。レターブックの使い道は、思いもよらないアイデアでもっと広がるはず。自分でものを生み出す喜びを体感してみましょう。

装いに魅了されるノート

こちらは、カナダのステーショナリーブランド「Paperblanks（ペーパーブランクス）」のノートです。装丁には、モリスの「ウィンドラッシュ」というテキスタイルがあしらわれています。草花が繊細に絡み合い、荘厳さを漂わせるデザインには、思わず見惚れてしまうほど。

また、使いやすい横罫線でページ数もたっぷりとあるので、日記を書いたり、コラージュやスクラップに使ったりと、あなた次第でどんなノートにも育てられますよ。

手元にアートを咲かせるマスキングテープ

最後にご紹介するのは、「mt」のマスキングテープ。ウィリアム・モリスの「フルーツ」というデザインを使用しています。50mmと幅が太いので、ラッピングの封止めからデコレーションに至るまで、幅広いシーンで活躍してくれますよ。

この他にも、「mt」にはモリスのデザインによるマスキングテープが揃っています。文具好きに限らず、普段からマスキングテープをよく使う方も多いはず。気になるデザインを選んで、モリスについて知るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

ウィリアム・モリスの想いをてのひらに

ウィリアム・モリスが手仕事によるものづくりを大切にしようと活動したのは、19世紀のイギリスでした。そこから長い時間が経った今でも、モリスの作品やデザインは愛され続けています。文具もまた世界中で愛用されており、モリスの想いに応える存在だといえるかもしれません。文具からモリスのデザインに触れ、芸術のある暮らしを送ってみませんか？

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