心ゆくまで鑑賞を楽しみたい方へ。美術館に持って行くのにおすすめな文具
「休日は美術館巡りに行くのが趣味」という方も多いのではないでしょうか?今回は、美術館での鑑賞をより楽しむための文具をご紹介します。美術館に持っていくのにおすすめなアイテムを揃えたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
美術館で役に立つ文具って?
さまざまな芸術作品を所蔵し、展示する美術館。期間限定の展覧会は、滅多に見られない国宝や海外の有名作品に触れられる絶好の機会です。また、常設展示では美術館の個性やコレクションの魅力を感じながら、自由に鑑賞を楽しめますよね。
これから訪れたい美術館があるなら、文具を持って行きませんか?美術館や展覧会に持っていくことで、より鑑賞する時間が楽しめますよ。
例えば、美術館のチケットや展覧会のフライヤーをそのままカバンに入れると、折れ曲がったり失くしたりしてしまいがち。こんなときは、紙ものを収納できるファイルやケースが役に立ちます。
また、メモ帳などを持って行けば美術館鑑賞中に感想などを書き留めておけますよ。ただし、いくつかの注意に気をつける必要があります。
美術館では、基本的に鉛筆以外の筆記具を使ってはいけません。ボールペンや万年筆だと、インクが作品についてしまう可能性があるからです。シャープペンシルであっても、芯の先端で作品を傷つける場合があるので持ち込みはNG。
作品を守るために、消しゴムで消せる鉛筆だけが使用可能とされているんです。鑑賞をじっくりと楽しむために、マナーは守るようにしましょう。
美術鑑賞のお供にぴったりな文具
美術館で文具が活躍するシーンは意外にもたくさんあります。早速、美術鑑賞に連れていきたくなるアイテムをみていきましょう。
心に浮かんだ思いは「野帳」に書き留めて
最初にご紹介するのは「コクヨ」の「測量野帳」。1959年の発売から、60年以上も愛され続けている小さなノートです。もともとは、測量士の仕事を支えるために作られました。
シャツや作業着のポケットに収まるコンパクトなサイズ感で、持ち運ぶのにぴったり。薄くて軽いノートなので、片手でも扱いやすくなっています。また、硬い表紙のおかげで、立ったまますらすらと書き込むことができますよ。
ページは3mmの方眼罫。薄いグレーの方眼で、後から見返すときにも邪魔になりません。美術館を観てまわるうちに感じた気持ちをメモしたり、浮かんだイメージをスケッチしてみたりと、自分らしい使い方を考えてみて。
美術館のミュージアムショップでオリジナルデザインの野帳が販売されていることもあるので、記念に購入してもよいですね。
野帳 スケッチ 3mm方眼
KOKUYO(コクヨ)
¥275(税込・参考価格)
「鉛筆キャップ」があれば安心!
続いてご紹介するのは「jour7(ジョルセ)」の「鉛筆キャップ」。栃木レザーでやさしく鉛筆を守ってくれる鉛筆カバーです。
美術館の中では扱いに気をつけたい鉛筆ですが、キャップがあれば安心して使うことができますよね。ペンケースの中を汚す心配も省けます。
鉛筆の先端にくるりとカバーを巻いた後は、ボタンを留めるだけ。シンプルなデザインで使いやすく、直径8mmくらいまでの鉛筆やペンに装着できます。
キャップの素材は、2種類の本革から選べます。なめらかな質感の栃木レザーは、経年変化を楽しめるところが醍醐味。また、やわらかくコシのあるシュリンクレザーも使うほど手に馴染む風合いになります。
12色ものカラーバリエーションがあるので、好きな素材と色の組み合わせを見つけてくださいね。
鉛筆キャップ ペンカバー
jour7(ジョルセ)
¥1,000(税込・参考価格)
小花の寄木のヒノキえんぴつ
美術館で筆記具を使いたいなら「cohana(コハナ)」の「ヒノキえんぴつ」はいかがでしょうか?
福島県いわき市で育ったヒノキの間伐材を活用し、ものづくりを行っている「磐城高箸」。そこで作られた鉛筆に、箱根細工技能士である「寄木工房 銀」が寄木細工で小花の模様をあしらっています。
鉛筆の芯は硬すぎない2Bなので、文字はもちろん図やイラストを描くのにもぴったり。また、本革の鉛筆キャップがついているところも、美術館に持ち込むのに便利なポイントです。
鉛筆を削るたびに、ふわっとヒノキの香りが広がります。さらに、消臭や調湿の効果があるとされるヒノキ素材を活かせるように、削りかすを入れられる小袋もついていますよ。
どこか懐かしく、やさしい香りにリラックスしながら美術作品と向き合えば、新しいアイデアや感想が自然と湧き上がってきそうです。
小花の寄木のヒノキえんぴつ
cohana(コハナ)
¥1,650(税込・参考価格)
紙ものは「コンパック」にまとめてしまって
「キングジム」の「コンパック」は、書類を綺麗に二つ折りにして持ち運べるクリアファイルです。
ファイルの開閉時にポケットがスライドする二つ折り機構を採用し、収納した書類に折り目がつきにくいように工夫。A4二つ折りタイプなら、A4サイズの書類を半分にしてまとめられるのでカバンに入れてもかさばりません。
通常のクリアファイルと同じように、ファイルのポケットをめくって中身を確認することができますよ。
美術館でもらった紙ものを全部コンパックにしまっておけば、チケットやパンフレットがほしいときもカバンの中からスマートに取り出せます。作品リストや展覧会のフライヤーなどをできるだけ折り曲げずに持ち帰りたい方には、特におすすめしたいアイテムです。
クリアーファイル コンパック A4 二つ折り 10ポケット
キングジム
¥621(税込・参考価格)
「キャリータイトケース」に文具を入れて美術館へ!
最後に紹介するのは「penco(ペンコ)」の「キャリータイトケース」。二つ折りと三つ折り、どちらにも形を変えられる2WAY仕様の収納ケースです。テントにも使われる丈夫なターポリン生地で作られていて、汚れや水に強い特徴を持っていますよ。
中身が見えにくい半透明で、サイズはSとMの2種類。Mサイズは、三つ折りにすることで中身をしっかり包めるペンケースになります。鉛筆や消しゴムを入れて、美術鑑賞用のペンケースにしてもよいですね。
二つ折りにすれば、縦長のポーチ型に変身します。スマホや小銭入れ、小さなノートなど、ちょっとした手荷物を収納できますよ。
さらに、ケースの両サイドにあるDカンにストラップを付ければ、サコッシュとしても使えるんです。鉛筆やノートなど必要なものだけ入れて持ち運べるので、身軽に美術館巡りを楽しめますよ。
キャリータイトケース クリア M
penco(ペンコ)
¥1,769(税込・参考価格)
文具を携えて充実したひとときを過ごそう
美術館はそのまま観てまわるだけでも面白いですが、文具を持って行くことでさらに楽しみ方が広がります。絵の感想をその場でノートにメモしたり、次に行きたい展覧会のフライヤーを集めてファイルにしまったりと、お気に入りの文具たちと一緒に美術鑑賞に出かけてみませんか?
美術館で目にする芸術作品を、いつも身近で眺められたら素敵ですよね。こちらの記事では、名画をモチーフにした文具をご紹介しています。