【アクリル絵の具】おすすめの筆5つ。形や大きさ、毛質などの選び方もチェックしよう

鮮やかな色と多彩な表現方法を楽しめる「アクリル絵の具」は、初心者にもぴったりな画材です。しかし、アクリル絵の具で絵を描くときには「どんな筆を使えばいいかわからない」という人も多いでしょう。この記事では、アクリル絵の具におすすめの筆を選び方とともにご紹介します。

アクリル絵の具に合う筆の特徴とは？

そもそもアクリル絵の具とは、顔料と樹脂や界面活性剤を混ぜ合わせて作られる絵の具のこと。ほかの画材に比べて乾燥時間が早く、耐久性も高い反面、絵の具が乾くと水に溶けないという特徴があります。

それゆえに、アクリル絵の具を使った後の筆は傷みやすいため、耐久性が高いナイロンやポリエステル素材などの合成繊維が使われている筆がおすすめです。

アクリル絵の具に合う筆の選び方

筆の「毛質」は表現したい絵のタッチに合わせて選ぶ

筆の「毛質」は使い心地や絵の質感を左右するポイントであるため、表現したい絵のタッチに合わせて選ぶのがおすすめ。毛質は筆に使われている素材によって少しずつ異なるため、以下の表も参考にしながら自分のイメージする描き方に合うものを選んでみてください。

【素材別】絵の具筆の毛質の特徴（一例）

素材	毛質の特徴
ナイロン	コシがあり、なめらかな描き心地が特徴。耐久性も高いため、お手入れも簡単。
セーブル（イタチ など）	弾力があり絵の具の含みがよいため、たっぷりの絵の具を使ったマットな表現にぴったり。
豚毛	強いコシと弾力、カールした穂先が特徴。カスレなどの固いタッチの描き方におすすめ。

塗り方に合った「形状」を選ぶ

筆の「形状」は、色塗りのしやすさに大きく影響する重要なポイント。自分の塗り方や塗りたい場所の大きさなどに合わせて選ぶことで、よりきれいに色塗りができるようになりますよ。

例えば定番の平筆（フラットブラシ）の場合、広い面積を一気に塗れるのはもちろんですが、穂先を使って細かい線を描くことも得意です。また、丸筆（ラウンド）ブラシであれば、筆圧を変えることで線の太さを自由自在に変えられます。

筆の形状によって得意な表現方法が異なるため、自分が考える絵のイメージに合わせて使い分けてみましょう。

「筆のサイズ」が塗る場所に合っているかもチェック

同じ素材、形状であっても「筆のサイズ」が違えば、使用感は大きく異なります。基本的には広い面積や大きなキャンバスを塗りたい場合には大きめの筆、小さいキャンバスや細かいディテールを描き込みたいときには小さめの筆を選ぶとよいでしょう。

アクリル絵の具におすすめの筆を5つご紹介！

7種類のブラシで多彩な表現を楽しめる

こちらのペイントブラシセットは、細かい表現に使いやすいシャープなデザインの筆7種類が揃っています。弾力があり毛が抜けにくいナイロン素材を採用しているため、力強いタッチで描いても筆先がへたりにくい点はうれしいポイント。アクリル絵の具初心者にも扱いやすいでしょう。

2号や4号などの細長い筆から、10号の平筆まで多彩なデザインの筆先が揃っているため、細部の描き込みから作品全体のぼかしまで自由自在。アクリル絵の具にはもちろん、水彩絵の具などのさまざまな画材に活用できますよ。

適度な広さで心地よく絵が描ける

「アーティストペイントブラシ」は、手へのなじみやすさと環境へのやさしさを両立した筆セットです。柄の部分は握りやすいバーチウッドハンドル、筆先はナイロン素材を採用。安定感のある描き心地と吸水量により、みずみずしいタッチでアクリル絵の具を使ったアートを楽しめます。

適度な厚みの平筆なので画用紙はもちろん、水彩画や粘土作品の色塗りなどにも便利。筆には三層の防水塗装と強い粘着剤を採用したことで、水に長時間浸していてもへたりにくくなっています。

たくさん絵を描いてもへたりにくい耐久性

ARTIFYから展開されているこちらの絵筆セットは、耐久性の高さにこだわったアイテム。筆の根元にある金属部分（＝フェルール）が緩まないように、強力な接着剤で補強。たくさん作品作りをしても筆の毛抜けやへたりが起こりにくくなっています。

筆はキャンバスロールに収納されているため、屋外での作品作りにもぴったり。細筆や平筆などのさまざまな形状の筆がセットになっているので、あらゆる用途に対応してくれます。

アクリル画や水彩画など、筆を使ったアートに慣れていない方にもおすすめのアイテムです。

特殊形状の穂先でのびのび絵が描ける

たくさんの人気画材を手掛けるサクラクレパスが、初心者向けにデザインした絵筆がこちらの「画筆ネオセブロン」。穂先のまとまりがよい特殊形状のナイロン毛を採用したことで、絵の具の含みがよく、のびのびとした描き心地を楽しめます。

毛は乾燥がスピーディなので、アクリル絵の具を使った後のお手入れも簡単です。軸部分は手にフィットする三角グリップを採用。しっかり握りやすく、安定した状態で絵が描けますよ。

大きめの作品も豪快に描ける

LYINGの「油絵ブラシ」は、広い面を豪快に塗れる平筆セットです。大きめの筆で柔軟性の高い上質な豚毛を採用したことで、たっぷりのアクリル絵の具を使った濃厚なタッチの絵を描けるようになっています。

柄部分は握りやすい木製ハンドルなので、大きめのキャンバスでも安定して塗りやすいのが特徴。油絵用筆ではありますが、アクリル絵の具やアクリルガッシュ、ペンキなどの画材を使ったアートにもぴったりですよ。

自分が使いやすい筆で、アクリル絵の具イラストを描いてみませんか？

アクリル絵の具はアート初心者にもおすすめな画材なので、自分が使いやすい筆を使えばお絵描きがさらに楽しくなること間違いなし。この記事でご紹介した筆の選び方やおすすめのアイテムを参考に、自分にぴったりな一本を探してみてくださいね。

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