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秋を感じる美しい季語をご紹介。季節の味わいを届ける素敵な手紙をしたためよう

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心地良い気候が続く秋には、紅葉や花々など美しい自然の風景を楽しむ方も多いはず。秋の美しさを見つけたら季語を用いて手紙を書いて、大切な方と分かち合ってみてはいかがでしょうか。この記事では、秋を感じる美しい季語と、秋に使いたい文具を紹介します。

季語を使って美しい秋の様子を表現しよう

夏の盛りも過ぎ、吹く風に涼しさを感じられるようになってくると、いよいよ秋の季節がやってきます。秋といえば、美しい紅葉や過ごしやすい気候をイメージする方も多いのではないでしょうか。なかでも紅く染まる山々と澄み渡る空のコントラストは、清々しく秋らしい光景ですよね。

また、紅葉を見に出かけるのはもちろん、少し肌寒い秋は自宅でゆっくり趣味を楽しむのも素敵です。そんな秋のひとときには、大切な方に手紙をしたためてみませんか?手紙のなかに、美しい秋の様子を表現する季語を色とりどりに織り交ぜましょう。

秋を感じる美しい季語9つ

紫原もこ
紫原もこ

暑さのピークを越えて過ごしやすくなり、草木も色鮮やかに染まりゆく秋。そんな美しい季節にふさわしい言葉を、気候、風景、植物の視点から9つ取り上げました。

秋の気候を表現する美しい季語

秋麗(あきうらら)

「秋麗(あきうらら)」は、秋晴れの心地良い気候を意味する季語です。うららか、という言葉の響きが、よく晴れた美しい空の様子を連想させます。手紙を書くときの時候の挨拶に使えば、読む人の心をぱっと明るくしてくれますよ。

秋入梅(あきついり)

「秋入梅(あきついり)」とは、秋の時期に降り続く雨のこと。「梅雨」の単語から一文字拝借した季語には、しっとりと落ち着いた情感が滲んでいます。

このほかにも「秋雨(あきさめ)」や「すすき梅雨」など、秋の長雨を表す言葉はさまざま。美しい秋の季語に触れながら、雨音にじっくり耳を澄ましてみてはいかがでしょうか。

冬隣(ふゆどなり)

紅葉が散り、朝や夕方にはひんやりとした空気が漂い始める晩秋の頃。そんな時期を表す季語が、「冬隣(ふゆどなり)」です。冬の訪れに備えて、身の回りを暖かく整えたくなりますね。

また、秋という単語を使わなくても冬へと移り変わる季節をイメージできるところが、季語ならではの奥深さです。

秋の風景を表現する美しい季語

山粧う(やまよそおう)

「山粧う(やまよそおう)」という季語は、紅葉によって鮮やかに色づく秋の山を意味します。赤や黄色、橙色に染まった木の1本1本が、まるで美しい着物を仕立てる絹糸のよう。

このように、日本には山の様子から季節を連想させる言葉が多くあり、私たちの感性を豊かにしてくれます。

錦秋(きんしゅう)

「錦秋(きんしゅう)」とは、紅葉が文字通り錦(にしき)のように美しい様子を表しています。紅葉の広がる山や川を見ていると、たしかに豪華な織物のイメージが浮かんできますね。

また、「錦秋の候」という時候の挨拶で使う場合、10月から11月上旬がちょうど良いといわれています。

秋高し(あきたかし)

「秋高し(あきたかし)」は、秋空の特徴を捉えた美しい季語。秋の時期になると、大気が澄んで空もより高く、そして広く感じられることを表しています。

ちなみに、澄んだ空に浮かぶ無数の小さな雲は「鰯雲(いわしぐも)」とも呼ばれ、こちらも秋にまつわる季語のひとつ。実り豊かな秋には、表現の幅をぐっと広げる季語が溢れていますよ。

秋の植物にまつわる美しい季語

秋桜(コスモス)

「秋桜(コスモス)」は、俳句や時候の挨拶で使われる季語です。6月から11月にかけて咲くコスモスは、花びらが桜に似ていることから「秋桜」と書くようになったそう。秋には紅葉だけでなく、ピンクや白色の美しい秋桜を見に出かけるのもいいですね。

銀杏黄葉(いちょうもみじ)

秋に色づく植物といえば、銀杏(いちょう)です。「銀杏黄葉(いちょうもみじ)」は、輝く黄色に染まった銀杏の様子を表現しています。10月から11月頃には、街中や公園に植えられた銀杏から美しい秋の便りを受け取りましょう。

紅葉かつ散る

最後に紹介する季語は、「紅葉かつ散る」です。紅葉した葉っぱがそのまま散っていく様子を表していて、晩秋のもの悲しさを感じさせますね。散り落ちた紅葉の絨毯を踏みしめながら、秋の思い出をそっと振り返ってみて。

秋の美しい季語にふさわしい文具

紫原もこ
紫原もこ

秋に大切な方へ手紙を送るなら、美しい季語を添えてみましょう。ここでは、秋の季語を綴るのにぴったりな文具をご紹介します。

煌めく秋にうっとりする便箋

まずご紹介するのは、「MIDORI(ミドリ)」が展開する紙シリーズの便箋。こちらは、秋らしい「いちょうと銀杏柄」を和紙に美しくちりばめています。

たとえ離れた場所に住んでいる方でも、この便箋で手紙を書けば深まる秋の気配を共有できるのではないでしょうか。また、秋にちなんだ俳句や文章を綴ってみるのも、情感たっぷりの楽しみ方ですよ。

黄色と緑色、黄金色を組み合わせたいちょうの葉は、繊細ながら生き生きと輝いていて、思わず見惚れてしまいます。また、こちらは銀杏の実まで描かれているところに秋を愛でる心が感じられます。

便箋 シルク いちょうと銀杏柄
便箋 シルク いちょうと銀杏柄

MIDORI(ミドリ)

¥510(税込・参考価格)

Photo by item.rakuten.co.jp

秋のかけらを届ける絵葉書

こちらは、散りゆく紅葉を描いた秋の絵葉書。赤や黄に染まったものから、まだ少し青味の残るものまで、葉っぱの豊かな表情に心惹かれます。秋が終わってしまう前に、しばらく会えていない友人や知り合いに、近況を尋ねる便りを送りたくなりますね。

水彩画のようなやわらかい雰囲気の絵は、リビングや寝室に飾って、季節のインテリアにするのもおすすめ。また、メッセージカードや挨拶状としてプレゼントに添えると、相手に美しい秋の風情を届けられますよ。

和紙の絵葉書 もみじ
和紙の絵葉書 もみじ

めでたや

¥165(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

美しい秋の季語から“ちいさい秋”をみつけて

染まっては散る紅葉に、色鮮やかな銀杏と秋桜、高く澄んだ青空…秋の美しさは、私たちにとって身近な風景からも感じられるものです。秋の夜長を過ごす際には、そんな季節の移ろいに思いを馳せながら、手紙をしたためてみてください。

秋の季語からあなただけの“ちいさい秋”を見つけて、ぜひ大切な方に教えてあげてくださいね。

紫原もこ
紫原もこ

紅葉や銀杏といった季語は、11月のカジュアルな挨拶文にも使えるんです。こちらの記事では、11月に手紙を送る際に参考にしたいポイントを解説しています。

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