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定番から個性派タイプまで。様々なシーンに寄り添うおすすめの万年筆インクたち

定番から個性派タイプまで。様々なシーンに寄り添うおすすめの万年筆インクたち
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大人の嗜みとして憧れる、高級感のある万年筆。さらさらと書ける独特な書き心地は万年筆ならではで、一度世界に足を踏み入れたらその魅力に「抜け出せない」と感じる人も多いんです。大切な人への手紙や招待状など、様々なシーンに寄り添う、おすすめの万年筆インクたちをご紹介します。 

万年筆インクならではの濃淡が魅力的。シーンに合わせて選ぼう

最近では女性を中心に、万年筆の人気がより高まってきているように感じます。インクの色の濃淡や線の強弱、紙になじむ感覚や、筆圧がいらない書き心地は、万年筆ならではの魅力です。普通のペンとは違う、万年筆インクならではの美しさにハマる人が増え、巷では「インク沼」という言葉も使われています。ちなみにインク沼とは、万年筆インクの魅力にハマることを意味します。

手紙に使用すれば雰囲気溢れるメッセージに、ビジネスシーンで活用すればスマートに活躍してくれる。そんな万年筆に欠かせない、様々なシーンに合う、色とりどりの万年筆インクのおすすめをご紹介します。

透明感にうっとり。おすすめの万年筆インクのご紹介

日本初の万年筆メーカーの定番インク「SAILOR(セーラー)」

2021年に創業110年を迎えた「セーラー万年筆」は、広島は呉市うまれの万年筆メーカー。100年を越える伝統ある職人技術と本物志向、また圧倒的な種類の多さが魅力です。高級なものからカジュアルなものまで豊富な品揃えなので、初めての万年筆やプレゼント選びにもおすすめなのです。

そんなセーラー万年筆と共に試してほしいのがこちらのインク。ブルー、ブラック、ブルーブラックの3色展開で、これら定番色は公的書類などにも使えるので、ビジネスシーンでの手紙の宛名書きにもぴったり。ボトルデザインもシンプルなので、オフィスで使っても違和感なく活躍してくれそうです。

また、セーラーの万年筆インクは、扱いやすい水性染料。さらさらとした滑らかな書き心地に、リピートする方も多いんです。あなたも定番インクとして、伝統あるセーラーの万年筆インクを使ってみませんか?

ボトルインク 万年筆用
ボトルインク 万年筆用

SAILOR(セーラー)

¥677(税込・参考価格)

Photo by item.rakuten.co.jp

近代文学をテーマにしたインクシリーズ。「Pent(ペント)」で言葉の色を愉しもう

日本の近代文学をテーマにしたインクシリーズ「コトバノイロ」は、文学作品を「色」に表現したインクで、文具ライターの武田健さんがプロデュースしています。おすすめは、定番カラーのブラック「黒蜥蜴(くろとかげ)」。

江戸川乱歩の代表作ともいえる黒蜥蜴は、何度も映像化や舞台化をされてきた名作。美人怪盗である黒蜥蜴と、探偵・明智小五郎の対決を描く物語で、黒蜥蜴が明智に仕掛けるトリックはもちろん、人間模様も面白く、ふとした時に読み返したくなる小説です。

黒蜥蜴の圧倒的な美貌と、怪盗という犯罪者でありながらもどこか人間味がある心の持ち主であるそのバランスが魅力的なのですが、そちらを絶妙に表しているのがこのインク。インクの出方や光の加減によってはほんのり紫にも見える黒で、黒蜥蜴の艶めかしい妖艶なイメージにぴったりです。

そんな絶妙な色のバランスに、万年筆だからこそ表すことができるロマンを感じますね。一つ使ったら他の色も集めて文学作品と共に試して世界に没頭したくなる、そんな個性的なシリーズ。知らなかった作品も読んでみたくなります。

コトバノイロ 黒蜥蜴(くろとかげ)
コトバノイロ 黒蜥蜴(くろとかげ)

Pent(ペント)

¥2,750(税込・参考価格)

Photo by item.rakuten.co.jp

色と香りに癒される。まるで本物みたいな「はちみついんく」

大の文具好きが、たった一人で立ち上げたという文具メーカー「尚貴堂」から、なんとも個性的な「はちみつインク」をご紹介します。発売当初、一時は品切れになるほど話題となった万年筆インク。食卓に置いてもまったく違和感がないほど、見た目もはちみつそっくりな可愛らしさがあります。

匂いもはちみつそのもので、使う度に甘い匂いが漂います。カラーバリエーションは7種類で、それぞれ匂いも全て異なるそう。思わず全色試してみたくなりますよね。透明感があって美しいインクの色は眺めてるだけで癒されます。透明の万年筆に入れて使うと、より一層映えますよ。

おすすめのカラーは「#03ボダイジュ」。ハーブのような爽やかな香りが特徴です。優しい色合いの黄色で、なんだかちょっと美味しそうな色味をしています。そしてやはり、はちみつの香りにときめきを感じる方が多い様子。贈り物のお菓子に添えるメッセージなどに使用したら、とても粋ですよね。

はちみついんく 全3色
はちみついんく 全3色

尚貴堂

¥2,200(税込・参考価格)

Photo by item.rakuten.co.jp

カラーバリエーション豊富!「Herbin(エルバン)」の鮮やかなピンク。

350年の歴史を持つ「Herbin(エルバン)」は、パリ生まれのインクの老舗メーカーで、世界中に多くのファンがいます。そんなエルバンのおすすめインクは、ミニボトルが可愛らしい「トラディショナルインク」です。カラーバリエーションは35色と豊富で、それぞれのインクカラーにまつわるストーリーが魅力的。

全ての色が自然からヒントを得て作られていて、定番カラーから鮮やかな発色のもの、優しく淡い色合いのものまで個性が様々です。ピンク色ひとつをとってもカラーバリエーションが豊富ですが、今回おすすめするのは「テンダーローズ」。テンダーは愛情という意味で、お互いに想い合う甘い恋心をイメージした色だそう。

文字にすると、他のピンク系に比べ優しいパープルピンクの色味。まるで、淡い恋心の始まりのようです。例えば結婚式の招待状やメッセージなどに使用すれば、シチュエーションにぴったりで、送る側ももらう側も、きっと心に残る色になるのではないでしょうか。

トラディショナルインク 10ml
トラディショナルインク 10ml

Herbin(エルバン)

¥715(税込・参考価格)

Photo by item.rakuten.co.jp

記憶の奥に残る風景がモチーフ。「TOUCH&FLOW(タッチアンドフロー)」の爽やかで落ち着きのあるブルー

文字に箔押しを施したパッケージがクラシックでおしゃれな、「TOUCH&FLOW(タッチアンドフロー)」の万年筆インク。ショートケーキのような形状のボトルが個性的で、ギフトにも喜ばれます。カラーは全5色。今回はブルーをご紹介します。

こちらのインクは風景の色、景色という意味の「LANDSCAPE」という商品名で、そのモチーフに心惹かれます。インクの濃淡によって爽やかな青色と絶妙な藍色が表現され、言葉に深みを持たせています。

もし筆者がこのインクを使うなら、暑中見舞いや残暑見舞いなどで友人への手紙に使いたいと感じました。受け取った人に、夏の青い空と筆者の住まいの近くの海岸を思い浮かべてもらいたい。思わずそんなことを想像してしまうような、アイデアをくれるインクです。

万年筆インク〔ランドスケープ〕
万年筆インク〔ランドスケープ〕

TOUCH&FLOW(タッチアンドフロー)

¥2,750(税込・参考価格)

Photo by www.touch-and-flow.jp

手軽さがおすすめ。カートリッジタイプの万年筆インク

最後に、カートリッジタイプのインクもご紹介します。万年筆のインクをボトルインクから補充するのは、手間がかかるからこそ愛着が湧いてくるもの。とはいえ、出先でも簡単に交換できるカートリッジインクの手軽さは、やはり魅力的ですよね。デザイナーである、筆者の叔父も愛用していました。

ご紹介するのは、ドイツの人気万年筆ブランド「LAMY」のインクカートリッジ。リーズナブルな万年筆を多く展開しているので、万年筆の最初の1本に選ぶ方も多いのではないでしょうか?次の記事では、初めて万年筆を手にする方に向けて、その愉しみ方と、ちょっぴり奥深い世界をご紹介しています。ぜひ読んでみてくださいね。

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普段のメモや仕事の時など、気軽な日常使いにおすすめです。パッケージのイラストも海外らしいデザインが可愛らしく、ちょっとしたギフトとして万年筆と一緒に贈るのも喜ばれそう。インクカートリッジなら、気軽に色々な色を試せるところも嬉しいですね。

インクカートリッジ 5本入
インクカートリッジ 5本入

LAMY

¥500(税込・参考価格)

Photo by item.rakuten.co.jp

美しい万年筆インクの世界を愉しんで

色味が鮮やかな万年筆インクたちは、どれもすぐに試してみたくなるような魅力的なものばかりでしたね。どんなときに?何を書くときに?誰に宛てるときに?...そんなシチュエーションまで想像を膨らませて、その心にぴったり寄り添う色を見つけてくださいね。

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