高級感のある木製の万年筆3本。メーカーのこだわりが詰まったモデルをチェックしよう
手に馴染むやさしい質感に、心休まる温かな風合い。木製の万年筆には、使う人を夢中にさせる不思議な魅力があります。この記事では、そんな木製万年筆のなかから高級感あるラインナップをご紹介。お気に入りの万年筆を手にとって、書く時間をもっと楽しんでみませんか?
特別な1本に出会える。木製の万年筆の魅力
万年筆といえば、独特な書き心地や数あるインクのバリエーションが魅力ですが、気分を上げてくれる高級感あるデザインに惹かれる方も多いはず。なかでも木製の万年筆は、それぞれの木目を活かした唯一無二のデザインが人気の秘訣です。
ひとくちに「木製」といえど、ビジネス向けのスタイリッシュなものからプレゼントにぴったりな華やかなものまで、さまざまなタイプが用意されています。
そこで本記事では、選び方のポイントやメーカーのこだわりが詰まったおすすめの木製万年筆をご紹介します。この先、一生のパートナーになるかもしれないお気に入りを見つけてみてくださいね。
万年筆を選ぶ際のチェックポイント
まずは、万年筆を選ぶ際に欠かせない3つのポイントをご紹介します。書き心地や使いやすさを左右する大切なポイントなので、しっかりチェックしましょう。
①ペン先の素材
- ステンレス
- 金
ペン先の素材
ステンレス素材はペン先が硬く、ボールペンのようなカリカリした書き心地が特徴です。万年筆デビューを考えている初心者さんにもおすすめ。金製に比べてお値段がリーズナブルな点も魅力ですよ。
一方、ステンレスより柔らかい金素材は、紙面を流れるような滑らかな書き心地が特徴。14K、18K、21Kという表記は素材の柔らかさを表しており、数字が大きくなるほどより柔らかく書くほどにペン先が削れやすくなります。
万年筆ならではの書き味を楽しみたい方や自分好みのペン先に育てていきたい方は、金製を選ぶとよいでしょう。
②ペン先の太さ
- 極細(EF)
- 細字(F)
- 中字(M)
- 太字(B)
ペン先の太さ
同じ太さでもメーカーにより若干の違いがありますが、一般的な太さは上記4種類に分けられます。なかでも、普段使いにおすすめなのが細字と中字。ボールペンのような馴染みのある書き心地で、日記や手紙、仕事や勉強でのノート整理など幅広いシーンに対応できるでしょう。
手帳などの小さなスペースには極細、サインや宛名書きには太字など、目的に合わせてペン先の太さを変えてみるのも◎。より多くのペン先を揃えているメーカーもあるので、万年筆のバリエーションを増やす際はぜひチェックしてみてくださいね。
③インクの補充方法
- カートリッジ式
- 吸入式
- コンバーター式
インクの補充方法
専用のインクカートリッジを装着して使用する「カートリッジ式」。手軽にインク交換ができることやインクを持ち運びやすいことから、初心者さんにもおすすめのタイプです。
「吸入式」はボトルに入ったインクをペン先から直接吸い上げ、万年筆本体にインクを補充します。一度に多くのインクを補充できるのも特徴的。万年筆の「手間」を楽しめる、昔ながらの補充方法です。
「コンバーター式」は吸入式と同じく、インクを直接ペン先から吸い上げます。コンバーターはインクカートリッジと交換して使うこともできるため、「両用式」と呼ばれることも。なおコンバーター(吸入器)は別売りと付属の2パターンがあるため、購入の際は確認しましょう。
補充方法が分かったら、次はインク選びです。以下の記事では、選び方のポイントやおすすめの種類をご紹介。木製万年筆と併せて、ぜひお気に入りのインクを見つけてみてくださいね。
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デザインや書き心地に注目!メーカーこだわりの木製の万年筆
使う木材やデザインによって、豊かな表情を見せる木製の万年筆。ここでは、各メーカーのこだわりが詰まった高級感あるラインナップをご紹介します。
手馴染みのいい丸いフォルムが特徴的。天然木の万年筆
最初にご紹介するのは、ころんと丸みを帯びたフォルムが特徴的なこちらの木製万年筆。キャップを閉めるとシルバーと木軸のバイカラーがスタイリッシュで、ビジネスシーンにも違和感なく馴染みそうです。
ペン先の太さは0.38と0.5の2種類。一般的なボールペンに見られる太さと同じなため、筆記後の仕上がりや書き心地をイメージしやすいですよね。手に取りやすい価格帯も初心者さんにはうれしいポイントです。
6色あるカラー展開はプレゼントにもおすすめ。韓国インテリアが好きな友人にはナチュラルトーンがおしゃれなWoodを、いつも落ち着いていて頼れる先輩にはシックなBrownを…など、相手のイメージに合う木製万年筆を選んでみてはいかがでしょうか?
イリジウムペン
¥4,480(税込・参考価格)
木目の美しさをありのままに閉じ込めて。「WANCHER」の世界樹万年筆
続いてご紹介するのは、世界中の銘木から最適な素材を選んで作られる「WANCHER」の世界樹シリーズ。それぞれの製品には「世界中が垣根なくつながり、平和でありたい」という願いが込められています。
キャップを外すとやや短めで、女性の手にも馴染みやすいサイズ感がポイント。また、キャップに装着できる専用アクセサリー「シルバークリップ」を付けると使いやすさがアップしますよ。ノートやポケットに挟んで、常に持ち運びたい方はぜひチェックしてみて。
インクの補充方法は、シーンによって使い分けられるコンバーター式を採用しています。桐製ケースが付属しているため、長く大切に使っていきたい方にもおすすですよ。木製ならではのデザイン美を余すことなく楽しめる、高級感ある逸品です。
世界樹万年筆
WANCHER(ワンチャー)
¥12,100(税込・参考価格)
ナチュラルな風合いと確かな書き心地が◎。クルミ材の万年筆
こちらは、素材や各パーツに製品へのこだわりを感じられる「LACHIEVA LUX」の万年筆。木製の中でも、やさしい風合いとすべすべとした肌触りが特徴のクルミ材を使用しています。
ペン先はドイツのブランド「SCHMIDT」のものを使用。スチール製でありながら金製のような滑らかな書き心地が特徴で、一度体験すると魅了されてしまう人が多いのだとか。
だれでもすぐに書き始められるよう、あらかじめ2本のカートリッジが付属されています。また、コンバーターにも対応しているため、自分の好きなインクを入れられるのも醍醐味の一つ。「木製万年筆に合うインクはどれだろう?」と考える時間も楽しめそうですね
木製万年筆 天然木クルミ
LACHIEVA LUX
¥16,351(税込・参考価格)
木製の万年筆とともに上質な筆記時間を味わってみない?
独特な木目模様や温かみのある風合いは、木製ならではの魅力です。デザインだけでなく書き心地にもこだわった、いちおしの木製万年筆はいかがでしたか?自分へのご褒美に特別な1本を用意して、じっくり「書く」を楽しめる上質な筆記時間を味わってみてくださいね。
お気に入りの万年筆だからこそ、この先長く付き合っていきたいもの。以下の記事では、ベストな状態を保つために必要なお手入れ方法を、初心者向けに分かりやすく紹介しています。ぜひあわせてご覧になってみてくださいね。