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ドイツの万年筆ブランドおすすめ5つ。人気のアイテムで書く時間を楽しもう

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「高級文具」として愛されているドイツの万年筆。各メーカーのこだわりによって、一つひとつで異なる使用感を楽しめるでしょう。本記事では、そんなドイツが誇るおすすめの万年筆ブランドをご紹介します。人気ブランドの万年筆もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

実用性を追求し続ける。ドイツの万年筆の特徴とは?

1900年代にはアメリカ、日本とともに「世界三大万年筆生産国」の一つに数えられ、現代まで上質な一本を世界各国へ届け続けているドイツの万年筆ブランド。その特徴は、実用性や機能性を重視した使いやすいデザインにあります。

一般的に万年筆は「芸術性」を重視したものが多く、服装に合うように軸部分やペン先などの素材、装飾にこだわったアイテムが多いです。そんななかドイツの万年筆は、一般的な万年筆が持つ華美さや芸術性といった点をあえて控えめにしているブランドが多くあります。

ドイツは人間工学に基づいた、手になじむデザインを採用することで、万年筆を「年代やシーンを問わず親しみやすい身近な文具」へと昇華させているといっても過言ではないでしょう。

ドイツで生まれた万年筆ブランドの魅力を解説

機能性から万年筆の可能性を追求し続ける「カヴェコ」

「カヴェコ」は、ドイツのハイデルベルクにて誕生した万年筆ブランド。安全繰り出し式のセーフティ万年筆をはじめ、画期的なアイデアによって生み出される機能性や携帯性の高い万年筆を数多く展開しています。

代表的なアイテムである「カヴェコ スポーツ」は、クラシカルなデザインと携帯性の高さが人気で、1972年のミュンヘン・オリンピックの公式ペンとしても認定されました。

シンプルで扱いやすいアイテムが魅力の「ペリカン」

日本国内でも高い人気を誇る「ペリカン」ですが、実はドイツで誕生した170年以上の歴史を持つ高級ブランドです。インクメーカーとしての技術を詰め込んで誕生した精巧でなめらかなインクフローと書き心地は、多くの万年筆ファンを虜にしています。

飽きの来ないシンプルなデザインも特徴で、代表的なアイテムである「スーベレーン」は、シャープなストライプ柄が男女問わず高い人気があります。

カジュアルデザインが人気の「ラミー」

「ラミー」はドイツのハイデルベルクを拠点とする万年筆ブランド。多彩なアーティストやブランドとのコラボレーションを通して、一般的な万年筆のイメージにとらわれない機能的かつカジュアルなデザインを追求し続けているのが特徴です。

なかでも定番シリーズの「サファリ」は、軽量かつ耐久性の高いアルミニウムボディを取り入れ、豊富なカラー展開が魅力。シーンや年代を問わない「親しみやすさ」が実現されたブランドです。

ドイツ発最高級ブランドの定番「モンブラン」

ホワイト・スターと呼ばれる六角形マークのロゴが印象的な「モンブラン」は、世界中に愛好家がいるとされるドイツの最高級ブランド。ドイツ発万年筆ブランドのなかでも、デザインの芸術性や秀逸さを考えたアイテムが多い傾向にあります。

特に代表的なシリーズである「マイスターシュテュック」は多くの万年筆ファンの憧れです。調印や契約などの重要シーンにも使われ、万年筆の最高峰として現代でも愛されています。

ドイツにおけるカートリッジ式万年筆のパイオニア「ディプロマット」

「ディプロマット」は、ドイツのヘンネフにて誕生した高級筆記具メーカー。ドイツにて初めてカートリッジ式万年筆を導入したことでも知られています。

代表的なシリーズは、ほどよい重量感による安定した筆記感が魅力の「エクセレンスA2」。キャップの開閉しやすさにもこだわったことで、取り出すときや収納するときなどの、万年筆を使う全ての瞬間をスタイリッシュに演出しています。

書き心地へのこだわりを続ける「シュナイダー」

ドイツが誇る老舗の筆記具ブランドが「シュナイダー」。強度の高いイリジウム製のペン先や人間工学に基づいてデザインされたグリップ部分など、万年筆初心者にもなめらかな書き心地を体感できるように細部まで配慮されています。

代表的なシリーズは「ID万年筆」。ボールペンのように気軽に扱えるグリップやペン先はもちろん、インクの残量が一目で分かる構造がユニークで、2010年にはドイツ発の国際的なデザイン賞である「レッドドットデザイン賞」を受賞しています。

ドイツ発のブランドが手掛けるおすすめの万年筆5つをご紹介!

手帳と一緒におしゃれに持ち歩ける

「カヴェコ」の「スカイラインスポーツ」は、小さなボディに機能性を備えたおすすめのアイテム。収納時は約10cmというコンパクトサイズになるため、手帳やメモ帳と一緒に気軽に持ち歩けます。ペン先はスチール製で、カリカリとした独特の筆記感が楽しめますよ。

ファッション性の高いデザインも魅力的。カジュアル感のあるボディカラーでありながら、ペン先やインプリント、キャップのロゴをシルバーで統一したことで、上品な雰囲気を引き立てています。

スカイラインスポーツ万年筆
スカイラインスポーツ万年筆

Kaweco(カヴェコ)

¥4,400(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

上品な輝きで手元を華やかに彩る

「ラミー」が華やかさやエレガントな雰囲気を考えてデザインした万年筆が「ルクス」。「明るさ」を表す単位である「Lx(ルクス)」の名前どおり、上品な光沢感のメタルカラーボディが手元を明るく演出してくれますよ。

フォルムは人間工学に基づいて設計。つなぎ目がなく、手に自然となじむボディにより万年筆初心者でも正しい持ち方でサラサラとした書き心地を楽しめますよ。

ルクス 万年筆
ルクス 万年筆

LAMY(ラミー)

¥12,100(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

過去の人気モデルが美しくなって復刻

「ペリカン」から登場した「M120」は、1995年に発売された万年筆である「120」シリーズの復刻版。旧式から天冠やクリップのデザインを変更したことで、さらに高級感をアップしています。

特にペン先の装飾は注目ポイント!1889年にペリカン製品の価格表に採用されていた装飾をそのまま落とし込んでおり、旧式へのリスペクトが感じられますね。ゴールドプレートをプラスしたスチール素材のペン先は、軽快な書き心地を堪能できます。

M20 万年筆
M20 万年筆

ペリカン

¥25,300(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

飛行船をイメージしたオリジナリティのある万年筆

「アエロ」は、飛行船をイメージした流線型ボディが特徴の万年筆です。表面にあしらわれた「フルーティング」と呼ばれる凹凸により、ボディの高級感を引き立てるだけでなく、握ったときの安定感も高めています。ペン先に施されたゴールドのロゴマークも華やかな雰囲気がありますよ。

「アエロ」シリーズのなかでも一際目を引くデザインである「フレイム」が有するあたたかみのあるオレンジ色は、金属のボディをバーナーで焼くことで表現。一つひとつで絶妙にデザインや配色が異なるため、あなただけの一本と出会えるでしょう。

アエロ
アエロ

ディプロマット

¥68,200(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

レトロなボディが文具好きにはたまらない

「カヴェコ」の「パケオ」は、20世紀初めに販売された万年筆シリーズの復刻版です。マット加工された樹脂製のボディに加え、くぼみにより指がグリップへなじみ、無理なく自然な持ち方で筆記しやすいように設計されています。

やさしい雰囲気のボディカラーは男女問わず使いやすく、いつものビジネスシーンや手帳時間を華やかに演出するでしょう。

万年筆 パケオ
万年筆 パケオ

Kaweco(カヴェコ)

¥2,750(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

ドイツが誇る素敵な万年筆の世界に浸ってみませんか?

ドイツの万年筆ブランドは、機能性や使いやすさを考えたデザインをはじめ、国産万年筆とは違った魅力が詰まっているといっても過言ではありません。本記事でご紹介したおすすめのブランドや万年筆を通して、ぜひドイツの万年筆職人の技術に触れてみてくださいね。

西野由樹
西野由樹

万年筆のペン先には、たくさんの種類が存在するのをご存じですか?以下の記事では、そんな万年筆のペン先の種類について解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。

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