実はこんなに便利だった!計算がスピーディになる電卓の使い方
事務作業や家計簿をつけるときなど、さまざまなシーンで計算をサポートする「電卓」。実は、数字キーを押して計算できる以外にも多彩な便利機能を秘めているんです!今回は、計算がさらに早くなる電卓の使い方をご紹介します。電卓をもっと便利に使いたいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
種類は1つじゃない!日常で活躍する電卓たち
ひとことで電卓といっても、種類はひとつだけではありません。実は日常のさまざまなシーンでの使用を想定して、多彩な種類の電卓が登場しているんです。まずは、日常で活躍する電卓の種類について解説していきましょう!
普通電卓
数ある電卓の種類のなかでも、特にポピュラーなものが普通電卓。四則計算や百分率など、基本的な計算機能のみを搭載しているものが多いです。
家計簿などの簡単な計算処理をはじめ、日常使いにはぴったりなタイプ。デザインのバリエーションも豊富なので、おしゃれな電卓を使いたい方にもおすすめです。
実務電卓
実務電卓は別名「経理電卓」とも呼ばれており、原価や売価、粗利率など経理には必要不可欠な計算をサポートする機能が搭載されています。
経理向けに作られていることから、桁数も12桁が主流で普通電卓よりも多め。簿記や会社の経理など、ビジネスシーンにおすすめできるタイプです。
関数電卓
関数電卓とは日本国内では数が少ない電卓です。名前の通り、関数計算に特化しているタイプ。関数の式を表示できるように、ディスプレイは複数行分用意されているのが特徴です。
三角関数や逆三角関数、指数計算などの専用機能が用意されており、主に複雑な計算が必須となる薬学系や建築系で活躍していますよ。
専用電卓
専用電卓とは、「お金」「栄養」「看護」など特定の分野に特化したものです。例えば、お金の分野に特化した専用電卓には住宅ローンや株価の計算機能が搭載。栄養や看護の専用電卓なら、消費カロリーや点滴の滴下数などの計算機能があります。
あなたは使ってる?電卓の便利機能と使い方を解説
普通電卓にも、数字キー以外の多彩なキーが配置されていますよね。なかにはアルファベットや記号のみのキーもあり「何に使うんだろう?」と疑問に思ったこともあるかもしれません。
ここからは、普段はあまり使われない電卓の便利機能とキーについて解説していきます。
うっかり間違ったときに便利な「Cキー」
電卓の左側に配置されていることが多い「C」キー。「クリアキー」と呼ばれており、最後に入力した数字1つを消したいときに便利なキーです。計算中に打ち間違えたときに押せば、スムーズに修正できるようになりますよ。電卓のモデルによっては「CE」というキーに集約されている場合もあります。
新しく打ち直したいときには「AC・CAキー」
「AC・CAキー」は「オールクリア(クリアオール)キー」と呼ばれており、入力した全ての数字や計算を削除する機能のことです。計算過程まで全て消すため、あらためて計算し直したいときには便利ですね。電卓のモデルによっては、計算の内容を残すタイプもあります。
正負を入れ替える「+/-キー」
「+/-」キーは「サインチェンジキー」と呼ばれており、電卓に表示されている数字の正負(+と-)を入れ替えるキーのことです。
例えば「3」が表示されているときにこのキーを押せば「-3」に変化します。このキーを使うことで「4,000-50×700」という計算を電卓でする際にも間違いが防げますよ。
電卓が一部の計算の答えを覚えてくれる「Mキー」
電卓の上の方に配置されている「M」キーは「メモリーキー」という名前で、入力した数字を一時的に電卓が覚えてくれる機能です。例えば「5×6+7×8」という計算を電卓に入力する場合、通常の入力では「5×6の答えに7を足してから8を掛ける」という計算方法になってしまいますよね。
そこで「M」キーを活用すれば「5×6」と「7×8」のそれぞれの答えを電卓が記憶してくれるため、混乱することなく計算できるようになります。
小数点を使った計算に便利「ラウンドセレクター・小数点固定バー」
電卓の上部に配置されている小さなツマミは「ラウンドセレクター」と「小数点固定バー」と呼ばれています。「ラウンドセレクター」とは、小数点以下の数字の表示方法を設定するバーのこと。「CUT」に合わせれば指定した桁未満の数字を切り捨て、「UP」に設定すると指定桁未満の数字を切り上げます。
他にも「5/4」に設定すれば四捨五入になり「F」では表示可能な小数点以下の桁数を確認できますよ。
「小数点セレクター」とは、小数点以下の数字の桁数を設定できるバー。一般的には0~4桁まで設定可能であり、ラウンドセレクターと併せて活用することで、小数点を含む計算もスマートにできるようになります。
ミスなく電卓を早く打つためのコツ3つ
電卓を早く打ち込むことができれば、作業効率も上がりますよね。ここからは、電卓を早く打ち込むためのちょっとしたコツをご紹介します。
①打つときは腕を机から浮かせない
電卓を打つときは、腕が机から浮かないように心がけましょう。腕が机から離れていると手首の動きが不安定になり、打ち間違いを誘発しやすいんです。腕を机にしっかりつけ、手首と指のみを動かすようにしてキーを打つことで、間違いを防ぎ早く打てるようになりますよ。
②ホームポジションを意識する
より素早く電卓を操作したい人は「ホームポジション」を意識してみてください。パソコンのキーボードを打つときの基本でもあるホームポジションですが、実は電卓にも存在しています。
右手で打つ場合だと、電卓中央の「5」のキーに中指を置き「4」のキーに人差し指「6」のキーに薬指を置くのがホームポジションです。1回の操作のたびに指をホームポジションに戻すことで、指の位置が迷子になりにくくなりますよ。
③数字のカンマで分けて打ち込む
電卓の扱いに慣れていない人は、一気に全ての数字を打つのではなく、カンマごとに数字を分けて打ち込んでいくのがおすすめ。例えば「143,280円」を電卓に打ち込む場合「143」と「280」の2回に分けて数字を打ち込んでいくと、打ち間違いを防げますよ。
使いやすくておしゃれな電卓をご紹介!
機能はもちろん、せっかく使うならおしゃれな電卓を使用したい!という方は多いはず。使いやすさもデザインも手放したくない方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
押しやすさと華やかさを両立させたデザインは秀逸
こちらのカリキュレーターは、キーや本体にゴールドカラーがあしらわれているのが特徴的。シンプルなデザインなのに、さりげないゴールドが華やかさを演出しています。
キー同士の間隔が適度にあいているため、計算中の押し間違いが起こりにくいです。
また、本体上部にほどこされた曲線もチャームポイント。この曲線によって電卓本体が少し斜めになるように置けるため、キー操作がしやすくなっています。シンプルで使いやすく、シャープなデザインでデスクの雰囲気をおしゃれに演出してくれますよ。
カリキュレーター
¥3,322(税込・参考価格)
足跡デザインの電卓はどこへでも持って行きたくなる
続いてご紹介するのは「MILAN」のカリキュレーター。スペイン発のステーショナリーブランドであるMILANは消しゴムが有名ですが、こんなにかわいらしい電卓があったとは驚きです。
ディスプレイ部分にあしらわれているのは、小さくてかわいい足跡プリント。テレワークやお出かけに連れて行きたくなるデザインですよね。
12桁まで表示できるワイドディスプレイを採用しており、四捨五入の切り換え機能やメモリ機能も搭載しています。キー部分はパソコンにも使われているテンキー仕様。
また、ソーラーと電池の2WAY仕様なので、外出先で電池が切れてもソーラー電池で使い続けられます。ただおしゃれなだけじゃない豊富な機能で、仕事でも大活躍してくれるでしょう。
カリキュレーター No.1504127
ミラン
¥3,630(税込・参考価格)
レトロな色味とスマートなデザインが魅力的
最後にご紹介するのは「ダルトン」の「BONOX」。携帯性と多彩な機能を両立した小型モデルです。手のひらにすっぽり入るほどのコンパクトボディでありながら、オートリプレイやチェック、メモリー機能など、ビジネスで活躍する機能を搭載していますよ。
レトロ感のあるおしゃれなデザインも魅力的。パソコンのキーを思わせる心地よい押し心地は、ついつい押したくなってしまいます。普段電卓をあまり使用しない方からヘビーユーザーまで、幅広い層が使いやすいアイテムですよ。
BONOX カルキュレーター
ダルトン
¥2,200(税込・参考価格)
電卓の使い方をマスターして、いつもの計算をスマートにしてみませんか?
今は100均や雑貨屋など、さまざまなお店で手軽に購入できる電卓。しかし、モデルによって多彩な便利機能が隠されています。ぜひ今回ご紹介した電卓の便利機能や使い方をマスターして、さらにスマートな計算に挑戦してみてくださいね!
電卓だけでなく、ビジネスシーンでは、メモの取り方も仕事をスムーズに進めるうえで大切なスキル。こちらの記事でメモの上手な取り方を解説していますので、こちらもぜひチェックしてみてください!