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3月の手紙に相応しい結びの言葉22個。カジュアル&ビジネス向けの書き方や例文をご紹介

春の訪れとともに、新年度へ移り変わる時期である「3月」。節目の挨拶として、手紙を送る方も多いのではないでしょうか。結びの挨拶まで思いやりがこもった手紙は、大切な方の心を暖めてくれるはず。今回は、そんな3月の手紙に相応しい結びの言葉を例文とともにご紹介します。

春の訪れをもっと印象的に。3月の手紙は結びの言葉にもこだわって

出会いや別れ、新生活などの変化が多い春。そのなかでも、年度が終わり新年度の準備を始める3月に出す手紙は「節目の挨拶」として、ビジネス・プライベートを問わず昔から大切にされてきた慣例の一つです。

普段お世話になっている方や取引先へ、これまでの感謝と「今後もよろしくお願いします」という気持ちをのせた手紙を出すことで、新年度からも良好な関係性を築けるでしょう。

手紙を書く際には構成やマナーが重要になってきます。また書き出しの挨拶や本文だけでなく、手紙の最後に書く「結びの挨拶」の表現にもこだわってみてください。

3月の手紙に書く結びの言葉の役割は、文章の締めくくりだけではありません。相手の健康を気遣い、新年度の活躍や発展を願う…。相手への思いやりの気持ちを伝える、重要な役割もあるんです。結びの言葉にこだわることで、より相手の印象に残る丁寧な手紙に仕上がります。

3月に書く手紙の結びの言葉に使える季語一覧

3月らしい手紙の結びの言葉を書く際には「季語」を取り入れてみましょう。その季節を表す季語を取り入れることで、ぐっと季節感が高まります。まずは、3月に書く手紙の結びの言葉に使える季語をご紹介します。

上旬

まだ冬の寒さがほんのり残る3月上旬。手紙の結びの言葉に使える季語は、春の訪れをイメージさせる表現が中心となっています。親しい相手へ送るカジュアルな手紙であれば「雛祭」や「ホワイトデー」などの3月のイベントに関する表現を入れるのもユニークでおすすめですよ。

    【3月上旬】手紙の結びの言葉に使える季語一覧
  • 啓蟄(けいちつ):二十四節気の三番目で3月6日頃にあたる。冬ごもりをしていた虫が土から出てくる季節のこと
  • 春暖(しゅんだん):寒い冬を経て訪れる春の暖かさのこと
  • 早春(そうしゅん):春の初め頃のこと
  • 春和(しゅんわ):春の日の穏やかな陽気のこと
  • 春寒(しゅんかん・はるさむ):立春からあとでぶり返す寒さのこと

中旬

少しずつ春らしさが見え隠れし始める3月中旬は、手紙の結びの挨拶も「春の暖かさ」をイメージさせるものが多くあります。3月中旬~下旬は桜に関する季語も使われ始めますが、活用する際には送り先の地域の開花時期にあわせてくださいね。

    【3月中旬】手紙の結びの言葉に使える季語一覧
  • 軽暖(けいだん):春らしい暖かさが日に日に感じられるようになる季節のこと
  • 春分(しゅんぶん):二十四節気の4番目で、3月20日頃にあたる。春の彼岸の中日のこと
  • 桃花(とうか):桃の花のこと。「桃始笑(ももはじめてさく)」は、桃の花が咲きはじめる頃のこと
  • 桜の便り(さくらのたより):桜の開花が見られる時期、状態のこと

下旬

3月下旬になると、桜が見ごろを迎え始める地域もちらほら出てきます。手紙に用いる結びの言葉は「花見」や「萌芽」などといった花に関する表現を中心に使うことが多いです。

    【3月下旬】手紙の結びの言葉に使える季語一覧
  • 花冷え(はなびえ):桜が咲く頃の急な冷え込みのこと
  • 麗日(れいじつ):麗らかな春の日のこと
  • 萌芽(ほうが):植物の芽が萌え出ること。転じて「物事の始まり」という意味もある
  • 花時(はなどき):桜をはじめ、さまざまな花が咲き始める頃のこと

【カジュアル】3月に書く手紙に相応しい結びの言葉の書き方や例文

西野由樹
西野由樹

3月は新生活を迎えるにあたってプライベートにも変化が起こりやすい時期。心のこもった結びの言葉をのせた手紙は、そんな新生活を迎える方の心の支えになってくれるでしょう。ここからは、3月の手紙に使えるカジュアルな結びの言葉の書き方や例文をご紹介します。

上旬

暦上は春とはいえ、3月上旬はまだ冬の肌寒さが感じられるため、結びの言葉では相手の体調を気遣う一言で締めるのがおすすめ。手紙を送る相手との関係性や書き出しの挨拶にあわせて文章を考えてみましょう。

    【3月上旬】手紙の結びの言葉の例文一覧
  • 春暖とともに、〇〇さんのもとへ幸せが訪れますように。
  • 春寒のみぎり、お互い体調には気をつけましょうね。
  • 年度末を控えて何かと慌ただしい時期ですが、どうかご自愛ください。
  • 春とはいえ朝晩はまだ冷え込む時期ですので、体調には気をつけてください。
  • 早春の折、お互い落ち着いたら是非また会いましょうね!

中旬

春の暖かさが感じられる3月中旬。地域によっては早めに桜の開花が見られるようになってくるため、親しい間柄であれば「お花見が待ち遠しい」という気持ちを込めた結びの言葉を使うのもいいでしょう。

    【3月中旬】手紙の結びの言葉の例文一覧
  • 桜の便りが待ち遠しいですね。暖かくなったら一緒にお花見でもしましょう。
  • 軽暖のみぎり、お互いに適度に気を引き締めていきましょう。
  • 落ち着いたら一緒にお花見に出かけたいですね。また連絡します!
  • 春の陽気に眠くなりがちな時期ですが、お互い気を引き締めて頑張りましょう!

下旬

桜も見ごろを迎え、新年度がせまる3月下旬。手紙の結びの文章はお花見に関する表現もいいですが、新生活を迎える相手を応援する文章でまとめるのも◎。書き出しや手紙全体の構成にあわせて内容を考えてみましょう。

    【3月下旬】手紙の結びの言葉の例文一覧
  • 花冷えの時期ですので、体調には気をつけてくださいね。
  • 〇〇さんの新生活が、実り多きものとなりますよう願っています。
  • 春からの新生活がすばらしいものとなりますように!
  • 麗日続くこの季節、どうぞ皆様お元気でお過ごしください。

【ビジネス】3月に書く手紙に相応しい結びの言葉の書き方や例文

西野由樹
西野由樹

3月は新年度へ移行する節目に当たる時期であり、ビジネスシーンにおいて手紙やメールで挨拶を交わすことも多いはず。ここからは、ビジネスシーン向けの結びの言葉の書き方や例文をご紹介します。

上旬

3月上旬にビジネスシーンで出す手紙は、「新年度もよろしくお願いします」という意味を込めた文章で締めくくりましょう。相手が個人の場合は、健康を気遣う一文でまとめるのもおすすめです。

    【3月上旬】手紙の結びの言葉の例文一覧
  • 春からも変わらぬご厚誼を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
  • 春寒の時節柄、ご自愛専一にてご精励くださいますようお願い申し上げます。
  • 春暖の訪れとともに、皆々様の上にも幸せが訪れますようお祈り申し上げます。

中旬

3月中旬に送るビジネスシーンの手紙であれば、春の暖かさの訪れになぞらえて相手の活躍を願う文章で締めくくると、より季節感のある手紙になりますよ。

    【3月中旬】手紙の結びの言葉の例文一覧
  • 春暖快適の好季節、貴社の更なるご活躍を心よりお祈り申し上げます。
  • 新年度に向け、〇〇様の益々のご活躍をお祈りいたしております。
  • 桜の便りももうすぐです。皆様のご多幸をお祈りいたしております。

下旬

新年度へと移り変わる3月下旬。ビジネスシーンでも新しい事業の開始やステージでの活躍を控えていることもあるでしょう。手紙の結びの文章で相手を応援する一文を入れれば、好印象な手紙にまとまります。

    【3月下旬】手紙の結びの言葉の例文一覧
  • 躍動の春、貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。
  • 〇〇様の新天地での更なる飛躍を、心よりお祈り申し上げます。
  • 皆様が、良き門出をお迎えになりますよう心よりお祈り申し上げます。

3月の手紙にぴったりな結びの挨拶で、新生活にエールを

3月は新年度や新生活に向けて、何かと慌ただしい時期。そんなときにあなたの心がこもった手紙を送れば、大切な方へのエールとなってくれるでしょう。今回ご紹介した書き方や例文を参考にしながら、あなたらしい結びの挨拶を考えてみてくださいね。

西野由樹
西野由樹

結びの挨拶と同じく、書き出しの挨拶も「手紙の顔」といえるほど重要な部分です。以下の関連記事では、春に送る手紙の書き出しや結びの例文を紹介しています。手紙の文章に悩んだら、こちらもぜひチェックしてみてください。

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