手紙の封の正しい閉じ方、知っていますか?ビジネスでも役立つマナーと注意点をご紹介
手紙を送る際には、言葉遣いや使用するレターセットなど様々なマナーがありますが、実は封の閉じ方にも正しい方法があるのをご存知ですか。この記事では、ビジネスシーンでも役立つ手紙の正しい閉じ方やマナーについてご紹介します。ぜひ参考にしてください。
手紙の封の正しい閉じ方を知ろう
仕事の取引先への書類や重要な手紙などを送付する際、正しく封を閉じていますか?手紙の書き方や言葉遣いなどには気を付けていても、手紙の封の閉じ方までは気にしていない…という方も多いのではないでしょうか?
細かいところまで気を配ることで、相手により良い印象を与えることができますよ。この記事で、手紙の封の正しい閉じ方やマナー、封字の書き方をチェックしておきましょう。
手紙の封を閉じる際の注意点をチェック
手紙の封を閉じる基本的な流れは、封をして封字を書くというシンプルなステップ。封字については後で詳しく解説しますが、まずはこのシンプルな作業の中で気を付けたいポイントをご紹介します。
注意点①テープではなく、ノリを使う
手紙の封を閉じる際にやってしまいがちなのが、セロハンテープを貼ってしまうこと。特にビジネス文書においては、注意しましょう。セロハンテープは見た目が良くないのはもちろんですが、はがしやすく貼り直しやすいので、簡単に第三者に読まれてしまう危険性があるんです。
こういったことからビジネスシーンでは、テープではなくノリを使うのがマナーです。ただし中身が多く封筒がパンパンになってしまう場合は、ノリ付けした後にセロハンテープを補助的に使う場合もあります。また両面テープであれば、外から見えないので見た目もきれいですね。
注意点②横書きの洋封筒には封字は不要
ビジネス文書では和封筒が一般的ですが、横書きの洋封筒であれば、「〆」などの日本のマナーである封字を書く必要はありません。
イベントや式典の案内状などは、洋封筒を用いる場合もありますよね。そんな時は、封緘シールやシーリングワックスを使うというアイデアもありますよ。洋封筒を閉じる際に使われるシーリングについて知りたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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手紙の封字の書き方をマスターしよう
ノリを使って丁寧に封を閉じたら、続いて封字を書くステップに入ります。封字を書く場所は、封筒のノリ付けをした戸締めの中央部分です。フタと本体に重なるように、割印のようなイメージで記入します。
よく見かけるのは「〆」のマークですが、封字には様々な種類や意味があります。シーンに応じてスムーズに使い分けられるように、以下でご紹介する封字の種類や意味もチェックしておきましょう。
手紙に封字を書く理由
そもそもなぜ封字が必要なのでしょうか?封字は、手紙の送付先の方に対して「確かに封をしました」と示すためのものなんです。手紙に封字をすることで、手元に届くまでに第三者に開封されていないことの証明になります。特にビジネス文書などの重要な書類にとっては、封字は大切な役割を持っているんです。
封字の種類
ここでは一般的に使われる代表的な封字をチェック。それぞれの意味を理解して、シーンごとに使い分けてみましょう。
- 「〆」「締」:「締める」という意味。一般的に使われるもの。「〆」は「締」の略字。
- 「封」:「封じる」という意味。「〆」や「締」より改まった印象。
- 「緘(かん)」:「閉じる」という意味。特に重要な書類で使われる。
- 「寿」:婚礼などの慶事で使われる。
- 「賀」:祝いごとや祭りごとなどの慶事で使われる。
封字の種類と意味
「〆」「封」「緘」どうやって使い分ける?
一般的な文書であれば「〆」を用いて問題ありません。「封」は改まった印象を与えるので、目上の方などへの手紙で使うと良いでしょう。また「緘」は重々しい印象で特に重要な書類で用いられるもので、手書きではなく封緘印という印鑑を使うのが一般的です。
慶事は「寿」「賀」を使う
「寿」は結婚祝いの他にも、取引先への祝賀状や昇進祝いなどにも用います。お祝い用のデザインの封緘シールなどもよく使われます。
弔事は「封」を使う
法事の案内状やお悔やみ状などの葬儀関係の文書には「封」を使うのが一般的です。
「〆」と「×」を間違えない
封字のよくある間違いの1つが「〆」を誤って「×」を書いてしまうこと。よく似ていますが「×」は封字ではないので注意してくださいね!
手紙を正しくおしゃれに閉じよう!おすすめのアイテムをご紹介
手紙を閉じる作業がもっと楽しく!「penco」のグルーペン
こちらは、「penco(ペンコ)」のマーカータイプのグルーペン。乾く前の青い状態なら粘着力は強力で、乾いて透明になった状態だと粘着力が弱くなり仮止めに適しています。シーンによって使い分けることができて、とっても便利なアイテムです。
マーカータイプなので手元が見えやすく、塗りやすいのもポイント。塗った部分が青くなるので、どこに塗ったかが一目で分かりますよ。
またアシッドフリーという、貼ったものの劣化の原因となる酸(アシッド)が入っていない、特殊なノリが採用されています。仕事でもプライベートでも様々なシーンで活躍が期待できそうです。ノリそのもののデザインもかわいいので、貼る作業が楽しくなりそうですね!

PENCO(ペンコ)ブルーグルーペン(のり)
¥352(税込・参考価格)
手紙にオリジナリティが生まれる。「KNOOPWORKS」のスタンプ
こちらは「KNOOPWORKS(クノープワークス)」の封スタンプ。”かわいすぎないユニセックスなデザイン”が人気の、KNOOPWORKSらしいおしゃれなデザインが魅力的です。
こちらはビジネス文書というより、プライベートで手紙を書く際に使うのがおすすめ。手紙の仕上げにこちらのスタンプをポンと押せば、きちんと丁寧なのに遊び心がある、そんな気の利いた手紙に仕上がりますよ。さりげないオリジナリティを添えたい時におすすめです。

封 スタンプ
KNOOPWORKS
¥968(税込・参考価格)
手紙を正しく閉じて、スマートに送ろう
手紙は伝えたい言葉を素直に書き連ねたり、主旨が相手に伝わるように書くことが大切ですが、封の閉じ方などの細かいことに気を配りましょう。相手に丁寧な印象を与えることができて、自分への好感度もアップするはずです。ビジネスシーンでは特に、大切なポイントと言えますね。
手紙の書き方や閉じ方のマナーを守って、スマートに手紙を送りましょう。以下の記事では、様々な視点から手紙の書き方をご紹介しています。併せて参考にして頂けると嬉しいです。