国産ガラスペンはここが違う!素材や書き心地にこだわった人気アイテムをご紹介
日本で生み出され、時代と共に進化してきたガラスペン。毎日気軽に使えて書き心地の良いものをお探しなら、国産ガラスペンを選んでみてはいかがでしょう。今回は、国産ガラスペンの魅力やおすすめアイテムをご紹介します。ガラスペンを通して、日本の美も感じられるはず。
実は日本発祥のガラスペン。国産アイテムに注目してみよう
美しいデザインと心地良い書き味が魅力のガラスペンは、文具好きの間で大人気のアイテムです。国内外のさまざまなメーカーが個性豊かなガラスペンを生み出しているため、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
長く愛用できて、機能もデザインも納得の一本を選びたいという方には、国産ガラスペンがおすすめ。品質の良さや和の雰囲気を感じるデザインは、国産ガラスペンならではの特徴です。
今回はそんな国産ガラスペンにスポットを当てて、メーカーのこだわりが詰まったおすすめアイテムをご紹介します。製品を見る前に、まずはガラスペンがどんな文具なのかを押さえておきましょう。
ガラスペンの歴史と特徴
ガラスペンが日本発祥の文具だということをご存じでしたか?1902年に風鈴職人の手で生み出されたのが始まりで、国産ガラスペンは実に120年以上もの歴史があるんです。風鈴の透明感や涼しげな見た目は、ガラスペンにも通じるものがありますね。
ガラスペンは、ペン先の溝がインクを吸い上げることで文字が書けるつけペンの一種です。インクの保有力に優れていて、一度インクに浸しただけでハガキ1枚分ほど書くことができます。ガラスペンのタイプは一体型と分離型があるので、使いやすい方を選びましょう。
- 一体型・・・ペン全体がガラス製で、統一感のある美しさが特徴。ガラスペンならではの魅力を味わいたい方におすすめ。
- 分離型・・・ペン先だけを取り外せるタイプ。劣化した際にペン先を交換でき、気兼ねなく持ち運べるのが特徴。
ガラスペンのタイプ
書く時間が特別になる。おすすめの国産ガラスペン6選
それでは、機能性とデザイン性を兼ね備えた国産ガラスペンを見てみましょう。ペンの形状やカラーが豊富なガラスペンの中から、ずっと使い続けたい一本を見つけてくださいね。
普段使いにぴったり。シンプルイズベストの国産ガラスペン
まずご紹介するのは、ガラスメーカーとして有名な「ハリオ」の国産ガラスペン。ガラスそのものの美しさを存分に楽しめる、シンプルなデザインが魅力です。毎日のいろいろなシーンで、ガラスペンを気軽に使ってほしいという願いが込められています。
このガラスペンは軸が太くて短めの、ぽってりとしたフォルムが特徴的。「触れたら壊れてしまいそう...」と使うのをためらうことなく、手に取りやすいガラスペンを目指した結果、この形に行き着いたのだそう。普段使っているペンと同じ感覚で持てるのはうれしいですね。
透き通ったガラスペンは、どんなインクも引き立ててくれます。また、インクの保有力も注目ポイント。一回で600文字以上も書き続けられるので、インクをつけ足す手間が少なく済みますよ。日記を綴ったり、便箋いっぱいに文章を書いたりするときに便利ですね。
さらに、ずっと書いていたくなるサラサラとした書き心地も人気の秘密です。インクが均一に出るため、文字の濃さを揃えてスムーズに書くことができますよ。使い終わったら水の中でさっとゆすぐだけと、お手入れのしやすさにもメーカーの使い手に対する思いが表れています。
毎日使いたいガラスペン ブリッジ
ハリオ
¥8,320(税込・参考価格)
パステルカラーに癒やされる国産ガラスペン
「the NEON」は、シンプルかつかわいいガラスペンを生み出しているブランドです。グリップ部分を彩るパステルカラーが、透明なガラスペンの良いアクセントになっていますね。ペン先にインクを付けたら、軸の色とのマッチングも楽しめそう。
このガラスペンは見た目だけでなく、持ちやすさも抜群。少しくびれたグリップ部分が手にフィットして、快適に書くことができます。軸がショートサイズなので、手にすんなり馴染むのもうれしいですね。また、ペン先の太さは0.3mmと細く、文字も絵もスラスラ書けますよ。
ガラスペン
the NEON
¥6,600(税込・参考価格)
世界の海に思いを馳せる国産ガラスペン
こちらは、世界の海をイメージして作られた国産ガラスペン。アラビア、カリブ、バリ、ミクロネシアの海をそのまま閉じ込めたような、豊かな色彩に目を奪われます。模様は一本一本異なるので、ガラスペンとの出会いを楽しめて愛おしさが増しそうですね。
グリップ部分だけでなく、軸の先端にも注目!しずく形がチャームポイントで、グリップとお揃いのカラーに彩られています。セットになっているペンレストに置いて、デスクの上に飾れば目でも楽しめますね。ガラスペンを使いながら、世界の海に行った気分を味わってみてはいかが?
シンプル3ガラスペン 世界の海シリーズ
the Neon
¥8,800(税込・参考価格)
かわいいデザインが人気の国産ガラスペン
こちらは「和スイーツ 抹茶」という美味しそうな名前の国産ガラスペン。ガラス工芸品を手がける「ぐり工房」が、一つひとつ手作業で制作しています。軸の両端に付いた飴玉のような飾りが愛らしく、文具女子の心をくすぐりますね。
また、丸い飾りがあることで書くときにバランスが取りやすくなるという機能的な一面も。長さ約15cmの軸は、フォルムの美しさと持ちやすさを兼ね備えた絶妙なサイズです。一度手に取れば、使う人のためを思って作られたことが分かるはず。
キラキラと輝くペン先には10本の溝が入っており、インクをたっぷり吸い上げて長時間書き続けられます。書き心地も滑らかなので、頭に浮かんだ言葉をどんどん綴れますよ。かわいくて使いやすい国産ガラスペンがあれば、手書きする時間がもっと増えそうですね。
ガラスペン 和スイーツ 抹茶
ぐり工房
¥13,200(税込・参考価格)
ひび割れの美しさを育む国産ガラスペン
目にした瞬間、ため息がこぼれるほど美しいこちらの国産ガラスペン。筆記具ブランドの「pent」と富良野に工房を構える「アートファクトリ-」がコラボレーションし、芸術品のようなガラスペンを生み出しました。らせんを描く色の連なりに、目が吸い寄せられますね。
独特の模様は「内ひび硝子」という技法によるもの。表面に入った細かなひび割れは、製品の完成後も3~5年かけて増えていくというから驚きです。ガラスペンの表情が少しずつ変わっていく様子を見られると思うと、ワクワクしてきませんか?
セットで付いているペンレストにも、ガラスペンとお揃いのひび割れが入っています。サイズが小さいガラス製品にひび割れ加工を施すため、多くの時間と労力をつぎ込んだのだそう。制作者の技術力と他にはない美しさを、ぜひ手に取って確かめてみて。
pent ガラスペン 彩氷 葡萄畑
art factory
¥22,000(税込・参考価格)
天然桜のぬくもりに触れる国産ガラスペン
最後にご紹介するのは、使い勝手が良い分離型の国産ガラスペンです。制作したのは、ガラスペンと同じく1902年に誕生した文具メーカーの「呉竹」。ガラスペンの軸にもセットのペンレストにも、吉野山の貴重な天然桜が使われています。
すべすべとした木の質感が心地良く、書いている間はほっと心が緩みそう。また、手にフィットするなだらかにカーブした軸の形もポイントです。桜の木を活かした、国産ガラスペンならではの魅力を味わってみて。
軸が木製のガラスペンは、ペン先の透明感が引き立ちますね。ガラス作家が丁寧に仕上げたペン先はそれだけでも綺麗ですが、インクを付けたときの姿は格別。和の雰囲気漂うガラスペンには、日本の伝統色を取り入れたインクが似合いそうです。
ウッドガラスペン 千本桜
呉竹
¥22,000(税込・参考価格)
心惹かれる国産ガラスペンをお迎えしよう
機能やデザインに日本らしさを感じる、国産ガラスペンをご紹介しました。それぞれのガラスペンを実際に見てみたい、使ってみたいという気持ちが膨らんだのではないでしょうか。選ぶ際はガラスペンの仕様をチェックして、使いやすく気持ちも高まる一本をお迎えしてくださいね。
ガラスペンの使い方や楽しみ方をもっと知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。「ガラスペンって難しそう...」というイメージを覆す、簡単な使い方が紹介されています。