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《歌舞伎座新開場10周年》歌舞伎デビューしてみない?観劇のあとは、レトロ文具を手に入れて

《歌舞伎座新開場10周年》歌舞伎デビューしてみない?観劇のあとは、レトロ文具を手に入れて

2013年4月に新開場となった歌舞伎座。今年は10周年という節目の年を迎えました。この素晴らしい機会に、編集部員チハルとミヒロが歌舞伎座デビュー!劇場内の様子や購入した歌舞伎座オリジナル文具をご紹介します。

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Suuuh編集部で「自由丁」へ。
1年後の自分に手紙を綴りました
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今年は歌舞伎座にとって、記念すべき年

2013年4月に新開場となった歌舞伎座が、10周年を迎えたことをご存じですか?

「この大切な節目には、歌舞伎デビューするしかない!」そう思い立ち、歌舞伎を観劇しに歌舞伎座に行ってきました。

今回は私たちSuuuh編集部の歌舞伎デビューの様子と、観劇後に購入した歌舞伎グッズ・文具をご紹介します。歌舞伎を観たことがない方にとっても、歌舞伎デビューのきっかけになれば幸いです。

観劇までの流れ

まずは、観劇までの大まかな流れをご紹介。

    観劇までの主な流れ
  1. 公演を選ぶ(この役者が見たい、演目が気になる、ポスタービジュアルが綺麗!など、思い思いの理由から好きな公演を選びましょう)
  2. 劇場を選ぶ(松竹の劇場は、東京・大阪・京都に4箇所あります)
  3. チケット購入(インターネット、電話、劇場窓口で購入可能です◎)
  4. 劇場へ行こう(チケットを握りしめ、いざ非日常の空間へ)

その他詳しい観劇の流れや観劇マナーなどについては、歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人(かぶきびと)」をご参考ください。とても分かりやすくまとまっているので、初めての方でも安心して歌舞伎に挑戦できますよ!

歌舞伎美人〜初めての方へ〜

\歌舞伎デビューとレトロ文具について、Suuuh編集部がpodcastでお話してます!/

歌舞伎座公演のご紹介

私たちが訪れたのは、2023年4月公演「鳳凰祭四月大歌舞伎」の昼公演『新・陰陽師』。歌舞伎座はほぼ毎日公演が行われているので、思い立ったが吉日!観に行きたいと思った日に観に行くことができます。

鳳凰祭四月大歌舞伎

公演を決めたら、チケットを購入

観に行きたい公演が決まったら、チケットを購入しましょう。購入方法は「インターネット」「電話」「劇場窓口」の3種類から選択可能。公演によって購入方法が異なる点には要注意です!

行く日が決まったら、当日の計画を立ててみて

歌舞伎の公演は、お昼の部、夜の部いずれも幕間(まくあい)と呼ばれる休憩時間があります。次にご紹介する内容も参考に、時間の使い方を考えてみてくださいね。

公演・劇場をレポート!

編集部員 ミヒロ
編集部員 ミヒロ

初めての歌舞伎座!わくわくが止まらず、当日までに原作を上下巻読んで備えました。

編集長 チハル
編集長 チハル

毎日楽しそうに原作を読み進めるミヒロさんを横目に、本を読むのが得意じゃない私は完全に丸腰です!ちゃんと歌舞伎が分かるだろうか…。

開演1時間前に劇場に到着。入り口から圧巻の迫力です。

外には大きな公演看板が!この看板の前で記念撮影をする方がたくさんいらっしゃいました。

幕間に食べるお弁当を買うべく、開演の約30分前にお弁当処「やぐら」へ。余裕をもっていたつもりが、そこには長蛇の列が…!早くも売り切れの品もあったので、お目当てのお弁当がある方は到着してすぐ買いに行ってくださいね!

歌舞伎初心者の私たちが頼りにしていたのがイヤホンガイド。舞台の進行に合わせて、物語のあらすじ、衣裳や音楽のことなどをタイミング良く解説してくれます。晴れの日は外で、雨の日は地下で借りることができるそう。

いざ入場。鳳凰の文様が描かれた提灯が印象的。上演中以外は座席からでも自由に撮影することができます。

先ほど借りた音声ガイドは、付属のイヤホンを耳に入れて音量を調節するだけ。

あらすじや配役が載っている「筋書」も携えて、準備は万端!チョン…チョン…と、拍子木の音が聞こえ始め、ドキドキの幕開きです。

あっという間に1回目の幕間に。煌びやかな緞帳を眺めながら座席で35分間を楽しみます。

編集長 チハル
編集長 チハル

序幕からぐっと引き込まれました…すごい勢いです…!普段からテレビや雑誌でみる役者さんがたくさん出演する演目だったこともあり、ミーハーな私は「生」の迫力にドキドキ。心を鷲掴みにされました。古典的な物語の中にところどころクスッと笑える現代的な表現もあり、こんなにも初心者に優しいなんて。これが歌舞伎ですか…最高です…!

そして歌舞伎観劇での楽しみの一つが、ここからの幕間。お弁当や甘味を座席で楽しむことができるんです。

私たちは、お弁当処でも一番人気という天むすのお弁当を購入。一口大サイズで食べやすいところが◎。あのシーンが良かったね、このシーン迫力があったね、などと感想を言い合いながら楽しんでいると、幕間の時間もあっという間に過ぎていきます。

この日2回目の幕間は25分。お手洗いを済ませたら、1階のお土産処へ。そう、事前リサーチの時から気になっていたのがこちらの人形焼!

その場で焼いている職人さんが、幕間にあわせて焼きたてを作っているとのこと。もちろん、お土産用の人形焼きも販売されていましたよ。

せっかくなので、座席に戻っていただきます。皮がもちもち・あんこがみっちりで美味しい~!幕間もたっぷり満喫して、物語は「大詰」を迎えるのでした…。

終演後、感動する胸の高鳴りが収まらず、本当に本当にすごかったね…!と言い合いながら、さっきまで役者さんが歩いていた花道に近づいてみたり。浸れるだけ余韻に浸ります。

歌舞伎座の中でも象徴的な絨毯も見納め。

見上げると次月の演目も掲示されていて、来月もまた来たいな…と名残惜しく劇場を後にしました。

編集部員 ミヒロ
編集部員 ミヒロ

原作を読んで臨んだ観劇。原作でこうなっていた部分が歌舞伎ではこう表現されるんだ…!などの発見があり、とても楽しむことができました。この感動を持ち帰りたい…!ここからはそんな感動を持って帰るのにぴったりなお土産ショップをご紹介。
ショップに立ち寄るときの浮足立つ感覚がまた気持ちいいんですよね~。

地下2階 木挽町広場

地下に広がるショップには、Tシャツ、文具、お菓子から劇場写真までさまざまなアイテムが。歌舞伎座新開場10周年のグッズが気になるところ…!

そんな中、オリジナルの千社札を作れる機械を発見。やるしかないのです。

ローマ字も選べたので、ここはひとつ「Suuuh」で。

ものの10秒ほどでシールが出てきました!歌舞伎を思わせる文字が良い味を出しています。

1階 お土産処 木挽町

幕間で人形焼きを見に行った1階のショップにも、さまざまな商品が並びます。人気アイテムの一つである手ぬぐいは、全体のデザインが見えるように展示されていました。

水のパッケージまで隈取になっていてかわいい~!

べっこう飴のパッケージは和紙のざらざらとした質感が印象的。

歌舞伎揚げはスーパーなどで売っているものよりも大判。10周年記念の箱のパッケージはお土産にぴったり。

編集部員 ミヒロ
編集部員 ミヒロ

私たちが何を買ったのかは後ほどご紹介。最後に楽しめるスポットに立ち寄ってきました!

歌舞伎座タワー5階・4階のフロアー「歌舞伎座ギャラリー回廊」

歌舞伎座の入り口からぐるりとまわってビルの入り口へ。

そこには歌舞伎座の歴史を感じられるギャラリーや、劇場の屋根の上に作られた屋上庭園がありました。

幕を引いているポーズで写真を撮れるフォトスポットも発見!座席側からは見ることができない構図が新鮮です。はしゃぐ編集長をパシャリ。

そんなこんなで楽しみ尽くした私たち。気づくとすっかり日も落ち始めていました。提灯が灯り、昼とはまた違った表情の歌舞伎座まで味わえて、大満足の1日でした◎。

観劇後に購入したグッズをご紹介

編集長チハルの購入品

(左から時計回りに)
ノート 鳳凰/オリジナル千社札シール/歌舞伎ウォーター/マッチ箱付せん 渦巻

歌舞伎デビューのきっかけとなったのは、歌舞伎座新開場10周年記念「歌舞伎座レトログッズ」発売のお知らせを聞きつけたこと。この記念グッズは、松竹大谷図書館に所蔵されている戦前の筋書の表紙や、チケット袋の画像データを活用してデザインされています。4月から第1弾としてノートとマッチ箱ふせん、5月から第2弾としてクリアファイルセットとぽち袋が発売される予定です。そんな記念グッズとあわせて、ラベルにひとめ惚れしたお水もGET。初心者にうれしい、隈取の解説柄です。

「歌舞伎座レトログッズ」の中からは、4月に第1弾として発売されたノートとマッチ箱付せんを。それぞれ全6種の中から、ノートは歌舞伎座のシンボル「鳳凰」柄を選びました。このノート、表紙の表と裏でデザインが異なるんです!がらっと印象が変わるところが魅力的。

ノートの中は優しいクリーム色の用紙に淡いブルーの罫線。ふたつで1セットの付せんは、表紙だけでなく、中の枠のデザインも異なります。ふたつを重ねると、ぴったりマッチ箱と同じサイズ。ころんとかわいいです。

編集部員ミヒロの購入品

(左から時計回りに)
筋書/マッチ箱付せん奥庭/歌舞伎揚/和たおるセミウォッシュ くまどり ベージュ/ノート行灯

初の歌舞伎観劇!演出もお話もとても面白く、ユーモアに富んだ素晴らしい内容にほこほこしながら購入したアイテムたち。この感動をいつでも思い出せるように、と今回の演目の筋書を購入しました。

マッチ箱型付せんは赤を基調としたデザインに一目惚れ。左の柄には船に乗った人がいてとてもかわいいです。また、歌舞伎といえば!の歌舞伎揚も購入。スーパーなどで見るものよりも大判サイズで食べるのが楽しみです。

ノートはピンクの表紙が印象的な「行灯」柄を購入しました。

中紙が縦書きにも使えそうなので気に入った言葉を書き留めるノートとして使おうかなと思っています。

お土産の中でも人気が高いという隈取がデザインされた和たおる。様々な赤い隈取がデザインされているところがお気に入り。裏のベージュの色とのバランスもとても素敵です。

編集部員 ミヒロ
編集部員 ミヒロ

グッズの一部は公式の通販サイトで購入することができます!気になる方は以下のボタンからチェックしてみてくださいね。

松竹歌舞伎屋本舗 公式通販サイト

まとめ

歌舞伎座新開場10周年という節目の年に無事歌舞伎デビューを果たした私たち。今まで歌舞伎に馴染みがなく、内容を理解して楽しめるのだろうか…とドキドキしながら観劇に臨みましたが、お話の内容や演出も馴染みやすく、上演が始まった瞬間からそんな不安はなかったかのように楽しむことができました。

最新の公演情報はいつでも、歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人(かぶきびと)」より確認できます。ぜひみなさんもこの節目の年に歌舞伎デビューしてみてくださいね。

歌舞伎美人〜公演情報〜