シックな濃紺から爽やかなライトブルーまで。おすすめの【青系】万年筆インクまとめ
万年筆の青系インクは使い勝手が良いだけでなく、リラックス効果や集中力アップが望めるといわれているカラー。しかし一口に青と言っても、その種類は豊富です。そこでこの記事では、濃淡さまざまなおすすめの青系インクをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
青いインクの魅力
万年筆の青系インクは、プライベートでもビジネスシーンでも使えるおすすめの色。青系インクには嬉しい効果がたくさんあるんです。
青色には、副交感神経を活発にさせ、セロトニンを分泌する効果があるとされています。そのため青系インクでの執筆は、リラックス効果が期待できるんです。また集中力もアップするといわれているので、仕事や勉強にもおすすめです。
そんな青系の万年筆インクはそれぞれ異なる装いを見せてくれるので、いざ購入するとなると迷ってしまうでしょう。そこでこの記事では、思わず欲しくなってしまうような素敵な青系インクたちを集めました。ぜひあなたのお気に入りの青系万年筆インクを見つけてみましょう。
青系インクを集めたら、ぜひインク帳を作ってみてください。インク帳を作っておくことで青系インクの比較もしやすいですし、書いたときにどんな色味が出るのかも一目で分かります。
集中したいときにもおすすめ。万年筆インクのシックな青
KAWECO 「ミッドナイトブルー」
初めにご紹介するのは、ドイツの筆記具メーカー「Kaweco(カヴェコ)」の純正インクカートリッジ「ミッドナイトブルー」。クラシックスポーツやスカイラインスポーツ、パケオといった、同メーカーの万年筆で使用できる種類です。
"ミッドナイト"と名前にある通り、黒味の強い青系インクです。比較的クセがなく繊細な色合いなので、どんなシーンにも馴染み使いやすいと人気があります。乾くにつれうっすらと現れるインクの濃淡は深みがあり美しく、手放せない青系インクになりそう。
まるでチョコレートの箱のようなレトロなパッケージもおしゃれで、机を彩るインテリアにもなりそう。Kawecoの万年筆を愛用している方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
カヴェコ インク カートリッジ 6本入
KAWECO
¥500(税込・参考価格)
色彩雫「紺碧」
「色彩雫(いろしずく)」の「紺碧(こんぺき)」は、彩度が高いのに深みのある青系インク。PILOT(パイロット)の色彩雫のシリーズは、日本の美しい情景をモチーフにした色が魅力の万年筆インクです。色彩雫に付けられた和名は、その色と景色を想像させてくれます。
「紺碧の空」と言いますが、こちらはまさにその通りの色合い。まるで夏休みの空を思わせるような、懐かしい気持ちにさせてくれる青系インクです。爽やかなのにシックな印象を受けるカラーは、仕事にも趣味にもしっくり馴染んでくれるでしょう。
書いているとなんだかワクワクした気分になれる青系万年筆インクなので、長時間の執筆にもおすすめ。また、気分が優れないときなどにもぜひ使ってみてください。紺碧は、きっとあなたを明るい気持ちにしてくれることでしょう。
色彩雫 konpeki 紺碧
パイロット
¥1,485(税込・参考価格)
仕事の際に使用するのがおすすめの青系万年筆インクと言えば、「ブルーブラック」。以下の記事におすすめのブルーブラックインクやメーカーが載っていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
関連記事
心和む。淡く優しいブルー
四季織 雨音シリーズ「ざあざあ」
「セーラー」の万年筆インク「四季織(しきおり)」の雨音シリーズにも、心和む青系インクが揃っています。"ざあざあ""しとしと""はらはら""ぽつぽつ"といった日本の自然が織りなす雨の音からイメージされた4種類のインクカラーには、淡く優しい雰囲気が漂っています。
中でも筆者のおすすめは、大ぶりの雨を思わせる「ざあざあ」です。大雨は憂鬱な気分になるので暗くジトっとしたイメージですが、雨音シリーズの"ざあざあ"は艶やかで明るい青。雨だけではなく、生い茂る青葉に降り注ぐ姿を色で表しています。
万年筆で書いている最中は鮮やかさが強いのですが、乾くと少し曇ったような印象に変わるんです。まるで雨が降っている最中の景色と止んだときの空のイメージが浮かぶよう。ざあざあという音は少し激しい印象ですが、こちらは穏やかな気持ちにさせてくれるおすすめの青系インクです。
四季織 雨音 ざあざあ 万年筆用ボトルインク
SAILOR(セーラー)
¥1,100(税込・参考価格)
Ferris Wheel Press「Dusk in Bloom」
「Ferris Wheel Press(フェリスホイールプレス)」の「Dusk in Bloom(ダスク イン ブルーム)」は、まるでマジックアワーの空の色のような淡く美しいスレートブルー。マジックアワーとは、太陽が沈む瞬間に空の色が変化する時間帯のことです。
マジックアワーのブルーアワー(少し紫がかった色)の空に似た、その不思議な色合いに惹かれる方が多いんです。ふんわりとした雰囲気は優しく朗らかな気持ちにさせてくれるので、手紙を書くときなどにおすすめです。香水のような美しいインクボトルにも心奪われますね。
フェリスホイールプレスは、カナダのオンタリオ州で設立された人気の筆記具メーカーです。「Falling in love with writing again(また書くことに夢中になる)」というコンセプトから、万年筆やインクをこよなく愛する方たちに支持されています。
爽やかなライトブルーで軽やかに
備後彩雲「しまなみ海道の青空」
最後にご紹介する「うさぎや」の「備後彩雲(びんごさいうん)」の煌めきシリーズは、ラメが入ったキラキラと美しい万年筆インクです。「しまなみ海道の青空」は、爽やかなライトブルーに銀ラメが施されており、思わずうきうきとした気持ちにさせてくれるインクになっています。
「しまなみ海道を自転車で渡りながら見上げた、どこまでも澄み渡る青く美しい空」をイメージして作られたカラーとのこと。爽やかで涼し気な印象を受けるのは、きっと地元の景色や魅力をインクに詰め込んでいるからなのでしょう。
以前はラメの具合など、成分上ガラスペンでの使用を推奨していましたが、調整して万年筆にも適したインクに変更されています。(2022年1月22日以降の販売の商品)こちらの"しまなみ海道の青空"は、気分を明るく変えたいときなどにおすすめな青系インクです。
備後彩雲(びんごさいうん)煌めきシリーズ 万年筆インク
うさぎや
¥1,100(税込・参考価格)
シーンや気分で万年筆の青系インクを使い分けて
万年筆の青系インクには、濃紺や紫系、ライトブルーなど、様々な種類が揃っています。色の特徴や人気のメーカーなど、それぞれの個性を知り比較することで、万年筆インクの奥深さに気付かされるでしょう。
自分にしっくりくる万年筆の青系インクを見つけて、シーンや気分で使い分けてみてくださいね。