宛名の書き方知っていますか?ポチ袋のマナーとおすすめアイテムをご紹介
お年玉の思い出から、お正月になると思い出す「ポチ袋」。正式な祝儀袋とは違い、お年玉以外にも色々な場面で使用できるんです。現金をそのまま渡すよりも、ポチ袋に入れたほうがより丁寧で粋ですよね。そんなポチ袋の、宛名の書き方や基本的なマナー、おすすめのアイテムをご紹介します。
ポチ袋って?お年玉以外にも使えるの?
「ポチ袋」というとお正月のイメージが強いですが、色んなシーンでも使えるアイテムなんです。まずは、ポチ袋についてより知識を深めていきましょう!
ポチ袋のポチって?
「ポチ袋」といえば、子供の頃にとても楽しみにしていたお年玉を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。大人になると、お年玉をあげる側としてポチ袋を用意することも増えますよね。近頃は、可愛らしいものからクスっと笑えるものまで、楽しいデザインのものがたくさん出ています。
「ポチ袋」の「ポチ」とは諸説ありますが、「これっぽち」の「ぽち」や「ぼちぼち」という言葉に由来していると言われています。昔、ひいきの茶屋娘や芸妓に心付けとして小銭などのお金を渡していたのですが、「これっぽっちのご祝儀」という意味合いから「ポチ袋」になったという説が有力です。
お年玉以外の使い道
ポチ袋は、お年玉以外にも様々な場面で使うことができます。結婚式での「御礼」や「御車代」などではもちろん、ランチや飲み会などで友人が建て替えれくれたお金を返す時など、日常的なお金の受け渡しの際にも使えるアイテムなんです。現金をそのまま渡すより、ポチ袋に入れてもらった方が丁寧な印象を受けます。
ポチ袋は小さいので、手帳に挟んでおいたり職場のデスクの引き出しにしまっておいたりしても邪魔になりません。身近なお礼用として、ぜひ活用してみませんか?
ポチ袋の基本のマナーとは?宛名の書き方なども
意外と知られていないかもしれませんが、ポチ袋にも基本的なマナーがあるんです。ここからは、書き方や使い方についても、解説しますのでチェックしてくださいね。
お金の折り方
お年玉を入れるとき、あまりマナーを意識したことはなかったもしれませんが、正しい折り方を覚えておくときっと役に立ちますよ。まず、紙幣の顔が印刷された面を内側にして、左右の順番で3つ折りにします。ポチ袋を表に向けて、折った紙幣の上下を逆さにせず、右前になるように入れましょう。
宛名の書き方
お年玉の宛名の書き方
お年玉用のポチ袋には、宛名を書く場所が予め左上にあるものが多いので、あまり迷うことはありませんよね。スペースがない場合の書き方ですが、その場合も表面の左上に相手の名前を書き、裏面の左下に自分の名前を書きます。連名の場合も後ろに一緒に書きましょう。
表面のデザインの都合上、宛名を書く場所がないときは裏面の左下に一緒に相手の名前を書いてもOKです。また、めでたい新年の始まりということで、裏の空いた場所に一言メッセージを贈っても素敵ですね。
結婚式での宛名の書き方
結婚式でゲストにお礼を渡す時にも、ポチ袋が活躍します。この場合の宛名の書き方ですが、実は相手の名前は表面に書きません。「御車代」「御礼」と表面に記載してもいいですが、なくても失礼にあたりません。ポチ袋のイラストやデザインを邪魔してまで、無理に書かなくても大丈夫です。
しかし、表面に何も書かない場合でも、裏面の左下には必ず自分の名前や両家の名字を連名して書きましょう。
避けるべき使い方
ポチ袋の注意点ですが、原則として目上の方に使ってはいけません。また、相手がすぐに取り出せるように、のり付けやシールなどで封をしない点も覚えておきましょう。そして、入れる金額は1万円まで。それ以上を渡したい時は祝儀袋に入れたほうがスマートです。
基本のマナーを踏まえて、ポチ袋を日常的に活用してみませんか?お金を入れる以外にも、ちょっとした手紙やカードを入れて渡したりなど、アレンジの幅も楽しめるポチ袋は、一つ持っておけば活躍するアイテムですよ。
もらって嬉しい。かわいらしいデザインでおすすめのポチ袋
これがポチ袋?見たことのないユニークなデザイン「大成紙器製作所」のポチ袋
筒型の珍しいデザインが目を引く「大成紙器製作所」のポチ袋は、渡せばきっと話題になること間違いなし。紙幣をくるっとまとめて入れることができ、開けると「ポン!」と音がするのも心地良いんです。フタをあけた筒本体の部分にも、それぞれ異なった模様が顔を覗かせます。
丈夫な紙でできているため、もらった後にも色々な使い方ができるところも魅力的。例えば印鑑入れや、クリップ入れイヤフォンケースなど、一風変わった使い方も面白いですよね。飴など小さいお菓子をいれてちょっとしたギフトにするのも、お子さんに喜んでもらえそうだなと感じました。
「招き猫」や「松竹梅」、「草花」、「モノホギ」など柄展開も豊富。和テイストを取り入れたモダンなデザインは、部屋にインテリアとして飾るのも映えそうです。外国人に向けたお土産などにも喜ばれそうですね。
POCHI-PON
大成紙器製作所
¥1,320(税込・参考価格)
個性的な動物のイラストがおしゃれ。「松尾ミユキ×水縞」のポチ袋
イラストレーターの松尾ミユキさんと、シンプルで唯一無二なデザインが人気の文具メーカー「水縞」のコラボ商品であるこちらのポチ袋。猫やウサギのイラストがお茶目で愛らしい表情を浮かべています。紙の質感も全て異なり、デザイナーのこだわりを感じます。
シンプルながら、他と被らないデザインに思わず魅了されてしまいます。様々な動物が描かれていますが、筆者のお気に入りは、キツネザル。キツネザルをモチーフにしたアイテムはなかなか見たことがないので、友人に渡したら「これはなんの動物?」と盛り上がりそうです。
全部で8種類の柄があり、イラストも色合いも個性的でおしゃれ。ひとつずつデザインが異なるので、どれを誰に渡そうかな?と考えるのも楽しい時間になりそう。
ぽち袋
松尾ミユキ×水縞
¥495(税込・参考価格)
京都の風景をモチーフに。「ROCCA&FRIENDS」の苔柄ポチ袋
爽やかなグリーンの柄が魅力的なこちらのポチ袋は、「ROCCA&FRIENDS」の「Papier KYOTO」シリーズのひとつ。京都の街の風景を柄にしています。こちらの柄は、なんと雨に濡れて輝く苔をモチーフにしているんです。
アクセントになっているイエローは、水滴が光り輝く様を表しているのかな?など、風景を考えたり想像したりして楽しめる、デザインコンセプトが素敵ですよね。
お札を折らずに、そのまま入れられる大きさなのもちょっとしたこだわり。また、チケットの受け渡しにも使えちゃいます。
IRERU_こけ
ROCCA&FRIENDS
¥528(税込・参考価格)
ポチ袋のマナーを知って、楽しくスマートに使おう
ポチ袋の宛名の書き方など基本のマナーと、おすすめのポチ袋をご紹介しました。ポチ袋は略式の祝儀袋のため、祝儀袋よりデザインの幅が広く、形やサイズが様々。かわいらしく、ユニークなものが多いところが魅力です。
相手に喜んでもらえるようなものを選んだり、季節に合わせて自分の好きなデザインを選んだりなど、用途に合わせてセレクトするのも楽しそうですね。お年玉のときにはもちろん、友人にお金を返すときなど、プライベートや職場でも活躍するポチ袋。一つ持っておけば、色々な場面できっと役に立つはずです。