過去の自分に出会える。連用日記の素敵な使い方
連用日記についてご存知でしょうか。連用日記は毎年同じ日の過去の自分に出会える、素敵なアイテムなんです!この記事では、連用日記って何だろう?という基本の説明から、連用年数の違いによる特徴などをご紹介します。
過去の自分に出会える、連用日記ってなに?
連用日記とは、毎年同じ日の記録を同じページや見開きで書き込めるようになっている日記です。普通の日記とは違い、過去の自分がどんなことをしていたかを簡単に振り返られるのが連用日記の魅力。数年前のことは意外と忘れがちなものです。連用日記が記憶のトリガーとなって、過去の思い出を繋ぎ止めてくれます。
特徴①違う年の同じ日付が振り返られる
何といっても連用日記の楽しみは、2年目以降の振り返り。日記として使用する場合は、過去の自分が同じ日付に何をして、何を考えていたかが分かるんです。子供やペットの成長日記として使用する場合には、1年ごとの成長や変化に驚かされるでしょう。
特徴②書くところが通常の日記より少ない
連用日記は、同じページや見開き2ページに同じ日付の日記を書き込むため、書くところが通常の日記より少なくなります。普通の日記では書き込みが少ないと、余白が気になる方もいるでしょう。連用日記は少しの書き込みで埋まるので、毎日少しずつ書きたい方は特におすすめなんです。
特徴③書き終わった日記は大切な自分史になる
3年、5年、10年…埋まったページには過去の自分の記録がつまっています。読み返してみると日々のなんて事ない日常も大切な思い出になるでしょう。過去には戻れませんが、過去を振り返ることはできます。連用日記を続ければ、きっと数年前の自分に感謝する日が来るはず。
年数別【3年、5年、10年】おすすめの連用日記
年数別に連用日記をご紹介します!連用年数による特徴の違いも説明しているので参考にしてくださいね。
3年
連用日記の中でも一番年数が短い3年。その分書き込めるところが多く、他の連用年数に比べてたっぷり書けます。また、長期間の日記が続くかどうか不安な方にもおすすめです。
3年という年数は、成長記録として区切りのいい年数です。小学校6年間で2冊分、中学校、高校で1冊分と学校の区切りと合うので、子供の成長日記や、子供自身の日記としても向いています。仰向けから歩けるようになったり、話せるようになったりと、発達が目まぐるしい出生時〜3歳までを扱った育児用の連用日記もありますよ。
クオバディスのクオリティを連用日記に「ライフジャーナル 3イヤーズ」
フランス生まれのダイアリーブランド「クオバディス」。特徴的な正方形の手帳を、文具店で目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。こちらの「LIFE JOURNAL 3YEARS(ライフジャーナル 3イヤーズ)」は、バレットジャーナル用の1年日記「LIFE JOURNAL」の3年日記バージョンとして発売されました。
巻頭ページにはその年の目標を書くゴールページが、巻末には一年の振り返りを書くレビューページがあります。資格の目標達成やダイエットの記録など、長期の目標達成計画に使ってみましょう。月毎のカバーページにはフェミニンな扉絵がお出迎え。月が変わる日が待ち遠しくなりますね。
表紙にはリネン調のペーパークロスを採用し、金の箔押しがエレガントに光ります。60年以上手帳を作り続けてきたクオパティスの確かな製本で、3年間しっかり使える連用日記です。
ライフジャーナル 3イヤーズ 3年日記
クオバディス
¥3,960(税込・参考価格)
きらめく星屑のような日々を繋いで「3年日記帳 星座」
こちらは表紙いっぱいに星が広がる「3年日記帳 星座」。金色の星々が、肌触りの良い布張りの夜空に輝いています。日付書き込みタイプなので、好きなタイミングで始めてみましょう。入社日から始める日記や、子供が産まれた日から始める育児日記にいかがでしょうか。
シンプルな日記ページのみの構成で、連用日記のなかでも厚みが少ない約20mm仕様になります。一般的な手帳に多くみられるB6サイズなので、気分を変えて外出先で書いてみても良いですね。星屑を繋いで星座にするように、日々のできごとを少しずつ綴りたくなる、そんな連用日記です。
3年日記帳 星座
アーティミス
¥1,540(税込・参考価格)
5年
連用日記の中でバランスが良いのが5年です。書き込むスペースが3年連用ほど多くなく、10年連用ほど少なくない、丁度いい塩梅です。振り返る年が長い方が嬉しいけど、イラストや文章を色々書き込みたいという方におすすめです。
連用期間が長く、書き込めるところも多いので、天気や気温を記録するのも良いですね。前年の気温変化で、衣替えのタイミングを測れます。雪が降りそうな時期は、スノーブーツの用意やタイヤ交換の準備に取り掛かりましょう。あなたの暮らしを、過去の自分が助けてくれますよ。
物語を綴るように日々を紡ぐ「刺しゅう日記 5年連用」
まず目を引くのは、可憐な花々が広がる刺しゅうの表紙。「刺しゅう日記」は立体的な糸やシルエットにこだわった表紙が、日記を書くワクワク感を後押しします。背表紙には金の箔押しが施されていて、連用日記の特別感を演出しています。
インデックス部分と罫線は、まるで刺しゅうのステッチのよう。毎月ステッチが変わるのが、さりげないこだわりです。巻頭にはプロローグ「年の初めに想うこと」、巻末にはエピローグ「年の終わりに想うこと」を書くページが。物語を紡ぐように5年間を、「刺しゅう日記」に綴ってみませんか?
刺しゅう日記 5年連用
ミドリ
¥5,280(税込・参考価格)
レザーと共に歩む5年間「日記 5年連用」
5年間の自分と共に、表紙の風合いの変化も楽しめる「日記 5年連用」。牛革のリサイクルレザーを使った表紙の味わいが、年月が経つごとに深みを増していきます。金の箔押しが施されたクラシカルな表紙はまるで洋書のよう。高級感のある上品なデザインなので、贈りものにもぴったりです。
5年分が1ページに収まったフォーマットです。シンプルな罫線なので、自分らしいアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。イラストを描いたり、カリグラフィーを練習したりするのも◎。毎日1つ挑戦していけば、成長が見えて面白いですね。
日記 5年連用
ミドリ
¥4,180(税込・参考価格)
10年
連用日記の中でも一番年数が長い10年。書き込めるところが少ないので、余白を気にせず書けます。一言日記や毎日の簡単な記録におすすめです。10年続けば、自分史としての達成感もひとしお。ぜひチャレンジしてみたい連用日記です。
過去と今を繋ぐ「10年連用 扉」
過去と今を結ぶような扉のデザインが美しい「10年連用 扉」。金の箔押しが光る布張りの表紙は、10年しっかり使える装丁です。月初めのページには、クラシカルな扉のイラストが描かれています。インデックスにも月ごとに変わるイラストがあしらわれているので、毎月の楽しみになりそう。
見開き2ページで10年分書き込むフォーマットになっており、辞書のような重厚な厚さが年月の長さを感じさせてくれます。また今回ご紹介したミドリの連用日記は全て、裏抜けの少ないミドリオリジナルのMD用紙を採用しています。ペンが進む上質な紙を使うのも、連用日記を続ける秘訣です。
10年連用 扉
ミドリ
¥4,400(税込・参考価格)
過ぎ去る日々を見送りながら綴りたい「十年一昔日記帳」
世の中の移り変わりは早いので、10年も経つと昔のことになってしまう、ということの例えである「十年一昔」。そんな昔の思い出を、「十年一昔日記」で振り返ってみませんか?日付書き込みタイプなので、思い立った日から始められます。
こちらのフォーマットは、10年間が1ページにまとまっています。冠婚葬祭や贈答の記録など、日記以外のページも充実しているので、家庭の備忘録として使ってみても。記念日の記録ページは、楽しかったイベントを振り返るよい目次になってくれそうですね。
十年一昔日記帳
アーティミス
¥2,970(税込・参考価格)
ちなみに、日記を書けなかった日があっても大丈夫。数日以内なら記憶やスマホの記録を基に、まとめて書いちゃいましょう。思い出せないなら、それは自分に余裕のなかったときの記録として、空白にするのも一つの手です。
連用日記に今の自分を繋ぎ止めて
3年前のことをあなたは覚えていますか?著者は正直に言うと、すぐに思い出せません。だけど、日記に書いた一言を見ると、その日のできごとがありありと思い出されます。その日に食べたご飯や、ハマっていた漫画など……かっこいいことは書いていません。
だけど、過去にハマっていた漫画を思い出し、読み返して新たな面白さに気づくときもあります。過去に悩んでいたことが、未来の自分には些細なことに思え成長を感じることも。連用日記を始めれば、今の自分を繋ぎ止められます。そして、ふと読み返したときに、過去の自分が愛おしくなりますよ。