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左利きさん必見!【筆ペン】でストレスなく美しい文字を書くコツ・練習方法

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日常の中で、用具の扱いに何かと不便を感じやすい左利きさん。筆ペンでの筆記にもストレスを抱いている方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、左利きの方が筆ペンで美しい文字を書くコツや練習方法についてご紹介。筆ペンの扱いに悩む左利きさんの力になれますように。

左利きの方にとって筆ペンでの筆記が難しい理由

左利きの方が筆ペンで文字を書くことを難しいと感じる理由として、”はらい”の力の抜き加減が難しいことが挙げられます。普段のペン書きと比べても、筆ペンでは特に力の加減が文字の美しさに関わるので、この動作を苦手とするのは大きな問題といえるでしょう。

しかし、ご祝儀袋や香典袋、年賀状などで使う筆ペンを避けて通るのも難しいところ。大事な場面で使用することが多い筆ペンは、なおさら諦めずに美しい文字を書きたいところですよね。それでは、一緒に左利きで筆ペンを使いこなすコツを見ていきましょう。

左利きで筆ペンを使いこなすコツと練習方法

笠原加帆
笠原加帆

左利きの方が筆ペンを使いこなすのはやや難易度が高めですが、いくつかのコツを押さえれば美しい文字が書きやすくなります。実際に筆ペンを使うときには以下のコツを試してみてくださいね。

筆ペンを右に傾けて持つ

左利きの方が筆ペンを使いこなすコツの1つは、筆ペンを右に傾けて持つこと。右手で筆ペンを持つときと同じ傾きになるように、手首を内側に捻り、右に傾けて持ちます。傾き加減は筆の先と紙の角度が大体15~20度になる程度です。

この持ち方にすると、筆先の流れが乱れてしまうのを防げるほか、筆ペンでの筆記で重要な、かなや漢字の”とめ”や”はね”、”はらい”が上手にできるようになります。

左利きの方がその他の筆記具を持つときには筆記具が左に傾くのが普通なので、最初は持ち方に違和感を感じるかもしれませんが、たびたび持ち方を根気強く練習して慣れましょう。

笠原加帆
笠原加帆

上述の角度がかなり重要になってくるため、練習のときには、ただ持つだけでなく角度をしっかりと意識しながら試してみてくださいね。

紙を斜めに傾けて書く

紙を右斜めに傾けた状態にして筆ペンで書くことも、左利きの方に覚えておいてもらいたいコツです。傾きの角度は大体右に30~45度。トランプのダイヤのような形になるように右に傾けることをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。

このように紙を右に傾けることで、”押す”動作を減らし自分の方へ”引く”動作を増やすことができます。この方法で書くと、左利きの方が書いてしまいがちな”右下がり文字”の防止ができるほか、紙や筆先のよじれを防げるため、ぜひ練習してみましょう。

縦書きだけでなく横書きや行書体などにも使えるコツなので、練習の際にはいろいろな書き方でチャレンジするのがポイントです。

笠原加帆
笠原加帆

また、紙の傾きは右に大体30~45度と幅広いため、どの角度が一番書きやすいかも把握しておくといいでしょう。

体の中心よりも左に紙を置いて書く

普段書き物をするとき、紙は体の正面に位置していることが多いはず。しかし左利きの方の場合は、体の中心よりも左側に紙を置いて書くことも、美しい文字を書くコツの1つなんです。

こちらは”正座筆法”と呼ばれるもの。左に紙を置くと、書いている文字を手で隠してしまうことなく確認しながら書き進められるほか、字が曲がらず正しい姿勢で書くことができます。

慣れないうちは紙が動いてしまいやすいので、ペーパーウェイトなどを使って紙を固定しながら練習するといいでしょう。

笠原加帆
笠原加帆

この方法を採用して書くときには、上述の”紙を斜めに傾けて書く”というコツは基本的に併用しません。書くときには紙をまっすぐにしたまま、左に寄せて書くのがおすすめです。

紙から手を浮かせて書く

特に左利きの方が筆ペンを使って横書きをするときに覚えておきたいコツが、紙から手を浮かすこと。これは、手が墨で汚れてしまうのを防ぐためです。筆ペン以外の筆記具を使うときにも気にしたいポイントですが、墨が乾くのが遅い筆ペンでは特に気を付ける必要があります。

紙から手を浮かすと支えがなくなり不安定になってしまうので最初は厳しいですが、手の力を抜いてリラックスしながら書くと少し楽に書けますよ。年賀状など、いきなり本番で手を浮かせることを意識してもなかなか難しいので、事前に練習して力の抜き方なども覚えておくといいでしょう。

左利きでも楽しく書ける。筆ペンを使いたい意欲が増すおすすめの筆ペン

笠原加帆
笠原加帆

最後に、筆を使いこなせない左利きの方でも楽しめるようなおすすめの筆ペンを2つご紹介します。苦手意識を払拭するにはお気に入りの筆ペンを手に入れるのも1つの方法ですよ。

鮮やかな発色に筆記意欲がくすぐられる「アートブラッシュ スカイブルー」

深みのある綺麗なブルーに、筆ペンを使いたい欲がますますかきたてられる「ぺんてる」の「アートブラッシュ スチールブルー」。筆ペンというと黒を想像している方がほとんどかもしれませんが、こんなに素敵な色もあるんです。

アートブラッシュは、水で筆先を濡らすことで淡い色彩を楽しめたり、2色の筆先を触れ合わせてグラデーションを表現できたりと、筆ペンの可能性にどこまでもチャレンジするシリーズ。

同じシリーズの「スカイブルー」を筆先につけてグラデーションにすると夜明け前の空が表現できそうだな、とうずうずしてきました。”夜明け前”の4文字をひたすら練習して、グラデーションを楽しみたいです。

笠原加帆
笠原加帆

文字を書くだけでなく、イラストにも使えるアートブラッシュ。汎用性が高いので、ぜひ1本手に入れてみてはいかがでしょうか。

アートブラッシュ スチールブルー
アートブラッシュ スチールブルー

ぺんてる

¥367(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

筆文字が上達した暁に手に入れたい「くれ竹 万年毛筆 夢銀河」

「呉竹」の「くれ竹 万年毛筆 夢銀河」は、左利きでの筆文字をマスターしたときにこそ手に入れたいリッチな筆ペン。筆先にいたちの毛を使用している本格的なアイテムです。

フォーマルなデザインと繊細な造りで、筆を執る際にはいつもより姿勢を正して書いてしまうこと間違いなし。名入れのサービスもあるので、筆文字の練習を頑張った暁にはぜひお願いしたいところです。

いくつか年を重ねて、こんな毛筆をペンケースからサッと取り出せる人になりたいな、と思ってしまいました。そのときには、この毛筆に似合う美しい文字が書けるように今から練習が必要ですね。

くれ竹 万年毛筆 夢銀河
くれ竹 万年毛筆 夢銀河

呉竹

¥14,850(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

コツを抑えれば左利きでも筆ペンで美しい文字を書ける

”筆ペンを右斜めに傾けて持つ”、”紙は体の中心から左に位置させる”、”横書きの際には特に紙から手を浮かせて書く”など、左利きならではの筆ペンの書き方のコツをご紹介しました。左利きの方は筆ペンに苦労することも多いですが、これらのコツを抑えてぜひ筆文字を練習してみてくださいね。

こちらの記事では、左利きの方に向けた万年筆の使い方やおすすめの万年筆についてご紹介します。筆ペンと同時に、万年筆の使い方もマスターできますように。

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