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日本の「春」を表す美しい季語リスト。言葉の意味を知って表現の幅を広げよう

季節を表現する日本語のひとつに、「季語」があります。俳句や連歌などで使われる季語は、日常生活の様々なシーンでも活用できるんです。この記事では、"春"を表す美しい季語をリストアップ。季語の意味を知り、自分らしく春を表現してみましょう。

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季節を表す美しい言葉とは

言葉で季節を表現しよう

日本は美しい四季に恵まれた国であり、その季節にしか感じられない自然の魅力に溢れています。歴史の中で、季節とともに移り変わる風景や天候を敏感に捉えて表現する美しい日本語が数多く生み出されてきました。

そんな季節の美しさを表す日本語のひとつに、「季語」があります。季語とは、俳句や連歌において特定の季節を示す言葉のこと。例えば俳句で春の季語が使われていることで、「春」と明記しなくてもいつの季節なのかがわかるようになっています。また、季語は時候の挨拶として、手紙を書く際にも使える表現です。

季語の分類は天気や自然、動植物、行事など実に様々で、日本語の奥深さを物語っています。まずは自分の生まれた月や好きな季節から、季語に慣れ親しんでみるのも素敵ですね。

美しい春の季語を学んでみよう

春といえば、みなさんは何を連想するでしょうか?寒さの残る時期に春の便りを届けてくれる梅や、満開の様子はもちろん散り際まで美しい桜など…春になると、美しい花々があちこちで咲き誇ります。また、気温が上がるにつれて動物たちの動きも活発になりますよね。

私たちにとっても、入学や就職、引っ越しなど新しいスタートを切るタイミングです。あらゆる命が生き生きと輝く春だからこそ、美しい季語を知って自分の心を豊かに育てていきませんか。

紫原もこ
紫原もこ

季節の美しさを感じさせる季語は、仕事のメールやプライベートの手紙にも使える表現です。こちらの記事では、冬の寒さをやわらげてくれるような季語や例文を教えてくれますよ。

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日本の春を表す美しい季語一覧

紫原もこ
紫原もこ

春の季節は、暦上では2月4日頃の立春から5月6日頃の立夏前日までにあたるそうです。ここでは、気候、景色、植物、挨拶の4つの項目ごとに春の季語一覧を紹介します。

春の気候を表す季語一覧

麗か(うららか)

「麗か(うららか)」とは、陽射しが明るく穏やかな春の様子を表す季語です。また、心配ごとがなく、晴れ晴れとした気分であるときにも使われます。うららか、という言葉の響きから、よく晴れた春の日の青空や軽やかな風、色とりどりの美しい花々が思い浮かんできますね。

立春

「立春」とは季節の区分である「二十四節気」のひとつで、2月4日頃を指します。2月初旬はまだ寒さの厳しい時期ですが、3月を迎えれば次第に春めいてくるはず。また、暖かい春への期待に胸をふくらませるように、梅のつぼみも綻び始めます。

時候の挨拶にも使える「立春」の季語を手紙の文面に盛り込み、相手と春を待ち望む気持ちを分け合ってみましょう。

長閑(のどか)

「長閑(のどか)」は、落ち着いて穏やかな様子を表現しています。「長閑」という季語ひとつで、春らしい風景や心地良い気候がイメージできるのではないでしょうか。何気ない日常の中でのんびりと流れる時間を楽しめるのも、春の醍醐味です。

花冷え

「花冷え」の花とは、桜のこと。桜の咲く時期に寒さが戻ってくる気候を「花冷え」といい、時候の挨拶にも使える季語です。地域差はあるものの、だいたい3月下旬から4月上旬にかけて使われています。

「ようやく暖かくなったのに、また寒くなるなんて」と言いたくなる気持ちも、「花冷え」という美しい季語で表現すれば乗り越えられそうですね。

春雨

しとしと、というオノマトペがぴったりな「春雨」は、細やかに降る春の雨を意味します。霞みがかる街並みや灰色の曇り空、しっとり濡れる桜の花…春の情景を包み込む春雨は、どことなく優しい雰囲気を漂わせ、心を落ち着かせてくれるかのよう。また、植物の芽吹きが進んだり、動物も元気に動き始めたりと、命に恵みを与える雨でもあります。

春の景色を表す季語一覧

朧月

ぼんやりとかすんで見える月が春の夜空に浮かんでいたら、「朧月」の季語を思い出して。春になると日中と夜の気温差が激しいことから、このように月がおぼろげに見えるのだそうです。ふわりと揺蕩うような美しい「朧月」の姿に、人々は遥か昔から魅了されてきたのかもしれませんね。

霞の衣

霧が発生して霞んで見える光景を、春が衣をまとっている様子に喩えた季語が「霞の衣」です。春特有のぼんやりとした山や空も、美しい季語で表現することでまた違った印象を楽しめますね。

春の海

陽光に照らされ、穏やかに波打つ海の様子を「春の海」という季語で表現しましょう。陽射しが海面に反射し、綺麗に輝く光景は一日中眺めていたくなります。与謝蕪村の有名な俳句「春の海 終日のたりのたりかな」を思い出しながら、春の海へ出かけてみるのも素敵です。

風光る

「風光る」とは、春に吹く風がきらきらと光るように感じられることを意味しています。どんどん暖かくなる中で、風が運んでくるのは春を迎える喜びと希望。光る風に想いを乗せて、大切な人へエールを送る際にも使いたい美しい季語です。

山笑う

春の山では草木が芽吹き、花も咲いて一気に華やかな様相になります。そこに動物たちの鳴き声も重なり、まるで山が笑っているようだとして「山笑う」という季語が生まれました。春の季語には自然を人に喩えるものが多く見られ、美しい季節への親近感が増します。

春の植物に関する季語一覧

梅見

古代では、花見というと梅の花を眺める行事を指しました。そのため、「梅見」が春を表す季語として使われるようになったのです。桜よりも早く咲く梅は、春に近づく日々を鮮やかに表現してくれますよ。

花筏(はないかだ)

「花筏(はないかだ)」は、水面に散った桜の花びらがまとまって、筏のようにゆっくり流れていく光景を表しています。満開の美しい桜が散り始め、春の終わりを予感させる季語です。ちょっと寂しい気分に浸りつつ、綺麗な桜の筏を目に焼き付けておきたくなりますね。

桃の花

桜から少し遅れて花開く「桃の花」も、春の季語のひとつです。かわいい薄紅色の桃は、特に雛祭りで馴染み深いかもしれません。花の咲く時期に合わせて、「桃の花」の季語を文章に盛り込んでみましょう。

沈丁花(じんちょうげ)

沈丁花(じんちょうげ)の甘い香りに、春の訪れを感じる方も多いのではないでしょうか?「沈丁花」は2月から3月に咲く花で、春の季語としても使われます。私たちの五感に春を届けてくれる、淡いピンク色の花を見逃さないで。

春の挨拶に関する季語一覧

浅春(せんしゅん)

「浅春(せんしゅん)」は春になったばかりの時期を示し、季語としてはもちろん時候の挨拶にも用いられます。少しずつ春めいていく3月前半に使うと、移り変わる美しい季節の情景が文面からも伝わるのではないでしょうか。

陽春(ようしゅん)

「陽春(ようしゅん)」の季語には、明るい春の光に包まれてひなたぼっこをしているような温もりが感じられます。4月上旬から下旬に使える表現なので、新年度の挨拶に取り入れると相手の心も晴れやかになりそうですね。

惜春(せきしゅん)

過ぎていく美しい春を惜しむ気持ちは、「惜春(せきしゅん)」の季語に託してみて。立夏の前、4月中旬から下旬の時期に使うのがおすすめです。春との別れにも季語を活用し、季節を愛でる心を大切にしていきましょう。

春たけなわ

真っ最中、を意味する「たけなわ」と掛け合わせた「春たけなわ」は、春らしさを存分に感じられる季語です。暖かい気候に綺麗な花々、柔らかい陽光…まさに春爛漫というイメージがしっくりきます。3月中旬から4月中旬頃まで、幅広く使える表現ですよ。

花の便り

「花の便り」という美しい季語で、花が咲く喜びを共有してみませんか。花の中でも、桜が咲いたことを知らせる意味合いで使われます。綺麗な桜の花びらを封筒に忍ばせて手紙を送れば、心和む「花の便り」となるでしょう。

美しい季語で春を呼び寄せて

日本語には、季節を表す美しい「季語」がたくさんあります。春の季節に限定しても素敵な表現に溢れていて、全部は取り上げきれないほど。また、一つひとつ季語を学んでいくうちに、季節を捉える感覚が研ぎ澄まされていきます。美しい春の季語を使って、自分自身の表現力を磨いてみませんか?

紫原もこ
紫原もこ

美しい季語で春を表現するなら、文具にも季節感を取り入れてみませんか?「くすみパステル」の文具で、指先の世界を春色に彩りましょう。

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