《ゲスト別》心に響く席札のメッセージ集。結婚式に向けて確認したい書き方と文例

挙式の後に行われる披露宴は、新郎新婦が大切なゲストへ感謝の気持ちを表す場。ゲストが席について最初に目にする席札には、目印だけでなく一人ひとりへあてたメッセージを届ける役割もあります。この記事では、そんな席札に綴るメッセージの書き方をゲスト別にご紹介。ぜひ参考にしてみてくださいね。

結婚式における席札の役割と、メッセージの書き方

本来は、ゲストを披露宴会場の席までリードするための席札。しかし、最近はゲストの名前と一緒に感謝の気持ちや「これからも末永く縁を保ちたい」というメッセージを書き込むカップルが多くなり、定番化してきました。

披露宴が始まる前のちょっとした時間に、ゲストが目を通す席札に綴られたメッセージ。限られた披露宴の時間では全てのゲストに感謝の気持ちを伝えきれないからこそ、大事な役割を果たすんです。また、披露宴へのワクワク感をより高め、会場が一体化する…なんてことも期待できます。

そんな大切なメッセージの書き方には、ちょっとしたコツや注意点があります。以下にまとめたので、チェックしてから席札にメッセージを綴りましょう。

席札のメッセージのコツと注意点

• ⚫︎ メッセージは必ず手書きにする。
• ⚫︎ コンパクトに３文構成がベスト。ゲストによって長さを変えない。
• ⚫︎ お礼・エピソード・締めの言葉の順番に書く。
• ⚫︎ メッセージの内容はポジティブなもの。
• ⚫︎ 忌み言葉や重ね言葉を使わない。
• ⚫︎ メッセージは読みやすく名前と同じ方向に書く。
• ⚫︎ 新郎新婦それぞれが、ゲストに対して書く。

心温まる結婚式になる席札のメッセージ

恩師や御世話になった方への席札メッセージ

学生時代の先生やお世話になった方には、主賓として結婚式に参列していただく場合もありますよね。ご指導いただいたときのエピソードや、自分がどのように影響を受けて成長できたか…など、具体的な感謝の言葉を席札に綴りましょう。

例文

• ⚫︎ 本日はご多用のところ私たちの門出に立ち会っていただき、また、乾杯のご挨拶を快くお受けくださり誠にありがとうございます。先生の生き方や○○をご指導いただいたことは私の指標であり、心の糧となっています。これからもお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

会社の上司や先輩への席札メッセージ

役職の高い上司には、慎重に言葉を選ばなければいけません。また、結婚式の主賓としてお迎えしてスピーチをお願いする場合もありますので、そのお礼と仕事への意気込みなども書いてみましょう。

例文

• ⚫︎ 本日は私たちの結婚式にご出席いただき、また、主賓の挨拶をお引き受けくださりありがとうございます。入社して今日まで○○さんにはいつも的確で心のこもったご指導ご鞭撻をいただき本当に感謝しております。今後もより一層業務に励んでいきますので、温かく見守っていただけますと幸いです。

続いてご紹介するのは、同じ部署やチームの上司、先輩へのメッセージです。仕事で助けられたことや支えてもらったことへの感謝、尊敬しているところなど、具体的なエピソードを加えると心を掴むメッセージになりますよ。

例文

• ⚫︎ 本日は私たちの結婚式にご出席いただきありがとうございます。入社してから〇年が経ちますが、○○さんはいつもチーム全体が業務に励みやすい環境を作り、未熟な私にも多くのことをご教授くださり深く感謝しております。これからも精進して参りますので、今後も変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

会社の同僚や後輩への席札のメッセージ

近しい関係にある同僚には、少し砕けた表現で日ごろの感謝を伝えましょう。印象に残っているエピソードを交えながら、これからも良い関係でいたい気持ちをメッセージにしてみて下さいね。

例文

• ⚫︎ 今日は私たちの結婚式に来てくれてありがとう！いつも私の相談に乗ってくれて、本当に感謝しています。私も○○ちゃん(くん)に頼ってもらえるよう頑張るので、これからもどうぞよろしくね。

例文

• ⚫︎ 今日は私たちの結婚式にご出席いただきありがとうございます。○○さんの前向きな言葉にいつも勇気づけられています！研修の際、上手くできない私に優しく声を掛けてくれたことを今でも覚えていますよ。これからもよろしくお願いします。

そして、後輩にはこんなメッセージがおすすめ。仕事の姿勢や感心していることなどを、この機会に伝えてみましょう。

例文

• ⚫︎ 今日は私たちの結婚式に来てくれてありがとう！仕事でも頼りになる○○ちゃん(くん)は、リサーチ上手で一緒にお出かけするといつも楽しいです。今日はスイーツビュッフェを用意してあるので、たっぷり楽しんでね。

親友への席札メッセージ

気心の知れた親友や幼馴染には、受付をお願いする場合もありますよね。そのお礼をメッセージの中にしっかりと込め、幼いころの楽しかった思い出などを綴ってみましょう。

例文

• ⚫︎ 今日は私たちの結婚式に来てくれてありがとう！受付も快く引き受けてくれて、とても感謝しています。小学生のころ○○ちゃんと二人で○○動物園に行って迷子になってしまったことは今では笑い話ですね。先にお母さんになった○○ちゃん、これからもたくさん話そうね！

例文

• ⚫︎ 今日は遠くから私たちの結婚式に来てくれてありがとう！私たちは高校の文化祭で模擬店の係になったのがきっかけで友達になったよね。映画の話やお互いの恋愛の話で盛り上がったことを覚えてます。これからは子育ての相談に乗ってくれたら嬉しいです。これからもよろしくね。

祖父や祖母への席札メッセージ

祖父や祖母は、きっとあなたの晴れ姿を楽しみにしています。幼いころの思い出やエピソード、お世話になった感謝の気持ちを込めて、こんな例文はいかがでしょうか？

例文

• ⚫︎ おじいちゃん、今日は遠くまで私たちの結婚式に来てくれてありがとう。近くの畑で野菜を一緒に育てて美味しく食べたこと、今でも鮮明に覚えています。これからは○○さんとおじいちゃんたちみたいな温かい家庭を築きたいと思います。いつまでも長生きしてね。
• ⚫︎ おばあちゃん、今日は私たちの結婚式に来てくれてありがとうございます。いつも優しく私を包み込んでくれるおばあちゃんが大好きです。おばあちゃんが成人式にくれた振り袖を仕立て直して、お色直しに着させてもらいます。一緒にたくさん写真を撮ろうね！

両親への席札メッセージ

成長した子どもの結婚式は、うれしい気持ちとどこか寂しい気持ちの両方を感じるもの。「今まで育ててくれてありがとう」の言葉はスピーチに取っておいて、メッセージには今の心境や率直な感謝の気持ちを綴りましょう。

例文

• ⚫︎ いよいよ今日が来ました。結婚式の準備をたくさん手伝ってくれてありがとう！お母さんはいつも私の横で応援してくれたよね。私に寄り添って快く手伝ってくれて感謝しています。これからもよろしくね。
• ⚫︎ 私の興味のあることに粘り強く付き合ってくれるお父さん。わがままを言ったり反抗的な時期もあったりしたけど、優しく見守ってくれたよね。まだまだ未熟な二人ですが、お父さんたちのような温かい家庭を築いていきたいと思っています。温かく見守っていてください。

小さなゲストにも結婚式を楽しんでもらう席札メッセージを贈ろう

兄妹や親戚のお子様たちにも、結婚式を楽しんでもらえるメッセージを贈りましょう。結婚式のリングガール・ボーイやフラワーガールをお願いしていたら、そのお礼も書いてくださいね。漢字がまだ読めない年齢なら全てひらがなにしたり、文字が読めない年齢ならイラストで描いたりと、成長に合わせて工夫してみてください。

例文

• ⚫︎ いつもげんきいっぱいの○○ちゃん(くん)。きょうはリングガール（ボーイ）のおてつだいをしてくれてありがとう！まるでようせいさんみたいで、とってもかわいかったよ。○○ちゃんのすきなエビフライやハンバーグをよういしてるので、たくさんたべてね！デザートのおいしいケーキもおたのしみに！

結婚式をおしゃれに演出するおすすめの席札をピックアップ

一枚ずつ心を込めて作りあげる席札

こちらの席札は、¨紙とデザインのチカラを追求する¨デザインスタジオ「DELLA WAY（デラウェイ）」の席札です。シックな色合いがおしゃれな席札に、自分でシーリングスタンプを押して仕上げます。

お手持ちのシーリングスタンプを活用したり、好みのワックスを使ったりと、自分好みにアレンジができます。そして、シーリングスタンプをまだ手に取ったことがない方にはこちらの記事がおすすめ。一見すると扱いが難しそうなシーリングスタンプですが、使い方のコツを掴めば綺麗に押せますよ。

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愛と幸福を呼ぶミモザの席札

こちらの席札は「FARBE（ファルベ）」の「ミモザ・ルフレ」。愛と幸福を呼ぶと言われるミモザと、「献身的な愛」という花言葉を持つラベンダーが描かれており、結婚式にぴったりなデザインです。柔らかく穏やかなイエローが、会場を可憐に彩ります。

席札にゲストの名前を印刷してくれるので、忙しくて結婚式の準備に時間が取れないカップルにもおすすめ。美しく咲き誇るミモザとラベンダーは背面まで描かれていて、とても華やかですね。メッセージを書き込む内側は白いので、ペンの色を問わないところも◎。

純白の美しさと繊細な黄金が映える席札

こちらは、繊細な小紋柄が美しい「PIARY（ピアリー）」の「黄金千里（コガネセンリ）」という席札。純白と気品ある黄金が白無垢の新婦を思わせ、和装の結婚式にぴったりです。

ゲストの名前が印字された純白のシートに黄金の小紋柄を被せるため、席札に奥行きが生まれ高級感がプラスされます。同シリーズの席次表や招待状も展開されているので、気になる方は併せてチェックしてみてください。

心に響く席札のメッセージ

恩師、会社の上司・同僚・後輩、親友・親族とゲスト別に細かく例文をご紹介しました。結婚式に参列するゲストの一人ひとりに丁寧に向き合い言葉を紡ぐことで、きっと心に響く席札のメッセージを書くことができるはず。素敵な結婚式になるように、じっくりと取り組んでみてはいかがでしょうか？

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