引っ越し祝いには心を込めたメッセージを。書き方のマナーや例文をご紹介
家族や友達、会社の人など…大切な人の新生活には、引っ越し祝いと一緒にメッセージを送ってみませんか?あなたの心がこもったメッセージは、送られた相手の心の支えになってくれるはず。今回は、そんな引っ越し祝いのメッセージの書き方やマナーを、例文と一緒に解説します。
引っ越し祝いにメッセージを送る意味とは?
身の回りの環境が大きく変わる「引っ越し」は、人生における大きなイベントの一つ。そのため、引っ越し祝いのメッセージは「お世話になりました」という感謝と一緒に、その人が今後の新生活で活躍するようにお祈りする気持ちを届けるものでもあるのです。
また、引っ越し祝いと混同されがちなのが「新築祝い」。引っ越ししていく人に向けての贈り物である点ではどちらも一緒ですが、新築祝いは相手が新しく家を建てたり、購入したりした場合に送るものです。新生活を応援する気持ちとともに、大きな買い物を無事終えたことへの喜びを伝える意味があります。
絶妙なニュアンスの違いはあれど、どちらも引っ越ししていく相手への感謝の気持ちや、新生活を応援する気持ちがこもった素敵な贈り物であることには違いありません。そこで今回は、引っ越し祝いのメッセージの書き方を中心に、後半では新築祝いを兼ねたメッセージの書き方についても紹介します。
これで基本はばっちり!引っ越し祝いのメッセージの書き方を解説
①相手の名前を最初に書く
引っ越し祝いのメッセージカードの最初には、送る相手の名前を書きましょう。名前は、一人ひとりを表すかけがえのないもの。そのカードが誰に向けた贈り物なのかが分かりやすくなるだけでなく、後に記載するお祝いの言葉やメッセージがより相手へ印象的に伝わるでしょう。
②お祝いの言葉を述べる
相手の名前を書いたら、次にお祝いの言葉を書きましょう。文章のはじめにお祝いの言葉を述べることで、どんな意味でそのメッセージを送ったのかが明確になります。「引越しおめでとう」や「この度はご新築おめでとうございます」といったように、1行程度の簡潔な文章にすると、スマートですよ。
③本文は簡潔に書く
次に、本文をまとめましょう。これまでの楽しかった思い出や、引っ越しのきっかけになった出来事に関する話など…相手との関係性に合わせて、あなたらしいメッセージを書いてみてください。このとき、お祝いの気持ちを込めるのはもちろん、言葉遣いや書き方のマナーを守ることも大切です。
④結びの挨拶で締めよう
本文を書き終えたら、結びの挨拶でメッセージを締めます。「新天地でのご活躍をお祈りいたします」といった、相手の今後を応援する気持ちを文章にすると良いでしょう。
送る相手が仲の良い友達であれば「また一緒に遊びましょう」「今度ぜひ、遊びに行かせてください」といったような、今後も仲良くしたい気持ちを乗せるのもGOOD!
引っ越し祝いのメッセージを書くとき・送るときのマナーを紹介
NGワードに注意しよう
引っ越し祝いをはじめとして、お祝い事に関するメッセージでは「忌み言葉」と呼ばれるNGワードが入っていないか確認するのが書き方のマナー。「忌み言葉」とは、特定のシーンにおいて不吉な物事を連想させる言葉や表現のことです。
引っ越し祝いの場合は「火」や「燃える」といった火事を連想させるものや、「倒れる」「潰れる」など家の崩壊をイメージさせる言葉が忌み言葉に該当します。どれもお祝いのメッセージにはあまり使われない言葉ではありますが、うっかり文章に入れてしまっていないか、事前にチェックしてくださいね。
センシティブ・個人的な内容に踏み込みすぎないようにしよう
同じ「引っ越し」というイベントであっても、相手によってさまざまな事情があり、中には触れられたくない内容もあるかもしれません。そのため、メッセージの本文で相手の生活に関するエピソードを入れる際には、センシティブな内容に踏み込み過ぎないようにするのがマナーです。
引っ越し祝い・メッセージを送るタイミングに気を付けよう
引っ越し祝いのメッセージカードをプレゼントと一緒に送る場合には、書き方だけでなく、送るタイミングにも注意しましょう。相手が引っ越したばかりであれば、引っ越し先での手続きや荷物の片付けなどで大変な時期かもしれません。
相手が新生活の準備や手続きが落ち着いた頃に届くように、配送方法やタイミングを考えるのがポイント。プレゼントと一緒に送った際には、相手へあらかじめ連絡しておくのも良いでしょう。
【例文】引っ越し祝いのメッセージ
一般的な引っ越し祝いのメッセージ例文
一般的な引っ越し祝いの場合、今後の新生活が楽しいものになるように、明るく楽しい文面にするのが基本。また、引っ越しの際にはさまざまな準備や手続きがあるので「お疲れ様」といったようなねぎらいの一言を添えるとより相手を思いやる文章になるでしょう。
家族・親戚向けのメッセージ
家族や親戚が引っ越す場合、引っ越しの手伝いをする場合もあるでしょう。その際は、手伝いをしていた時の気持ちを引っ越し祝いのメッセージに綴るのも良いですね。両親や親戚であれば、少し丁寧な口調でまとめて、落ち着いた雰囲気のメッセージにするのも素敵です。
- お引越しおめでとうございます!落ち着かれましたら、ぜひお邪魔させてくださいね。新生活が幸せと笑顔に満ちたものとなりますように。
- 引っ越しおめでとう。引っ越しの手伝いができなくてごめんね。新しい場所で心機一転、一緒に頑張っていこう!新生活が素敵なものになりますように。
【家族・親戚向け】引っ越し祝いメッセージの例
友達向けのメッセージ
親しい友達へ向けた引っ越し祝いの場合、普段の会話で引っ越しの話題が出ていることもあるでしょう。「こんな新居がいいな」「引っ越し先はこんな場所なんだ!」など、引っ越しに関する会話において印象的だったことを書くのも良いですね。
- 引っ越しおめでとう!待ちに待った新生活が始まるね。希望通りの物件が見つかって良かった。落ち着いたら遊びに行かせてね。楽しみにしているよ!
- 引っ越しお疲れ様。新しいお家はどうですか?交通の便が良くて、とても暮らしやすい場所だと聞いています。今度ぜひ遊びに行かせてね!
【友達向け】引っ越し祝いメッセージの例
ビジネスシーン向けのメッセージ
会社の上司や取引先の人など、ビジネスシーンでお世話になっている方への引っ越し祝いの場合、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。一般的に引っ越し祝いのギフトと一緒にメッセージを送ることが多いため、お祝いの品に関する一言を添えるとGOOD!
- この度はお引越しおめでとうございます!新しいお住まいは緑豊かで、素敵な所とのこと羨ましい限りです。ささやかではございますが、お祝いの品を手配いたしました。お役立ていただけましたら幸いです。
- この度はお引越し誠におめでとうございます。新生活でお忙しいとは思いますが、どうぞご自愛ください。益々のご健勝をお祈りいたします。
【ビジネスシーン向け】引っ越し祝いメッセージの例
新築祝いを兼ねたメッセージの例文
結婚や出産などといった、おめでたいライフイベントをきっかけに購入する人も多いマイホーム。だからこそ新築祝いでは、そんなライフイベントに関する話を少し取り入れるのが良いでしょう。
家族・親戚向けのメッセージ
一般的な引っ越し祝いと同様に、家族や親戚へのメッセージは、言葉遣いと表現を相手との関係性に合わせてチョイスしましょう。新生活を応援する言葉に加えて、今度改めてお祝いしたいという旨を記載するのも良いですね。
- ○○姉さん、新築おめでとう!ずっと前からの夢だったから、本当によかったね。私もとっても嬉しいです。新しい家で、家族皆が幸せな日々を送れますように。
- 新居の完成おめでとう!これからの新生活を考えるだけでワクワクしてきますね。今度お祝いを持って遊びに行きますね。
【家族・親戚向け】新築祝いメッセージの例
友達向けのメッセージ
友達へ向けた新築祝いのメッセージなら、憧れのマイホームで新生活を送れることを一緒に喜ぶ文章が良いでしょう。結婚や出産を機にマイホームを購入した場合、パートナーや子どもについて軽く触れるのも良いですね。
- ご新築おめでとう!念願のマイホームでの新しい生活はどうかな?子ども達の嬉しそうな姿が目に浮かぶよ。落ち着いたら、素敵な新居へ遊びに行かせてね。
- 新居の完成おめでとう。憧れのマイホームだね!きっとこれから楽しい日々が待っていることでしょう。ご家族で力を合わせて幸せに暮らしてね。
【友達向け】新築祝いメッセージの例
ビジネスシーン向けのメッセージ
会社の上司や取引先の方へ送る新築祝いの場合、新居がある場所や環境に触れるのが良いでしょう。メッセージ締めには、ご健勝・ご多幸などといった、相手の今後の幸せを願う挨拶を入れると、ビジネスシーンらしい印象になりますよ。
- ご新居の完成、心よりお祝い申し上げます。ご家族の皆様もさぞかしお喜びのことと存じます。これからもご家族皆様のますますのご健勝をお祈り申し上げます。
- ご新築誠におめでとうございます。緑豊かで素敵な場所にご新居があると伺い、ご家族団らんの光景が目に浮かぶようです。これからもご家族皆様のご多幸を心からお祈りしております。
【ビジネスシーン向け】新築祝いメッセージの例
素敵な引っ越し祝いのメッセージで、相手の新生活を応援しませんか?
新しいスタートを切る瞬間は、誰もが希望と不安を抱えているもの。あなたが送る素敵な引っ越し祝いのメッセージは、これから新生活を迎える大切な人の心をホッと癒してくれるでしょう。素敵な引っ越し祝いのメッセージで、大切な人の新生活を応援しませんか?
こちらの記事では、結婚祝いのメッセージの書き方や例文を紹介しています。大切な人のお祝いごとには、心を込めたメッセージを送ってみてくださいね。