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和の色から日本ならではの美しさを感じて。伝統色に染まった趣深い文具

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日本には美しい四季があり、豊かな自然の風景から伝統的な和の色が生まれました。日本でしか見られない色合いと名前を持つ伝統色は、現代にいたるまで人々の心を強く惹きつけています。伝統色に染まった文具を介して、もっと日本の魅力を知ってみましょう。

日本の文化や四季を表した伝統色

春に舞い散る桜や夏の突き抜けるような青空、秋の山を染め上げる紅葉、冬にしんしんと積もる白い雪。日本の風景は、季節ごとに鮮やかに表情を変えます。

春夏秋冬と移ろうなかで出会う色は、どれもひと言では言い表せないものばかりです。それぞれの色に自然や文化にちなんだ名前が付けられていて、日本人の繊細な色彩感覚と豊かな語彙力に驚かされます。

例えば、赤色といっても、濃い紅赤の唐紅(からくれない)や淡い紅色の一斤染(いっこんぞめ)など、バリエーションは実に多彩。わずかな濃淡や明暗の違いによって、その色にしかない個性が宿っています。

古来、日本では暮らしのなかにさまざまな色を取り入れ、独自の文化を育んできました。美しい色使いといえば、平安時代に女性たちが着ていた十二単をイメージする方も多いのではないでしょうか。このような和の色は古代から現代へと受け継がれ、伝統色として人々に愛されています。

今回は、日本の文化に根差した伝統色に親しめる、趣深い文具をご紹介します。

伝統色に惹きつけられる文具たち

紫原もこ
紫原もこ

普段の暮らしのなかで、伝統色に触れる機会は少ないかもしれません。伝統色に染まった文具を使って、日本の四季や文化に思いを馳せてみませんか。

四季の移ろいを詰め込んだ、色鉛筆入り小箱

最初にご紹介するのは、「Cohana(コハナ)」の「浮き紙の小箱 色えんぴつ」です。

浮き紙とは、福井県越前市にある山次製紙所が独自の紙漉で作った越前和紙のこと。表面の凸凹した風合いに、手仕事ならではの温もりが感じられます。そんな浮き紙に日本の伝統色を纏わせ、引き出し式の小箱に仕上げました。

ピンクの薔薇色(ばらいろ)は、見ているだけで幸せな気持ちになれそうな色合い。また、水仙の黄色い花から生まれた黄水仙(きすいせん)には、明るくもどこか落ち着いた雰囲気が漂います。

江戸時代に粋な色として流行した深川鼠(ふかがわねず)は青緑がかった灰色で、重たく見えません。そして山の清流を思わせる水浅葱(みずあさぎ)と上品な露草色(つゆくさいろ)では、同じ青色系統でも異なる印象に魅せられます。

小箱のなかには、東京の老舗鉛筆メーカーであるキャメル鉛筆製作所の色鉛筆6本が入っています。浮き紙と同じ5種類の伝統色に、使いやすい黒もプラス。鉛筆の軸には色の名前が刻まれ、同色の糸を巻きつけた丁寧なつくりです。

色鉛筆を使い終えた後は、ぜひ小物入れとして愛用してみてくださいね。

浮き紙の小箱 色えんぴつ
浮き紙の小箱 色えんぴつ

Cohana(コハナ)

¥1,760(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

色の名前にも心ときめくスタンプパッド

続いて、「シヤチハタ」の「いろもよう わらべ」をご紹介します。「いろもよう」のいいところはそのままに、コンパクトでさらに使いやすくなったスタンプパッドです。

カラーバリエーションは29色もあり、見た目も名前も美しい伝統色が揃っています。瑠璃色(るりいろ)に珊瑚色(さんごいろ)、萌黄色(もえぎいろ)…。こんなにも豊富な色合いからどれかひとつに絞るのは難しくて、つい全色集めたくなってしまいそう。

こちらの方は、茜色のスタンプを手帳デコに活用。伝統色といっても和柄だけでなく、英文字のようにさまざまなデザインのスタンプと合わせて楽しめます。

軽く押すだけでインキがしっかりついてすぐに乾くところも、デコレーションにぴったり。またスタンプパッドは重ねて保管できるため、収納時に場所を取りにくいのもポイントです。色の系統ごとにスタンプパッドを重ねて保管すれば、和の色見本のように収納することもできますよ。

いろもよう わらべ
いろもよう わらべ

シヤチハタ

¥440(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

控えめながら個性的な伝統色のボールペン

「三菱鉛筆」のボールペン「ユニボール ワン」から、和の雰囲気たっぷりな6色のシリーズが展開されています。

桜もなかと栗きんとん、豆大福の3色は、和菓子がモチーフ。あんこの優しい甘さや栗のほっこりした味わいを表すかのように、ほんのりと淡い色合いです。

また、日本の風景をテーマにしているのが翡翠色と桔梗色、びわ色の3色。上品な雰囲気のなかにもはっきりと個性が感じられ、目を引きつけられます。

「はんなりづつみ」と「みやびづつみ」と名付けられたテーマの3色セットで揃えるのもおすすめ。ノートや手帳に使うことで、統一感のあるやさしい色合いのページに仕上がりそうですね。

ちなみに筆者は、豆大福色を愛用していますよ。やわらかく寄り添ってくれるようなグレーの色味に、文字を書くたびに心が癒されています。

ユニボール ワン 0.5 和テイストカラー
ユニボール ワン 0.5 和テイストカラー

三菱鉛筆

¥132(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

伝統色で文字や絵を彩るマーカー

こちらの「四季織マーカー」は、日本の四季が織りなす美しさを手元から感じられる水性ペンです。インク色は「セーラー万年筆」で人気の万年筆用インク「四季織」と同じ。全部で20色展開となっていて、春夏秋冬のイメージに合わせた5色セットもあります。

奥山や夜長といった情緒溢れるネーミングから、どんな色なのか想像して楽しんでみてください。また、万年筆とマーカーの色をお揃いにするのも粋ですよ。

ツインタイプのマーカーで、2種類のペン先を使い分けられるのも魅力的。筆ペンとしてイラストに色を塗ったり、強弱をつけて字を書いたりしてみてください。細字のペン先なら、手帳やノートにたくさん書き込みたいときにも文字が潰れませんよ。

四季織マーカー 春夏秋冬 各5色 全20色 ロコネコお試し用紙セット
四季織マーカー 春夏秋冬 各5色 全20色 ロコネコお試し用紙セット

セーラー万年筆

¥5,500(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

ムラも美しいと感じられるグラシン紙

最後に、しぼり染めのような風合いが美しいグラシン紙をご紹介します。

「そ・か・な」は、豊富なデザインのグラシン紙や薄紙を扱うメーカーです。透け感のある伝統色のグラシン紙は、ラッピングやデコレーションの素材にぴったり。また、鶴や金魚など、日本らしいモチーフを折り紙にして楽しむのもおすすめです。

カラーバリエーションは青竹、ひわ萌黄、山吹、銀朱、紺青、菖蒲の6色。しぼって染め上げた織物のように、全体に色ムラのあるところがグラシン紙の味わいを一層深めています。

お気に入りの短歌や俳句をグラシン紙に書き出せば、日本の古典文学をもっと身近に感じられるのではないでしょうか。

グラシン紙【和風しぼり】折り紙 日本の伝統色
グラシン紙【和風しぼり】折り紙 日本の伝統色

¥594(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

いにしえの心を伝える伝統色に触れてみて

伝統色は、昔から変わらない自然の美しさを現代の私たちに教えてくれます。どの色も明るさや濃さなどが微妙に異なっていて、見る者を飽きさせません。また、伝統色の色合いはもちろん、名前にも四季折々の趣きが詰まっています。伝統色の文具を使って、あなたの豊かな感性を育てていきませんか。

紫原もこ
紫原もこ

日本の文化にちなんだ文具は、ほかにもありますよ。こちらの2つの記事では、和風のデザインや伝統工芸の技に注目したアイテムをご紹介しています。

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