付箋に想いを書き込んで特別な一冊の本を。おすすめの方法をご紹介
付箋は、伝言を残したり、メモを取ったり、インデックスとして使ったりすることが多いのではないでしょうか。そんな便利な付箋は、読書の時間にも活躍してくれるんです。今回は、付箋に書き込みをして特別な1冊に仕立てる、付箋本の作り方についてご紹介。付箋を使って本を読んで、特別な一冊にしてみませんか?
本を読むなら付箋に書き込みしてみない?
小説で登場人物が言ったセリフや、エッセイで綴られた作者の思い…本を読んでいて、心にぐっと刺さる一文に出会った経験はありませんか?「この表現、素敵だな」「こんな考え方ができるんだ!」と、読書は、今まで知らなかった新しい自分の一面に気付かせてくれますよね。
そんな風に印象に残った文章は、しっかり覚えておこうと思っていても、つい忘れてしまうもの。読書で感じた心の動きを大切にするなら、付箋に想いを書き込んでみて。書き込みした付箋を本に貼ることで、自分の想いを目に見える形に残せますよ。
読書して本に付箋を貼るポイント
ここからは、読書の際に本に付箋を貼るポイントについてお話します。本を傷つけないように注意しながら、付箋で自分だけの特別な1冊にしましょう。
ポイント①付箋のサイズや素材に注目して選ぶ
本に貼る付箋は、サイズや素材に注目して選ぶように心がけましょう。書き込みたいことがたくさんある場合には、大きいサイズの付箋がぴったり。細長いタイプの付箋は、一言メモを残したり、ラインマーカー代わりにしたりするのに使いやすいですよ。
また、「付箋ってぼろぼろにならないかな?」と感じる方は、厚みや硬さのある素材を選んでみて。付箋を貼る箇所の文字が見えるようにするなら、クリア素材の付箋がおすすめです。
ただし、粘着力の強い付箋はページを傷つけてしまうかもしれないので、本には貼らないようにしてくださいね。
ポイント②気になる箇所には貼っておく
本を読んでいて気になる箇所には、とにかく付箋を貼るようにしましょう。どの文章が気になったのか、どうしてそう思ったのか…感想や理由を付箋に書き込んで貼っておけば、後から自分の心が動いた足跡を辿れます。
また、本を読み返した際に、付箋を貼った箇所についてまた違った考え方が生まれることもあるはず。そんなときは付箋に書き込んで、補足として貼っておくと◎。付箋の内容を別のノートに書き写して、不要になったものを剥がせるところも便利なポイントです。
付箋を活用して、自分の視点をどんどん広げていきませんか。
ポイント③長時間貼る場合は文字の上を避ける
本には粘着力の弱い付箋がベストですが、貼っている時間が長くなるほど、どうしても紙のページを傷つけてしまう可能性があります。やっぱり、大切な本を守りながら付箋で書き込めるようにしたいですよね。
長期にわたって付箋を貼る場合は、できるだけ文字の上を避けるようにしましょう。ページの余白部分に貼ると、後から見てもわかりやすいですよ。
特別な1冊にするための付箋本の作り方
ここからは、実際に付箋を本に貼って活用している方のアイデアをご紹介します。付箋を貼るポイントにも気を付けながら、自分だけの付箋本作りに挑戦してみましょう!
付箋をインデックスのように
こちらは、付箋をインデックスとして活用するスマートなアイデアです。
こちらの方は、お気に入りの本で「何度でも読み返したい」と感じたページにフィルム付箋を貼って目印にしているそう。特に、印象的だったフレーズを付箋に書き出し、外から見えるように貼ってあるところがポイント。本を手に取るだけで、読み返したいページをひと目で探し当てられますよ。
また、付箋のインデックスを見返すことで、自分がどんなテーマに引かれやすいのか気付くきっかけにもなります。実用書から小説まで、幅広いジャンルの本に応用してみて。
付箋にさっとメモして
こちらの方は、英語の勉強で付箋を活用。参考書で気になる箇所に付箋を貼り、疑問点をさっとメモしています。
これなら、すぐには疑問を解決できなくても、振り返ってきちんと調べられますね。また、別の人に質問するときにも、付箋のメモが役立ちます。さらに、疑問点の解説を付箋に書き込んで貼っておくと、もっと勉強がはかどる参考書を自分の手で作っていけますよ。
読書ノートにも活用して
こちらの投稿者さんのように、本だけでなく読書ノートに付箋を貼る使い方もおすすめです。本の気になる箇所に付箋を貼って目印にするだけでなく、付箋を貼った理由や感想をメモしておけば、読書ノートを作るときの参考になりますよ。
読書ノートには大きめの付箋を使って、心に残った文章をどんどん書き出してみましょう。本に貼った付箋を見直していると、改めて発見やアイデアが浮かんでくるかも。本の付箋をヒントに生まれた自分の考えは、読書ノートの付箋の横に書き留めて。こうやって読書ノートにまとめていけば、本の付箋を整理してまた新しく貼ることができますよ。
付箋の書き込みと読書ノートがあれば、本を読むことがもっと面白くなりそうですよね。Suuuhでは、初心者にも続けやすい読書ノートの作り方をご紹介しています。
関連記事
付箋で知識と自信を育てて
大人になっても、勉強では付箋が頼れる存在になってくれます。こちらの方は、韓国語の単語を勉強しようと、辞書に付箋でびっしりマーキング。付箋に書いてあるハングル文字がインデックスになるのはもちろん、苦手な単語がどれくらいあるのかも一目でわかります。
また、覚えた単語の付箋を外していくと、勉強が進んだ達成感を得られますよ。付箋を努力の証として、自信に変えていきましょう。
本に貼るのにぴったりな付箋3つ
付箋本を作るイメージ、湧いてきたでしょうか?ここでは、本に貼りたくなるようなおすすめの付箋を3つご紹介します。
「ココだよ」と教えてくれる付箋
最初にご紹介するのは、「カンミ堂」の「ココフセンページ」です。
自分のノートや手帳とは違って、本の気になる箇所にマーカーを引きたい、と思ってもなかなかできませんよね。「ココフセンページ」なら、まるでラインマーカーのように文字の上に重ねられます。スリムなフィルム付箋には、貼り付けた日付を記録したり、単語をメモしたりしても◎。
また、付箋の本体ケースがコンパクトなので、持ち運びにもうってつけ。しおり代わりとして読みかけの本や勉強中の参考書に挟んでおけば、使いたいときにすぐ付箋に手が届きます。
ココフセンページ
カンミ堂
¥293(税込・参考価格)
透ける素材で自由に書き込める付箋
続いて、「いろは出版」が展開する「&STUDIUM(アンドスタディウム)」シリーズの「SUMMARY STICKY NOTES」をご紹介します。
文字の上に貼っても透けて見える、半透明の素材を使用。気になる箇所に貼り付けて線を引いたり、矢印でポイントを強調したりと、ページを活かして書き込めますよ。付箋は無地と方眼の2種類で、ミニサイズもあります。自由にメモを残したいなら無地で、図やイラストも添えたいなら方眼で。書き込む内容に合わせて、自分らしく使い分けてくださいね。
SUMMARY STICKY NOTES clear
いろは出版
¥418(税込・参考価格)
HITOTOKI(ひととき) 便箋ふせん Mサイズ
こちらは、キングジムの「HITOTOKI」シリーズの「便箋ふせん」。一般的な付箋よりも厚い紙を使用し、しっかり丈夫に作られています。また、のり部分の幅が広いので、本から外れて落ちてしまう心配もありません。
さらに、無地タイプが多い付箋ですが、こちらには美しく目を惹くデザインがあしらわれています。本のページにはもちろん、表紙に貼っても素敵ではないでしょうか。
HITOTOKI(ひととき) 便箋ふせん Mサイズ
KINGJIM(キングジム)
¥325(税込・参考価格)
付箋で読書をもっと楽しんで
便利な文具のひとつとして、日常生活で付箋を使っている方も多いはず。そんな付箋に書き込みして本に貼れば、読書の面白さをもっと深められるんです。あなたの持っている本を、世界に1冊しかない付箋本にしましょう。
手軽に何でも書き込めるうえに、貼ってはがせる付箋。仕事や勉強で活用するなら、こちらの記事を参考にして、付箋ノートを作るのもおすすめですよ。