初心者でも続けられる、読書ノートの書き方って?記録する効果やメリットも解説
本のタイトルやあらすじ、感想、お気に入りの一節など、読んだ本について自由に記録していく「読書ノート」。この記事では、読書ノートのメリットや書き方のコツ、Instagramに投稿されている素敵な例をご紹介します。読書の時間をより充実させるために、あなたも始めてみませんか?
読書ノートの効果とメリット
まずは、読書ノートがもたらす効果やメリットについて紹介します。これを知ったら、ますます読書ノートを始めてみたくなりますよ。
読んだ本の記憶が残りやすくなる
読書ノートには、読んだ本の内容が記憶に残りやすくなるという効果があります。それは、読書ノートを書くときに気になったページをもう一度読み返し、自分で書き起こすことで本の内容がすっきりと整理されて理解が深まるため。
せっかく本を読んでも、しばらく時間が経つと内容をほとんど覚えていない…なんて悲しい事態も防げます。とくにビジネス書やハウツー本などはとくに内容をしっかりと覚えておきたいですよね。
これまでに読んだ本を把握できる
これまでにどんな本を読んできたか、また、読んできた本の冊数などを把握できるのも読書ノートのメリット。自分の読書遍歴は、本好きの方なら特に気になるところではないでしょうか。
また、後から読書ノートを見返したときに、当時の生活や自分の心境などを思い出せるのもうれしい副産物。「こういう本を好んで読んでいたのは、○○があったからだったな」などと、まるで日記を読んでいるような気分になるかもしれませんね。
筆者は隔週で図書館に通っているのですが、今まで読んだ本を把握するためにも、読書ノートを図書館に通い始めるタイミングで始めたかった…と悔しく思っているところです。皆さんはこういった後悔のないように、思い立ったらすぐに始めてみることをおすすめします。
読書がもっと楽しくなる
読書ノートには、読書がもっと楽しくなるという効果もあるんです。ただ単に本を読み進めるのではなく「これは自分の言葉で要約して書き留めておきたい」「本の表紙と同じカラーのペンで記録してみよう」などと、読書の時間がより充実したものになりますよ。
また、お気に入りのノートを読書ノートにセレクトすると、さらに楽しくなること間違いなし。本のイラストが入ったノートや、小説家が使っていそうな趣たっぷりのノートなどを探してみてはいかがでしょうか。
初心者でも続けられる、読書ノートの書き方4例
つづいて、Instagramに投稿されている読書ノートをタイプ別に4例ご紹介!自分ならどんな読書ノートにしたいか、ぜひ考えながらご覧ください。
初心者でも簡単。本のタイトル・著者をリストアップする
こちらの方は、読んだ本のタイトルと著者、読んだ期間をメモしたシンプルな読書ノートを作っています。自分が何冊読んだかを一目で把握できる書き方なので、ときどき全体を眺めては達成感を得られそう。「1年で○冊読む」などといった目標を事前に立てておくのもいいですね。
本の説明や感想などは省き、書く量を最小限に抑えているので、初心者でも簡単にチャレンジできますよ。あまり凝ってしまうと長く続けられないかも、という不安がある方にもおすすめです。
また、特に気に入った本にはシールを貼ったり、マーカーを引いたりするなど、簡単なアレンジを加えてもいいですね。これまでの本をもう一度読み直したいと思ったときや、誰かに本をおすすめするときにも便利です。
表紙の写真を貼って、読書とデコレーションを楽しむ
こちらは、小さく印刷した表紙を貼るアイデアが素敵な読書ノート。表紙をそのまま読書ノートに添えると、あとでページを見返したときにもすぐにその本のことを思い出せます。破れてしまいがちな帯部分までしっかりとノートに残せるのもうれしいですよね。
デコレーションは、本の表紙のデザインと同じテイストに。世界観を上手に再現できたら、ノートを開くだけでその本を読んだときの高揚感を思い出せそうです。
また、個人的には右上に記載された本の詳細部分にも注目したいところ。図書館で借りたことが分かる表示があったり、星の数で本への満足度を表したりと、細かなところまで凝られていて素敵です。
あとから見返しても分かるように、本の内容をまとめる
こちらの方は、読書ノートに本の内容をまとめて書いています。ふと「どんなことが書かれていたっけ?」と思ったときも、ノートを開くだけですぐに確認できる書き方なので、図書館派の方や家の本を整理したい方にもおすすめ。
初めは1冊の本を要約することを難しく感じるかもしれませんが、重要だと思う箇所にふせんを貼ったり、メモを取ったりしながら本を読み進めるとやりやすいですよ。そうして本を読み終えたら、メモの箇所を確認しながら必要な部分をノートに記録していきましょう。
子どものころに書いた読書感想文の本をなかなか忘れないのと同じように、この書き方なら本の内容が頭に残りやすいはず。自分の言葉で内容をまとめた”本図鑑”ができていくと思うと、モチベーションもアップしますね。
心に残った言葉を書き留める
こちらは、本の中で特に心に響いた文章を書き記した読書ノート。あえてあらすじの説明を省いて文章だけを抜粋することで、本を読み直すときに楽しみを残せるのがうれしいポイント。その時々によって心が動かされる文章は変わるので、今はどんな一文が自分に響くかを考えながら読むのもいいですね。
また、本への愛がひしひしと伝わるデコレーションも見逃せないところ。読書と共に、読書ノートのページ作りも楽しんでいるのが分かりますね。このクオリティで1冊の読書ノートを書き終えたなら、その達成感はきっと大きなものでしょう。
筆者は最近、本の冒頭文だけを集めたユニークな本の存在を知りました。これと同じように、読書ノートに冒頭文や最後の一文を記録するのも面白そうですね。自分だったらどこの文章を抜粋しようか、考えるだけでもワクワクします。
本の余韻を読書ノートに込めて
本を読み終えたあとの胸の高まりを抑えられないときや、疑問点などを整理したいときにもぴったりの読書ノート。その時々で抱く感想や心に響く箇所は変わるので、2回目、3回目…と読み返す楽しさも味わえます。
書き方に悩んでいる初心者の方は、今回ご紹介した4例を参考にぜひ読書ノートをはじめてみてはいかがでしょうか。また、本好きのあなたには、こちらの記事もおすすめです。大好きな本と過ごす時間がもっと楽しくなりますように。