つけペンと万年筆の違いって?それぞれの魅力や使い分け方法を分かりやすく解説
独特の書き心地がクセになるつけペンと万年筆。普段からどちらも使用している方や、どちらかを愛用している方もいるでしょう。でも、つけペンと万年筆の違いってなんだかご存じですか?今回は、2つの違いやそれぞれの魅力について解説します。あなたの暮らしに取り入れることで、書くことがもっと充実しますよ。
つけペンと万年筆の違いとは?
つけペンと万年筆は、どちらもインクを使用する筆記具です。では、どのような違いがあるのでしょうか?これらの違いを知って、あなたにはどちらのアイテムがしっくりくるのか探ってみましょう。
「つけペン」とは
つけペンとは、その名の通りペン先部分にインクを付けて文字を書くペンのことを指します。今でこそボールペンなどの手軽に書けて実用性が高いものが主流ですが、以前はポピュラーな筆記用具として使われていたんですよ。
現代では日常的に使用する人は多くないものの、ペン画やペン習字、最近では人気が高いカリグラフィーなどでもつけペンが使われています。
「万年筆」とは
万年筆もつけペンと同じように、インクを使用して筆記をするという点では同じ。ただし、万年筆はインクをペン軸の内側部分に内蔵します。万年筆のインクの補充方法は、以下の3つ。万年筆を選ぶ際に基準となるポイントですよ。
- カートリッジ式:インクカートリッジを交換して使用。手軽で初心者向け。
- 吸入式:ボトルインクに直接ペン先をつけてインクを吸引して補充するタイプ。
- コンバーター式:コンバーター(インク吸入器)を使ってインクを補充するタイプ。カートリッジも使用できる両用タイプが一般的。
インクの補充方法
つけペンと万年筆の違い
つけペンと万年筆の違いは、インクの使い方です。つけペンは用意したボトルインクにペン先を付けて筆記するという、とてもシンプルな使い方。一方万年筆は、ペン軸の中に入れたインクがペン先から出ることで文字を書くという違いがあります。
また、つけペンはペン先と軸が分かれているという特徴があります。これも万年筆にはない違いですね。つけペンのペン先は消耗品という点も、永く使うことを前提としている万年筆と違いがあります。
つけペンと万年筆。それぞれが持つ魅力とは
つけペンと万年筆の違いはイメージできましたか?双方の共通点は、どちらもインクを使うこと。種類豊富なボトルインクで、様々なカラーを楽しめるのが魅力です。色とりどりのインクに魅了されて、インク沼にハマる人も多いんですよ。続いて、それぞれの魅力やどんなタイプの人におすすめかをご紹介します。
「つけペン」の魅力
つけペンの大きな特徴が、ペン先と軸に分かれること。ペン先の種類には、それぞれの特性や違いがあります。ペン先の種類を使い分けることで、そこから生み出す線の違いを楽しめるのが魅力です。
- Gペン
- 丸ペン
- スクールペン
- カブラペン
- 日本字ペン
代表的なペン先の種類
また、最近人気のある「ガラスペン」もつけペンの一種。個性的な書き心地や美しいデザインに魅了される人が多いです。
こちらの記事では、Suuuh編集部がガラスペンを使用した感想をまとめていますよ。ガラスペンデビューを考えている方は、ぜひチェックしてください。
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つけペンはこんな人におすすめ
つけペンは、イラストや漫画を描く人におすすめ。特に丸ペンやGペンは、漫画のペン入れに用いられていることで知られています。つけペンは、付けるインクの量によって文字やイラストの濃淡を表現できるので、独特の書き味やかすれを楽しみたい方にもおすすめですよ。
また、つけペンはペン先を拭くだけで簡単にインクの色を変えられるのもポイント。色を変える際に内部やペン先にメンテナンスが必要な万年筆とは違い、簡単に色とりどりのインクの世界を楽しみたい方におすすめなんです。
「万年筆」の魅力
- 滑らかな書き心地
- 高級感がある
- デザイン性が高い
- インクの補充方法を選べる
- 価格帯が豊富
- 持ち運びに便利
万年筆の魅力
万年筆の魅力は、その滑らかな書き心地。日常的に使うボールペンとは違う独特の書き味に魅了される方が多いです。使っていくうちに手に馴染んでいく感覚があり、時間の経過とともに愛着が湧いてきますよ。
万年筆そのものに高級感がありますが、価格帯が豊富なのも魅力の1つ。さまざまな価格で、多くの文具ブランドからこだわりのデザインが販売されています。万年筆初心者から愛用者まで、奥が深い世界を味わえますよ。
万年筆はこんな人におすすめ
万年筆は、インクを使うアイテムとしては実用性が高いです。つけペンとは違いインクの補充のタイミングが少なく、簡単に持ち運べて便利。つけペンは使うシーンが限られているので、もっと日常にインクを使った筆記具を取り入れたい方には万年筆がおすすめですよ。
また、豊富なデザインや価格帯から、自身のライフスタイルに合うものを選ぶことができます。あなたの日常にフィットするような、特別な1本に出会いたい人にもおすすめですよ。
おすすめのつけペンと万年筆、インクをご紹介
ここからは、つけペンと万年筆それぞれのおすすめアイテムをご紹介します。どちらにも使用できる素敵なインクもあるので、ぜひまとめて試してくださいね。
手に取りやすいつけペン「iro-utsushi(いろうつし)」
まずは「PILOT」のつけペン「iro-utsushi」のご紹介です。こちらは一般的なつけペンとは違い、万年筆のペン先が付いているのが特徴。ペン先に万年筆と同じペンポイントが付いているため、万年筆のように滑らかな書き心地なんです。
一般的なつけペンのペン先とは違い、磨耗が少ないので交換の必要がありません。つけペンの手軽さと万年筆の滑らかな書き心地を兼ね備えている、ハイブリッドな文具アイテムなのです。
つけペン いろうつし
PILOT
¥1,782(税込・参考価格)
シンプルでエレガントな佇まいの万年筆
こちらは、台湾で人気の文具店「TOOLS to LIVEBY(ツールズ トゥ リブバイ)」の万年筆。シンプルで洗練されたデザインが目を引きます。落ち着いたカラーなので、エレガントな大人の女性にぴったりですよ。
ペン先は、繊細な文字も書きやすいF字(細字)です。おしゃれなオリジナルのボックスに入っているので、大切な方へのプレゼントにもおすすめですよ。
ファウンテンペン
TOOLS to LIVEBY
¥8,250(税込・参考価格)
色とりどりのカラーを楽しんで
こちらは、アメリカで誕生した筆記具ブランド「MONTEVERDE(モンテベルデ)」のミニボトルインクです。宝石をイメージしたシリーズで、透明感のある美しい色合いがとっても魅力的。
30mlのミニボトルなので、さまざまなカラーを楽しみたい方におすすめ。ついつい集めてデスクに飾りたくなる、キラキラと輝く宝石のようなかわいいインクシリーズです。
ミニボトルインク ジェムストーンシリーズ
MONTEVERDE
¥1,430(税込・参考価格)
違いを知って、暮らしに取り入れよう
つけペンと万年筆の違いを解説しました。どちらが優れているという訳ではなく、どのように使いたいかが大切です。それぞれの違いや魅力を知って、あなたの暮らしに取り入れてみてくださいね。