シーリングスタンプの使い道って?初心者にもおすすめのアレンジ方法5つ
「シーリングスタンプ」が、手紙の封をする以外にも様々な使い道があることをご存じですか?ラッピングやデコレーションに一捺しすれば、異国情緒漂う雰囲気に早変わり。この記事では、思わず真似してみたくなるシーリングスタンプのおしゃれな使い道をご紹介します。
シーリングスタンプの使い道は手紙だけじゃない?
シーリングスタンプと聞くと、手紙の封蝋を思い浮かべる方が多いはず。そっと垂らした蝋の上にスタンプを捺し、紋章や模様を刻み込む…その一連の動作は、まるで物語のワンシーンを眺めているかのようですよね。クラシカルな雰囲気と手作業の丁寧さが滲み出たシーリングスタンプは、見る者の視線を惹きつけてやみません。
そもそもシーリングスタンプとは、中世以降のヨーロッパにおいて、公式文書や重要な書類に封をするために使われてきました。シーリングスタンプの紋章が、差出人の身分証明代わりとされていたのです。
また、一度剥がすと綺麗に元に戻せないという特徴を活かして、未開封であることを示す証にもなっていたそう。現代でもシーリングスタンプは手紙の封に使われ、おしゃれなアレンジをよく見かけますよね。
また、招待状やカード、ラッピングを華やかに仕上げたり、アクセサリーやコラージュに活用したり…と、シーリングスタンプの人気が高まるとともに、使い道がどんどん広がっているんです。シーリングスタンプを何に使うかは、あなた次第。時代を超えて愛され続けるシーリングスタンプで、「わたしらしさ」を証明しませんか?
シーリングスタンプの使い道アレンジ5つ
シーリングスタンプに挑戦したいけれど、使い道に悩むことはありませんか?そんな方に向けて、初心者でも簡単にできる使い道を5つご紹介します。
使い道①手紙の封印
シーリングスタンプ本来の使い道である、手紙への封印。ポンと一押しするだけで、無地の封筒がたちまち華やかに変身します。こちらの方は、シンプルなシーリングスタンプとオフホワイトのワックスをチョイス。すっきりと洗練された印象が素敵ですよね。
また、ドライフラワーや金箔を混ぜ込めば、たちまちオリジナルのスタンプが出来上がります。特別感がぐっと増すので、結婚式やパーティーの招待状に添える際におすすめのアイデアです。
手紙を郵送する場合は、封筒にしっかり糊付けをした上でシーリングスタンプを捺すようにしてくださいね。また、シーリングスタンプが割れてしまわないか心配な方は、固めのワックスを使用したり、定形外郵便を利用したりしましょう。
使い道②メッセージカードのワンポイント
メッセージカードにシーリングスタンプを捺すだけで、特別感がぐっと高まります。エレガントなカリグラフィーの文字とシーリングスタンプは相性ばっちり!繊細に綴られた名前はもちろん、一つひとつ手作業で捺されたシーリングスタンプからも心遣いを感じられます。
また、使用している「WACCA」の和紙カードにも注目。日本とヨーロッパの文化を結びつけ、この1枚にしかない柔らかな雰囲気を演出しています。シーリングスタンプをホワイトマーブルに色付けて全体をまとめれば、思わず手触りを楽しみたくなる手作りカードの完成。デコレーションやシーリングスタンプ初心者の方は、このように”ワンポイント”としての使い道から試してみるのがおすすめです。
使い道③ラッピングの仕上げ
「ラッピングに、なにかもうひとつ手を加えたい」と思ったら、シーリングスタンプの出番です。誕生日プレゼントをナチュラルなベージュトーンの素材で包み込み、最後にシーリングスタンプをぺたり。素朴な結び紐にシーリングスタンプを重ねることで、相手へのお祝いと親しみの気持ちを纏わせましょう。
こんな素敵なギフトをもらったら、ラッピングをほどいた後もシーリングスタンプを思い出の一欠片として残しておきたくなるはず。また、ギフトだけでなく、ちょっとしたお返しのラッピングを綺麗に仕上げたいときにもぴったりですよ。
使い道④文具や雑貨のアクセント
文具や雑貨をデコレーションすることも、わくわくするシーリングスタンプの使い道です。こちらの方が使っているのは、「SANBY(サンビー)」と消しゴムはんこ作家「eric」がコラボレーションしたシーリングスタンプセット。ノートにペン、万年筆、インク瓶…スタンプのヘッド部分に施されたモチーフは、文具好きさんの心をまっすぐ射抜くはず。
そんなシーリングスタンプは、アクセサリーのように主役に据えてみましょう。両面テープを使ってシール状にすれば、手帳の表紙に貼ったり、クリップにくっつけたりと手軽にアレンジできます。ひと目で自分の持ち物だとわかるので、愛着も増していきますよ。
使い道⑤コラージュの素材
シールや写真、デザインペーパーなどを思いのままに切り貼りするコラージュ。趣味でコラージュノートを作ったり、メッセージカードをデコレーションしたりと、誰でも作り方に縛られることなく楽しめるのが魅力です。
そんなコラージュに、シーリングスタンプを取り入れてみませんか?こちらの方のように深い緑に色付けられたワックスをノートに垂らせば、ヨーロッパの古書を思わせる雰囲気に。植物モチーフのスタンプも、セピアベースの世界観に優しく溶け込んでいますね。シーリングスタンプと素材の組み合わせを考えだしたら、いつの間にかコラージュに夢中になってしまうかも。
コラージュのやり方が気になる方には、こちらの記事がおすすめです。手帳に施せる、手軽でおしゃれなコラージュアイデアをご紹介していますよ。
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シーリングスタンプの作り方は?
シーリングスタンプの使い道が思いついたら、必要な道具を揃えて手順を押さえましょう。初心者の方には、スタンプのヘッドやハンドル、ワックスなどがひとまとめになったスターターキットがおすすめです。
- シーリングスタンプ
- シーリングワックス
- ワックスを溶かすキャンドル(ライターでも可)
- 専用スプーン
基本の道具
シーリングワックスには芯付きと芯なしの2種類があり、芯なしタイプを使う場合にはスプーンが必要です。さらにスプーンを固定するための炉があると、安全に作業できますよ。
- 芯なしや粒状のワックスはスプーンに乗せ、キャンドルで温めて溶かします。 芯付きの場合は芯に直接火をつけましょう
- ワックスが溶けたら、捺したい部分に垂らします
- ワックスが固まらないうちに垂直にスタンプを捺し、30秒ほど押し付けたらゆっくりと剥がします
作り方の手順
溶けたワックスは高温になっているので、取り扱いに注意してください。また、火を使いたくない場合にはグルーガンを利用しましょう。シーリングスタンプ作りのコツを掴めば、使い道のアイデアもむくむくと湧き上がってきますよ。
シーリングスタンプの使い方やアレンジについては、こちらの記事でも詳しくまとめられています。使い道がどんどん増えれば、お気に入りのスタンプやワックスも集めたくなりますね。
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シーリングスタンプの使い道はあなた次第!
シーリングスタンプには、手紙の封印だけにとどまらない使い道がたくさんあります。招待状やカードに捺したり、アクセサリーの飾りにしたり。またワックスの色付けを変えるだけでも、異なる印象のシーリングスタンプと出会えます。あなただけの素敵なシーリングアレンジを楽しんでくださいね。