スペースを自由に遊ぼう。これから始めるほぼ日手帳の書き方&活用アイデア
文具好きの間だけにとどまらない人気を誇る、「ほぼ日手帳」。手帳が欲しいと思ったとき、頭に浮かぶ方は多いのではないでしょうか。自由に描くスペースの広さゆえに、どう使うか迷った経験のある方も多いはず。今回は、もっと自由に楽しめる、ほぼ日手帳の書き方や活用例をご紹介します。
ほぼ日手帳って?こんな手帳です。
文具好き、手帳好きならもちろん知っているであろう、「ほぼ日手帳」。ほぼ日手帳は、ゲームソフト「MOTHERシリーズ」の制作でも知られる、コピーライター糸井重里氏の「ほぼ日刊イトイ新聞」から、2001年に生まれました。
発売以来、20年以上にわたりユーザーのリクエストに応え続け、毎年少しずつ改良されています。そのユーザー目線の優しい手帳づくりに、魅了されるファンが多いのも頷けます。
この記事では、これから使ってみたい方や、もっと使い方を広げたい!という方へ、ほぼ日手帳の書き方アイデアをご紹介します。
ほぼ日手帳は、数種類の手帳本体と、本体に合わせて選べる豊富なカバーを組み合わせて使います。
ほぼ日手帳のタイプ
オリジナル(A6) | 1日1ページ。文庫本サイズのほぼ日手帳のスタンダード。 |
カズン(A5) | 1日1ページ。オリジナルより大きくてたっぷり書ける。 |
day-free(A6,A5) | 「月間カレンダー」と「方眼ノート」の組み合わせ。 |
weeks | 基本ページは「週間予定+メモ」。巻末に方眼ノートが71ページつき。 巻末メモページが約3倍の"weeks MEGA"も。 |
Planner(A6) | 1日1ページ。英語版。 |
ほぼ日5年手帳(A6,A5) | 使いやすい5年手帳。 |
1日1ページがスタンダード。ほぼ日手帳オリジナルの魅力をご紹介。
この記事では、ほぼ日手帳のスタンダード、「オリジナル」の特徴をピックアップしてご紹介します。
- 1日1ページ
- 文庫本サイズ
- 3.7mm方眼
- 180度開く「糸かがり製本」
- トモエリバー
- 日々の言葉
オリジナルの特徴
「オリジナル」はシリーズの中で一番初めに作られた型で、初めて「ほぼ日手帳」にトライする方におすすめしたい種類です。多くの方が持ち運びに慣れている、文庫本サイズなのもちょうどいいと評判なんですよ。
3.7mmの方眼罫は目盛が書かれているので、文字だけでなく図や表もフリーハンドで書きやすく便利です。また、どのページを開いても180度開く糸かがり製本で、手で押さえる必要がありません。
紙は文字が滲みにくく書きやすい「トモエリバー」で、薄くて裏移りもしにくいのが嬉しいですね。1日1つずつ書かれている「日々の言葉」は、書くだけでなく読むことでささやかな気づきを与えてくれます。
スペースを自由に!ほぼ日手帳の書き方をご紹介
ほぼ日手帳の書き方にルールはなく、アイデア次第で自由気ままに書いていいんです。といっても、広がる自由なスペースの使い方に悩む人も多いはず。手帳が空白だと、なんだか寂しく感じることもあるかもしれません。
引き続き「オリジナル」シリーズを例に、簡単な書き方を一緒に考えてみましょう。
左端には時間のメモリが書かれています。まずはこのメモリに沿って、仕事やプライベートのスケジュールを書き込んでみましょう。上部には四角いマス目が5つ。TODOリストやお買い物チェックリスト、日々の食事記録や体重管理などを書き込んでみるのはいかがでしょうか?
メインスペースとなる方眼の部分は、自由なアイデアが光る場所です。日々の出来事や頭に浮かんだアイデアを「書く」、思い出のライブや映画のチケット、家族やペットの写真を「貼る」、言葉にならないことはイラストに「描く」。上手に工夫をして、オリジナルの書き方を創り上げていきましょう。
ほぼ日手帳の書き方アイデア
1日1ページの使い方をまとめました!書き方に迷ったときの参考にして頂けると嬉しいです。
書き方①日記をつける
今日あった良いこと、ちょっと傷ついたことなど、包み隠さず日記を書いてみましょう。思いつかないときは、ページ下の「日々の言葉」に対する感想もおすすめです。色々な人の言葉に触れると、なんだか1人じゃない気がして心が温かくなるから不思議ですよね。
書き方②趣味ノートに
本を読んだ感想や心に残った映画のこと、週末出かけたカフェや一人旅、誰かに作ってあげたいレシピなど、趣味にまつわる色々なことを記録しておくのもおすすめです。他にも、ダイエット記録や自分の体調や家計簿まで。日常の様々な記録も、あとで見返すときっと素敵な思い出になりますよ。
書き方③アイデアのメモに
ふと頭に浮かんだアイデアを気軽に書き連ねましょう。誰かがさりげなく口にしたり、ふとした時に目に入った心に残る言葉を拾って、ストックするのもおすすめです。ほぼ日手帳は方眼タイプなので、フリーハンドでもキレイに書けるんです。
書き方④イラストを描く
「書く」ことが思いつかないときは、「描く」のがおすすめ。カラフルなペンや好きな色鉛筆を使って、思いのままにイラストを描いてみましょう。文字にならないことや、目の前にあるものを自由に表現してみて。
書き方⑤お気に入りを貼る
「書く」ことや「描く」ことを楽しんだら、何かを「貼る」のもおすすめです。気になるアイテムの雑誌の切り抜きや、また訪れたいお店のショップカード、思い出の写真。可愛いシールやマスキングテープを貼り付ければ、あっという間にコレクションノートの完成です。
書き方⑥家族のこと
お子さんの行事やご主人のスケジュールなど、家族の予定をまとめて管理するのもおすすめです。
家族みんなで1冊のノートに書き込めば思い出となる、大切な1冊が出来上がります。自分用と家族用を使い分けるのもいいですね。
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ほぼ日手帳の活用アイデア
ほぼ日手帳を素敵に使っている方の活用例を見ていきましょう。みなさん、個性豊かで目を奪われます。
活用例①マスキングテープ
こちらの「ほぼ日手帳weeks」には、青系統に統一された様々なデザインのマスキングテープが並んでいます。おしゃれなマスキングテープをコレクションにしている方は、このように並べて貼ってみるのもおすすめです。それぞれのデザインが一目で眺められて、1ページが一気に華やかになりますよ。
活用例②ステッカーやイラスト
こちらは、様々な素材をたくさん貼り付けるデコレーション。お気に入りのステッカーやイラストを並べて自分だけのレイアウトが作れるのも、ほぼ日手帳の楽しみの一つです。文字は、手帳に直接書くだけでなく、別で書いたカードを貼ってみてもおしゃれな仕上がりに。
活用例③オリジナルの色見本帳
こちらの方は、カラフルなペンの色の名前を記した、オリジナルの色見本帳を作っています。方眼のマス目部分を活かすことで、たくさんの色の差が見やすくなっています。柔軟な発想に、思わず真似したくなります。
活用例④1週間バーチカルに食事の記録+一言
こちらのほぼ日手帳weeksには、1週間バーチカルに献立記録と一言日記が。右側の方眼メモの部分には、食材在庫と作り置きのリストが記されています。日々の食事の栄養バランスを見直すときや、食材の買い出し時に役立つおすすめの書き方です。シールやマスキングテープで飾れば、さらに賑やかで素敵な仕上がりに。
自分らしく、自由に。
今回は、ほぼ日手帳の書き方と活用アイデアをご紹介しました。ほぼ日手帳は、ビジネスにもプライベートにも使える自由なアイテムです。どんな自由さも受け入れてくれる、懐の深い存在。あなた仕様にどんどんアレンジしてみましょう!
もし何も書かない日があっても大丈夫。忙しかったんだな、余裕がなかったんだなということが振り返られる記録になります。デジタル化が進む時代に、「書く」というアナログの大切な役割を担うアイテム。そんなほぼ日手帳に、自分だけの物語を綴ってみませんか。