分厚い用紙でも大丈夫!ホチキスを使った小冊子の作り方をご紹介
パンフレットや配布資料のような小冊子は、専用の道具がないと上手く作れないと思っている方も多いのではないでしょうか?実は、自宅や職場にあるホチキスで簡単に小冊子を作れるんです。この記事では、ホチキスを使った小冊子の作り方と、おすすめのアイテムをご紹介します。
小冊子はホチキスでも作れる?
子どもの頃、遠足や修学旅行でしおりを作った経験はありませんか?また、最近ではZINEやコピー本のように自己表現できる出版物も注目されています。ときには、仕事関係の資料や書類を冊子にまとめる必要だってあるはず。
このような小冊子を個人で作るのは、ちょっと難しそうだと思うかもしれません。けれど、自宅や職場にあるホチキスを活用すれば、誰でも小冊子作りに挑戦できるんです。
ここでは、ホチキスを使った代表的な綴じ方を2つご紹介します。
平綴じ
ホチキスで綴じる方法のひとつが、平綴じです。
用紙の端から5mm程度の部分を綴じ代とし、針金で2~3ヵ所を留めれば完成。用紙そのままで綴じることもあれば、A3サイズの紙を2つ折りにしてA4サイズで仕上げることもあります。手軽に製本できるので、目的を問わずさまざまな種類の冊子に使えますよ。
ただし、綴じ代の部分が冊子の中心に綴じ込まれてしまうので注意が必要です。平綴じで製本する場合、文字やイラストの位置は用紙の端から十分に余白を取るよう心がけてくださいね。
中綴じ
もうひとつの綴じ方が、中綴じです。
印刷した用紙を重ね、真ん中で2つ折りにしてから折り目のついた部分を針金で留めます。平綴じと違って冊子を180度開けるので、見開きのページを作りたい方におすすめ。
しかし、ページ数が多すぎると用紙がずれてしまったり、上手く綴じ切れなかったりする可能性があります。薄いパンフレットやコピー本のような小冊子なら、ホチキスで中綴じしても綺麗に仕上げられますよ。
ホチキスで製本するポイント
ホチキスで製本する際は、いくつか注意点があります。ポイントを押さえて、見やすい小冊子を作りましょう!
ホチキスで綴じられる枚数に注意!
ホチキスは小型・中型・大型の3種類に分けられ、それぞれに適した針のサイズがあります。この針のサイズによって、綴じられる紙の枚数が変わるところに注意してください。
針のサイズ |
最大綴じ枚数 |
ホッチキスのタイプ |
10号 |
8~32枚 |
小型のハンディタイプ |
11号 |
30~80枚 |
中型のハンディタイプ、卓上タイプ |
3号 |
20~75枚 |
中型のハンディ&卓上タイプ |
12号 |
30~240枚 |
大型の卓上タイプ |
一般的な小型のホチキスには、10号の針が使われています。作りたい小冊子のページ数を考慮して、ホチキスのタイプを選ぶようにするとよいでしょう。
製本用のホチキスを使うのもあり
普段使っているホチキスで中綴じするとなると、失敗しないか不安に思う方もいるのではないでしょうか?
そんなときは、製本用のホチキスを使うのもひとつの手段。製本用のホチキスは家庭用より長さがある分、幅の広い冊子や分厚い用紙でも中綴じしやすくなっていますよ。
ホチキスを使った小冊子の作り方
ここからは、本格的にホチキスで中綴じする小冊子の作り方について詳しくご説明します。
- ホチキス
- 段ボールや発泡スチロールなどのクッション材
準備するもの
1.用紙とクッション材の準備をする
まずは、用紙を中心で2つ折りにし、ホチキスを留める位置の目印を付けましょう。
続いて、ホチキスで中綴じする際のクッション材として、段ボールか発泡スチロールを敷きます。段ボールなら小冊子の見開きよりひと回り大きいサイズ、発泡スチロールなら5cm四方のサイズのものを使うと作業しやすいですよ。
また、小冊子の表紙になる面を上にして置くことで完成時にホチキスの針が内側になり、指や周囲のものを傷つける危険性も減らせます。
2.ホチキスで中綴じする
ホチキスを180度開き、針を差す先端部分を用紙中央の折り目に合わせます。そのままホチキス本体を用紙に押し付け、貫通するまで針を差し込んでください。同じ方法で、2~3ヵ所ほどホチキス留めします。
この段階で、ホチキスの針が用紙の裏側に飛び出ているか確認しましょう。きちんと飛び出ていれば大丈夫。怪我をしないように、慎重にクッション材を取り外してください。
その後、ホチキスの後ろに付属しているリムーバーを使って針をしっかり折り畳めば完成です。
小冊子作りにも使えるおすすめホチキス
ちょっとした書類をまとめたり、小冊子を作ったり、自分の好きな使い方ができるおすすめのホチキスをご紹介します。
デザインに心ときめくステープラー
最初にご紹介するのは「penco(ペンコ)」の「ステープラー」。
サビや傷に強いハンマートーン仕上げで、頼もしさの感じられるデザインが印象的なホチキスです。一方、横向きにして眺めてみるとまるで犬の顔のような愛らしさもあり、そのギャップにときめきます。
落ち着いたカラーリングが、ヴィンテージライクな質感をより引き立てますね。
また、ホチキスの針は一般的な10号に対応。ハンドル部分も握りやすいように設計されていて、普段使いにぴったりです。
ステープラー
penco(ペンコ)
¥1,540(税込・参考価格)
中綴じするのに便利なホチキス
続いて、中綴じで小冊子を作るときに活躍するアイテムをご紹介します。
こちらのホチキスは、本体が360度回転する仕様になっているため、クッション材を用意しなくても安全に中綴じできますよ。
最大で約50枚綴じられるので、分厚い用紙にも対応可能。机の上に置けるサイズ感で、使えるシーンがどんどん広がります。
ホッチキス 回転 縦横
¥2,280(税込・参考価格)
スタイリッシュで使いやすいステープラー
最後に「クラフトデザインテクノロジー」の「ステープラー」をご紹介します。
直線によって美しく形作られたデザインから、ものづくりに対するこだわりが伝わってくるスタイリッシュなホチキス。また、縦横どちらにも置けるようになっているので、ちょっとしたスペースに収納できますよ。機能性が高いのもポイントです。
対応する針のサイズは、使い勝手のよい10号。シックなモノトーンカラーの2色展開で、自宅だけでなくオフィスの雰囲気にも馴染みます。
ステープラー 白
クラフトデザインテクノロジー
¥1,650(税込・参考価格)
こちらの記事では、おしゃれさに注目してホチキスをご紹介しています。
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