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《鉛筆/シャープペン》どっちがいい?それぞれのメリットデメリットを比較

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文字を書くには欠かせない、鉛筆とシャープペン。使い方も用途も似ている2つですが、どのように使い分ければいいのかあまり分かっていない方が多いのではないでしょうか?今回は、鉛筆とシャープペンのメリット・デメリットをご紹介します。どっちを使おうか迷ったときの参考にしてくださいね。

鉛筆とシャーペンの違いって?

鉛筆とシャープペンは、どちらも人々の創造力を陰で支えてくれる素敵な筆記用具。気軽に文字やイラストが書けて、間違っても消しゴムで簡単に消すことができますよね。そんな鉛筆とシャープペンは、同じように見えても実は少しずつ違う部分があるんです。

例えば、鉛筆の芯は黒鉛をベースに粘土を混ぜ合わせて作られています。それに対して、シャープペンシルの芯は粘土ではなく樹脂が加えてあり、芯を細く作っても折れにくいようになっているんですよ。

どっちもそっくりだけど、ちょっと違う。知れば知るほど興味がわいてくる、そんな鉛筆とシャープペンの違いをもっと深く掘り下げていきましょう!

【鉛筆】のメリットとデメリットについて

メリット①字のはね・はらいがしっかり書ける

字を書く際のはね・はらいがしっかり書けるのが、鉛筆ならではのメリット。鉛筆はシャープペンに比べて芯が太いため、折れにくく力を入れて書いても安定感のある書き心地を楽しめます。文字をきれいに書くうえで大切なはね・はらいが濃く書けるため、文字の練習にもぴったりなんですよ。

ちなみに、トンボ鉛筆の『文具のまめちしき』によると、小学校で鉛筆の使用が推奨されているのも、このように安定して文字が書きやすい点が理由とされています。

メリット②多彩な表現方法が可能

芯が太くて書き心地に安定感がある鉛筆だからこそ、多彩な表現方法を実践できるというメリットがあります。力を入れれば濃く、抜けば薄い色で線が引けるので、絶妙なグラデーションを簡単に作り出せますよ。

鉛筆はシンプルな筆記用具ではありますが、芸術大学の課題に鉛筆デッサンがよく採用されるほど、自由度が高いアイテム。そのため、イラストを描く際には鉛筆がおすすめです。

デメリット①使用時に手間がかかる

シャープペンがボタンをカチカチッと押すだけで書き始められるのに対して、鉛筆は買ってすぐに文字やイラストを書くことができません。鉛筆削りやカッターなどで芯を削り出す必要があるので、使う前の手間がかかります。シャープペンの方がスムーズに使い始めることができるでしょう。

デメリット②汚れやすい

シャープペンに比べて、濃い色味の表現ができる鉛筆は、書いているときに手が汚れやすいですよね。紙の上に黒鉛の芯の粉が付着することで文字やイラストが書ける仕組みになっているので、直接触れてしまうとすぐ手が真っ黒になってしまうんです。

【シャープペン】のメリットとデメリットについて

メリット①コストパフォーマンスが良い

長い目で見ると、コストパフォーマンスが良いのはシャープペンのメリットです。初めて購入する場合は鉛筆の方が安いかもしれませんが、シャープペンは替え芯をセットして使うものであり、本体がそのまま使いまわせるようになっているので、ランニングコストを考えるとシャープペンの方に軍配が上がるでしょう。

また「あの色・濃さでイラストを描きたいな」と思った際にも、鉛筆はあらためて買い直す必要がありますよね。シャープペンはその点、いつも使っている本体に好みの硬さや色の替え芯をセットするだけで、自由にカスタマイズできます。色と濃さ、どちらにもこだわりたい!という方はシャープペンがおすすめですよ。

メリット②機能的で書きやすい

多彩な機能が搭載されており、書きやすいのもシャープペンのメリットです。例えば、「クルトガ」をはじめとしたペン先が特殊構造になっているものや、握り心地のよいゲルグリップなど、手や手首への負担を軽減できる仕組みを採用しているものがあります。便利な機能のおかげで、勉強や創作で文字とイラストをたくさん書いても疲れにくいですよ。

ちなみに、日本の大手文具メーカーである「ゼブラ」が300人の小学生を対象に行った『小学生のシャープペン使用実態調査』のアンケートによると、シャープペンを使う理由は「機能的で書きやすいから」が最も多いとのこと。小学校では禁止されている場合もありますが、実は小学生からの人気が高い筆記用具です。

デメリット①芯が折れやすい

シャープペンが持つ最大のデメリットといえるのが、芯の折れやすさです。特に、筆圧が強くて書いているとすぐに芯が折れてしまった、なんて経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?折れにくい素材や構造を取り入れてはいますが、鉛筆に比べてシャープペンの芯は細いため、強い力が加わるとどうしてもすぐ折れてしまいます。

ちなみに、ゼブラが行ったアンケートでは、シャープペンを使わない派の親の意見として「まだ力加減ができないからシャープペンの芯が折れる」という内容が挙げられています。同アンケートでは小学校4年生からシャープペンを使い始める人が多いことから、筆圧や力加減が安定していないうちは鉛筆を使う方が良いかもしれません。

デメリット②メンテナンスが大変

芯部分と木製の軸というシンプルな構造を採用している鉛筆とは違い、シャープペンは細かい金属パーツで構成されています。ボタンを押すことで各パーツが連動して芯を押し出す仕組みなので、万が一芯が詰まってしまうと動かなくなる可能性も。

そのため、芯が出てこなくなった際には一度ペン先を分解して、詰まった芯を取り出す必要がありますよね。そのような理由から、シャープペンは鉛筆に比べてメンテナンスが大変なのです。

鉛筆とシャープペン、どっちを選ぶ?

西野由樹
西野由樹

鉛筆とシャープペン、どっちも違ったメリット・デメリットがありますが「結局どっちを使えばいいの?」と思う人もいるかもしれませんね。

ここからは、鉛筆とシャープペンのどっちを選べばいいかを4つのポイントから解説していきます。使い分ける際のヒントとして活用してみてくださいね!

①用途

どっちがいいか悩んだときに、まずチェックすべきポイントが「用途」です。鉛筆は書き心地が安定しているうえ、濃淡の表現が簡単に実践しやすいことから、主にイラスト作成や文字の練習に適していますよ。対してシャープペンは芯が細いので、書類の記入時や細かい文字を書きたいときには大いに活躍してくれるでしょう。

②筆圧

自分の筆圧の強さを把握することは、書きやすさを左右する重要なポイントです。力を入れて文字を書きがちな人であれば、芯が太くて折れにくい鉛筆。筆圧が弱くて文字をはっきりかけない場合はシャープペンを選ぶと、より安定感のある書き心地を実感しやすいですよ。

③機能性

鉛筆とシャープペンのどっちがいいかを比べるうえで「機能性」は大きな違いです。シャープペンには、手が疲れにくくなる構造や、書きやすさをサポートする仕組みを採用しているモデルが数多く存在しています。そのため、文字やイラストを長時間書く際には、機能性の高いシャープペンの方がおすすめです。

④デザイン性

文具選びの醍醐味といえる「デザイン性」も、鉛筆とシャープペンでは方向性が違います。軸が基本的に木製の鉛筆は、全体的にナチュラルでクラシカルな雰囲気のデザインが多いですよね。加えて「削って使う」という点を活かして、削りかすがユニークな形になるものも少なくありません。

それに対して、シャープペンは芯を通すパーツ以外は金属や木材などといったさまざまな素材が採用されています。シンプルなものから大人っぽい高級感のあるものまで、デザインの自由度は高いですよね。他の要素でどっちがいいか決めかねる場合は、好きなデザインが採用されている方を選んでみましょう。

おすすめの鉛筆とシャーペンをご紹介!

西野由樹
西野由樹

用途や筆圧によって、どんな場面で鉛筆とシャープペンを使うか決めてみてくださいね。ここからは、おすすめの鉛筆とシャープペンをそれぞれご紹介します。

多くの文具好きを魅了するシャープさ。BLACKWING/602シリーズ

1930年代から続く伝統的なブランドで、鉛筆界のレジェンドである「BLACKWING」。今回ご紹介する602シリーズは、そんなメーカーが「筆圧は半分、筆速は2倍」というコンセプトをもとに生み出した高級鉛筆です。芯が硬めに作られており、なめらかな書き心地を実現しています。

ガンメタルグレーの渋い色味は、デッサンと文字書きのどっちにもぴったり。先端についている消しゴムを使えば、絶妙なぼかしや濃淡の調節も楽しめますよ。

鉛筆
鉛筆

BLACKWING

¥352(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

洗練された書き心地。ニトムズ/シャーペン

「ニトムズ」のシャープペンは、余計な機能性を省いたシンプルなデザインが特徴。全面がラバー素材で、どこを持っても滑りにくくなっているから、長時間の筆記でも手が疲れにくいです。ペン先には芯をガードする独自構造を採用しているため、机から落としてしまってもシャープペン芯が折れにくくなっていますよ。

STALOGY シャープペンシル 0.5mm
STALOGY シャープペンシル 0.5mm

ニトムズ

¥528(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

どっちも魅力たっぷり。鉛筆とシャープペンを上手く使い分けてみませんか?

一見似た者同士に見える鉛筆とシャープペンですが、どっちも違ったメリットとデメリットがあることがわかりました。ぜひ、イメージや用途にあわせて使い分けて、より快適な文具ライフを送ってみてください。

今回の記事も、「鉛筆とシャープペンのどっちを使えばいいか分からない」と迷ったときの参考になるとうれしいです。

西野由樹
西野由樹

鉛筆やシャープペンを消してくれる消しゴムにも、おしゃれなものがたくさんあるんです。こちらの記事では、おしゃれでも機能性抜群な消しゴムをご紹介しています。

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