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Suuuh編集部が行ってみた!【かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと】で懐かしい絵本の世界に再会

Suuuh編集部が行ってみた!【かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと】で懐かしい絵本の世界に再会

Suuuh編集部が足を運んだのは、Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催中の「かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと」。『からすのパンやさん』『だるまちゃんとてんぐちゃん』をはじめとした代表作の原画や、貴重な資料の数々に感動と発見の連続でした。この記事では、そんな展示内容のレポートや、思わず買ってしまったグッズについてお届け。今年の夏は、心温まる絵本の世界に触れてみませんか?

日本を代表する絵本作家・かこさとしってどんな人?

『だるまちゃんとてんぐちゃん』、『からすのパンやさん』、『どろぼうがっこう』など、今なお読み継がれる名作を数多く生み出した絵本作家・かこさとし(加古里子)。92歳でこの世を去るまで600冊以上の作品を手掛け、2008年には菊池寛賞、2009年には日本化学界より特別功労賞を受賞するなど、出版を中心に幅広く活躍しました。

絵本作家として広く知られるかこさとしですが、大学では工学を専攻し、工学博士、技術師(化学)としての一面も。そのため、絵本作品には”美術”と”科学”という二つの要素が息づいており、子どもたちだけでなく大人をも夢中にさせる学びや創造、斬新さが秘められているのです。

その創作の原点は、戦後のセツルメント(ボランティア)活動の子ども会で披露していた紙芝居でした。このとき児童文化活動に向き合った経験が後の絵本制作に大きく貢献し、未来の子どもたちへ伝えたかった想いが絵本作品に残されています。

編集部員 エンネ
編集部員 エンネ

この歳になると絵本に立ち返る機会はそうそうないもので、「絵本で子どもに何を伝えるのか」をいち大人として考えることは初めてのことだったかもしれません。
何気なく読んでいた可愛らしい絵本にも、戦争の経験や科学者としての知識から"子どもたちに伝えたい"と願った想いが強く込められていたのだと、この展覧会を通して知ることができました。

かこさとし 公式サイト

展覧会で出会えるかこさとしの作品たち

「だるまちゃん」&「からすの◯◯やさん」シリーズ

編集部員 エンネ
編集部員 エンネ

『からすのパンやさん』のパンが並んだ、あの見開きページが懐かしすぎる…!

私にとってかこさとしの絵本といえば、やはり幼い頃に読んだ「だるまちゃん」シリーズと『からすのパンやさん』。特に『からすのパンやさん』は、何十種類ものパンがずらりと並んだあの見開きページに再会できて、懐かしさと嬉しさがこみ上げてきました。子供の頃、美味しそうだなあと眺めていたのをよく覚えています。

科学絵本も多数!

編集部員 ミリ
編集部員 ミリ

かわいいだけじゃなく、たくさんの学びが得られる絵本たち。年齢を重ねるたびに読み返したくなりそうです。

編集部の中で唯一かこさとしの絵本に触れたことがなかった私。でも、『からすのパンやさん』や「だるまちゃん」シリーズを始めとしたユニークなキャラクターと温かい色使いに、ひとめで魅了されました。

さらに印象的だったのは、かこさとし自身の経歴や、子どもたちへ伝え続けた優しく強いメッセージの数々。作中には科学者ならではのアカデミックな視点も散りばめられていて、大人になってからこそ手に取りたい絵本だと思いました。

展覧会で買えるお土産文具

最後に、かこさとし展で購入できるお土産文具をご紹介。Suuuh編集部員も、もちろんゲットしましたよ〜。

一筆箋や付箋、クリアファイル… ハンカチもゲット!

編集部員 ミヒロ
編集部員 ミヒロ

私は小さい頃から絵本が好きで、よく読んでいた『からすのパンやさん』のグッズに心がときめきっぱなしでした…!特に一筆箋は1冊の中に2柄入っていて、どちらの柄を使おうか迷うのも楽しい時間になりそうです。

小さい頃からなじみ深かったかこさとしの絵本。ただ、科学や工学に関するかこさとしの造詣の深さや、それらに関する本もたくさん出されているのをこの展覧会を通して初めて知りました。

どの展示も魅力的だったのですが、やっぱり心惹かれたのは、小さい頃にずっと読んでいた『からすのパンやさん』。原画がこの目で見られるなんて…!トキメキで胸がいっぱいになりながら、思った以上にお土産も買ってしまっていました(笑)

ポストカード

だるまちゃんおてだま

編集長 チハル
編集長 チハル

手のひらサイズのだるまちゃんおてだま、とんでもなくかわいいです。テレワーク中そばに置いて、にぎにぎしてます!癒し…

定番のポストカードは、目当てにしていた代表作のものだけでなく、ちんまりとした原画を前にして、ふふふ…となった「まさかりどんがさあたいへん」を記念にゲット。

もちろんお土産文具に留まらず、絵本『だるまちゃんとてんぐちゃん』と『だるまちゃんとかみなりちゃん』を2冊買い。どちらを手に入れるか悩んだ末、エイヤー!と両方とも手に入れて大満足。心がぽっかぽかです。

子どものころとは全く違った視点で作品を楽しむことができ、なんだか感慨深い気持ちに。編集部は平日のお昼に観覧しに行ったこともあってか、来場者のほとんどは大人の方々でした。会場で居合わせた皆さんも同じ気持ちだったかな…。

かこさとし展は9/4(日)まで!

編集部員 ミリ
編集部員 ミリ

フォトスポットに着くころにはすっかり心を射抜かれていて、(全部がいちいちかわいい…!)とテンション高めに写真をぱしゃぱしゃ。小さい頃に出会っていたら、お気に入りの絵本になっていたんだろうなぁ。

「かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと」は、Bunkamura ザ・ミュージアムにて9/4(日)まで開催されています。かこさとしにまつわる貴重な作品や資料が一堂に集結するまたとない機会なので、ぜひ遊びに行ってみてください。かわいいフォトスポットやグッズもお見逃しなく!

『かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと』

会期 2022年7/16(土)〜9/4(日)
※7/26(火)は休館
会場 Bunkamura ザ・ミュージアム
〒150-8507
東京都渋谷区道玄坂 2-24-1 B1F
開館時間 10:00-18:00
金・土曜日は21:00まで
(最終入館は各閉館時間の30分前まで)
入館料(税込) 一般 1,400円
大学生 800円
高校・中学生 500円
小学生・未就学児無料
かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと

※会期中の全ての土日祝および8/29(月)〜9/4(日)は、一部オンラインによる入場日時予約が必要です。
※子ども(小学生以下)のみの入場はできません。大人(保護者)の同伴が必要です。安全管理上、保護者1名につき子ども(小学生以下)2 名までとさせていただきます。
※学生券をお求めの場合は、学生証のご提示をお願いいたします。(小学生は除く)
※障がい者手帳のご提示で、ご本人様とお付き添いの方 1 名様は半額となります。
(一般 700 円、大学生 400 円、中学・高校生 250 円)当日窓口にてご購入ください。