手紙の向こう側、あなたとわたし。文通で自由な縁を結んでみない?
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デジタルなやり取りが主流となりつつある現代。時には手書きの文字で、見えない相手の温もりを感じてみたくなりませんか?文通では、想いを手紙にしたためて、新しい縁を繋いでいくことができます。文通の相手を探したり、必要な道具を揃えたり。文通を始める準備を一緒にお手伝いさせてください!
文字と文字で通じ合おう
ネット社会の発展やSNSの流行によって、今や世界中の人々とリアルタイムで繋がる時代となりました。誰とでもすぐにやり取りできるツールは、確かに便利。
しかし、たまにはゆっくりと自分のペースで、誰かと気持ちを通い合わせたくなりませんか?
例えば手紙を交換する文通なら、デジタルとはまた違ったコミュニケーションの醍醐味を感じられるかも。
「綴られた文字の向こう側には、どんな人が何を思い、暮らしているのだろう」
そんな風に相手の心まで思い浮かべれば、返事を待つ時間も楽しくなりそう。文通で、かけがえのない心の縁を結んでみましょう。
文通へのはじめの一歩
「友人や知り合いに手紙を書く機会はあっても、文通をしたことはない」という方も多いはず。文通相手が顔見知りであっても、見知らぬ人であっても、ハードルが高いと思われがちかもしれません。
特に、知らない人と文通で繋がってみたいという場合には、どうやって相手を探せばいいのか、悩んでしまいますよね。そんな時には、ペンフレンドの募集ツールを活用してみましょう。
・青少年ペンフレンドクラブ(PFC)
こちらは日本郵便が運営している「ペンフレンドクラブ」。毎月発行される会員情報誌から、文通相手を見つけることができます。
・文通村
「文通村」は、実名や住所を公開せずにやり取りできるシステム。プライバシーに配慮しながら、誰とでも文通による交流を深めていけますよ。
遠くにいる家族や友人、そしてまだ見ぬペンフレンド。一人ひとりとじっくり向き合う心の準備が整えば、文通への一歩も自然と踏み出せるでしょう。
文通に必要なものって?
文通相手が決まったら、手紙を書くための用意も揃えていきましょう。基本的なアイテムに加えて、切手を買うことも忘れずに。切手料金は日本郵便のサイトで確認できますよ。
また、最近では切手のデザインもバラエティ豊か。季節の柄やご当地イラストに、遊び心と心配りを込めてみてはどうでしょうか?
- ペン
- 便箋・封筒、もしくははがき
- 切手
文通の必需品といえば
また、万年筆を使うならお気に入りのインクと併せてみて。マスキングテープやシール、スタンプで、デコレーションしてみるのもおすすめです。
伝えたい文章はもちろん、デコレーションまで、世界に一つだけの手紙に仕立ててくださいね。
まずは文通を始める支度から
経験があってもなくても、「文通をしてみたい」という気持ちが大切!文通の始め方を押さえたら、早速準備を始めましょう。相手に送る特別な一通を、ワクワクしながらしたためてみては?
宛先は丁寧に、心を込めて
「クノープワークス」のアイテムは、どれも洗練されたモノクロトーンが凛とした美しさを放っています。
宛名ラベルのデザインは、あくまでもシンプルに。ペンを握る手のイラストが、手書きならではの温もりをそっと添えています。ラベルを貼りつけたら姿勢をピンと伸ばして、“宛名書き”という最後の仕上げに取り掛かりましょう。
こちらは、宛先と差出人を一緒に記入できるタイプ。2つにカットすれば、封筒の表裏に貼り分けることも可能です。
エアメールを思わせるデザインは、クラフト紙や麻紐と組み合わせるなど、ひと工夫プラスしたくなります。プレゼントを同封し、小包風にしたい時にもぴったりですよ。
宛名ラベル
KNOOPWORKS(クノープワークス)
¥605(税込・参考価格)
書き出しに胸を高鳴らせて
美濃和紙を使用しており、柔らかな素材感が味わえる便箋です。手紙を書く方も受け取る方も、便箋に触れた指先からほっこり和らいだ気分になれるかも。
シンプルなイラストで構成されていて、文章をたくさん書けます。今の自分がハマっている趣味や嬉しかった出来事、それから相手に聞きたいエトセトラ。どれを書き出そうか、楽しく頭を悩ませながら、ペンを滑らせてみて。
自分の好みだけでなく、文通相手のイメージに合うような便箋を選べば、さらに仲良くなるきっかけに。毎回新しい気分で便箋を選べるところも、文通の面白さではないでしょうか。
便箋
cozyca products
¥550(税込・参考価格)
温もりあるひと押しで飾って
デザイナーと文具店主がタッグを組んだ、文具好きに寄り添うブランド「水縞(ミズシマ)」。
こちらのスタンプには、レトロな印字に異国情緒と懐かしさが漂っています。シンプルな英単語と英文が12種類、さらに文末のマークが14種類。なんと168通りもの表現ができる、気持ちのメッセンジャーです。
ちょっとしたアクセントとして、スタンプの組み合わせやインク色で自由に遊んでみましょう。
どのメッセージもストレートだからこそ、相手の心にしっかりと届くはず。手紙の末尾にひと押ししたり、封筒のデコレーションに活用したり。アレンジは思いついた分だけ、どんどん広がります。
また、スタンプのフレーム部分には真鍮を使用。繰り返し使っているうちに、風合いの変化まで感じ取れます。もう一人の文通相手のように、末長くお付き合いしたくなりますね。
回転印 気持ち 168 English
水縞[ミズシマ]
¥5,940(税込・参考価格)
手書きのこだわりを原点に
声の代わりに文字を届ける文通は、ペンがなければ始まりません。せっかくなら、文字を書く文具にもこだわってみたいですよね。
万年筆に挑戦するなら、老舗ブランド「プラチナ万年筆」の技術が結集された「プロシオン」がおすすめです。輝くカラーリングの本体はアルミ製で、バランスの取れた重量設計に。手にしっとりと馴染む感覚のおかげで、筆もどんどん進みそう。
インクが乾きづらい構造となっているので、いつでもさらりと書き始められますよ。また、しなやかで柔軟性のあるペン先により、スムーズな書き心地を体感できます。
心と指先が同じ速度で、思いの丈を綴れるように支えてくれる存在です。
プロシオン
プラチナ万年筆
¥7,181(税込・参考価格)
見えなくても離れていても、繋がるって自由
文通は、遠く離れて直接会えないとしても、交わす言葉でお互いを結びつけてくれます。
手紙を送ったら、相手の読む姿を想像してドキドキ。返事が届いたら、どんな文面が待ち受けているのかワクワク。一つひとつのやり取りで、感情が豊かに揺れ動き、心も満たされるでしょう。
伝えたい言葉を考える時間も、宝物のように慈しんで。さあ、便箋を目の前に広げたら、ペンを取って文字を綴ってみませんか?