【漫画・イラスト】おすすめのミリペン5つをご紹介!インクやペン先の種類を比較しよう
漫画やアナログイラストを描く人であれば、多くの人が愛用しているであろう「ミリペン」。一見ただのペンですが、アイテムによって描き心地や作品の風合いが変わってくる奥深い画材でもあるんです。この記事では、おすすめのミリペンを選び方とともにご紹介します。
ペン画用画材の代名詞!ミリペンってどんなもの?
イラスト、漫画分野においてなじみ深い画材の一つである「ミリペン」。普段あまりイラストや漫画を描かない人にとっては「普通のサインペンと同じじゃないの?」と感じるかもしれませんね。
そもそも「ミリペン」とは、ミリサイズのペン先を採用しているサインペンのことで、一般的なサインペンでは表現できないミリ単位の線や繊細な表現を描くことを得意としています。緻密な書き込みができることから、イラストや漫画だけでなく製図などの用途にも用いられています。
アナログイラストや漫画を描くときに使われる画材といえば「つけペン」が代表的ですが、つけペンの場合はインクの量や筆記時の力加減によって線の太さが大きく変化するため、お絵描き初心者には扱いが難しいことも。
ミリペンであれば常に均一の太さの線が描けるうえ、つけペンにありがちなインクのボタ落ちなどの心配もないため、お絵描き初心者にもおすすめできる画材なのです。
ミリペンのおすすめの選び方
いざミリペンを選ぶ際、どのように選べばよいのかと迷う方もいるかもしれません。ここからは選び方のポイントをまとめたので、参考にしてみてください。
「ペン先の太さ」は筆圧・表現に合わせる
ミリペン選びにおける最重要ポイントこそ「ペン先の太さ」です。ミリペンには0.03~0.05mm程度の極細タイプから0.5mm以上のものまでさまざまな太さがあるため、自分の普段の筆圧や描きたい表現に合わせて選んでみるのがおすすめ。
以下に主なミリペンのペン先の太さと、それぞれの特徴やおすすめの用途などをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ミリペンのペン先の太さ・特徴一覧
ペン先の太さ | 特徴 |
0.03~0.05mm | 線を重ねることでイラストの明暗、インパクトの強弱をつけられる。影のカケアミや髪の毛などの繊細な表現も得意。 |
0.1~0.8mm | イラストの主線を描くときにぴったり。安定感のある線で、オールマイティに活躍。 |
1cm以上 | 太めの主線を描くときにぴったり。ブラッシュと呼ばれる、筆のようなペン先のものもある。 |
紙との相性は要チェック
書き心地を重視するなら「紙との相性」もチェックしましょう。ミリペンのペン先が極細であるため、描いている際にペン先が引っ掛かったり、インクがにじんだりすることがあります。
そこで実際に店頭のテスターなどで試し書きをしてみて、ミリペンと紙の相性をチェックしておくことをおすすめします。
「インクの種類」は作品に合わせて
ミリペンでイラストを描くときは「インクの種類」に注目して選ぶのがおすすめです。ミリペンのインクはアイテムによって染料・顔料の2種類のインクが採用されています。
染料インクは発色は鮮やかですが直射日光による退色もしやすいため、作品の保管場所に注意しなければいけません。対して顔料インクは耐久性が高く、退色・水濡れに強いのが特徴です。それぞれ特徴が異なるため、作風や作品の用途イメージなどに合わせて選ぶとよいでしょう。
絵の雰囲気に合わせた「色味」を選ぶ
ミリペンの「色味」をチェックすることも大切です。一般的にミリペンは黒が定番ですが、昨今はブラウンやネイビーをはじめ、多彩なカラーのミリペンが展開されています。
明るい色のミリペンであればやわらかい印象の絵に、暗い色で書けば鮮明でインパクトのある印象になるため、描きたい絵のイメージや雰囲気に合わせて選んでみましょう。
選び方に困ったら各メーカーの「ミリペンセット」もおすすめ
選び方に迷ったら、各メーカーの「ミリペンセット」を選ぶのもおすすめですよ。ミリペンセットは、ブラッシュタイプを含む複数のタイプのミリペンがセットになっているアイテムです。
ミリペンセットのメリットは、各メーカーのさまざまな太さ、色味のミリペンを一気に試せるところ。自分が使いやすいと感じるミリペンを探せるのはもちろん、多彩な表現を手軽に楽しめますよ。
イラスト、漫画制作におすすめのミリペンを5つご紹介!
ここからはおすすめのミリペンをご紹介します。ミリペン初心者さんはもちろん、経験者にもおすすめのアイテムをピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。
高い耐光性・耐水性でたっぷり描ける
寺西化学の「ラッション ドローイングペン」は、0.03~1.0mmまでのミリペンとブラッシュタイプの全9種類のラインナップが揃う人気シリーズ。耐久性の高い水性顔料インクを採用しており、にじみや裏移りが起こりにくいため、さまざまな質感の紙にも書き込みやすいでしょう。
描いた上から色を塗ってもにじまず、絵の具やカラーマーカーなどの画材と組み合わせてお絵描きするのにもおすすめです。ミリペンのペン先は硬めに作られているため、筆圧が強い人でもペン先が潰れにくいでしょう。
ラッション ドローイングペン
寺西化学
¥198(税込・参考価格)
サクラクレパスが誇る、世界初の水性顔料ミリペン
「ピグマ」は、漫画家やイラストレーターの愛用者も多い人気シリーズ。ラインマーカーを上から引いてもにじまないため、漫画制作にはもちろん水彩画の下絵やスケッチにもおすすめです。
さまざまな太さ、書き心地のミリペン5本がセットになっているため、カケアミやコントラストなどの繊細な表現から、線画を活かしたインパクトのあるイラストまで自由に描けます。
ピグマ
サクラクレパス
¥880(税込・参考価格)
カラフルな2色のラインが目を引く
こちらの「ダブルラインペン」は、太さ0.5mmのペン先を採用しているカラーミリペンセット。特徴的なのは、ひとつのペン先に2つの異なる色のインクが使われているところ。そのため、立体感のあるポップな線が簡単に引けますよ。
カラーバリエーションは「サンセット」と「フォレスト」の2種類で、それぞれ3タイプのペンがセットになっています。お絵描きにはもちろん、日記やスケジュール帳のデコレーションなどにも便利ですよ。
ダブルラインペン デコカラー 0.5mm
¥1,695(税込・参考価格)
多彩な質感のラインが描けるミリペンセット
Ohuhu(オフフ)のミリペンセットは、0.5mm~3cmのペン先と3種類のマーカー、ブラッシュタイプの全10種類がセットになっています。発色と速乾性に優れた水性黒インクを採用しているため、イラスト制作から製図までさまざまな用途に活用できるでしょう。
異なる太さ・形・書き心地のペン先が揃っており、まさにペン好きにはたまらないセット。上手く組み合わせることで、レタリングや手帳デコなどにも活躍しますよ。
ミリペン
Ohuhu(オフフ)
¥1,380(税込・参考価格)
自分の好きな色で描ける!
呉竹の「からっぽペン ミリ芯」は、インクが入っていないからっぽのユニークなミリペンです。お気に入りのカラーインクを注入することで、自分好みのミリペンにカスタマイズできるのがおすすめポイント。
ペン先は0.25mmと極細なので、イラストの繊細な表現やミニサイズの手帳への書き込みにもぴったり。ノートやメモと一緒に持ち歩けば、いつでもどこでもお絵描きや手帳タイムが楽しめますよ。
からっぽペン ミリ芯
呉竹
¥1,516(税込・参考価格)
自分に合ったミリペンで、素敵なペン画を描いてみませんか?
繊細な表現からインパクトのある線画まで、使い方次第で自由なイラストや漫画が描けるのがミリペンの醍醐味。この記事でご紹介した選び方やアイテムも参考にしながら、使いやすいミリペンを探してみてくださいね。
ミリペン以外にも、お絵描き初心者が使いやすい画材はたくさんあります。
以下の記事では初心者におすすめの画材について解説していますので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!