日々使うものをエシカルな素材に。環境に優しい文具たち

最近よく聞く「エシカル」とは、「倫理的な」という意味の英単語で、地球に優しく、環境に配慮することやものを指す言葉です。文具のように身近なアイテムこそ、環境に優しい素材を選ぶことで、日々エシカルな生活ができるのではないでしょうか。私たちが住む地球のことを考えた、エコな文具に注目してみませんか？

日々使うものだからこそ、エシカルな素材に注目したい

近頃、「エシカル消費」や「エシカル商品」といったワードをよく耳にするようになりましたよね。地球に優しい取り組みが注目され、食品やファッション、コスメなど、生活に取り入れやすいアイテムのエコグッズが選択肢として増えてきました。毎日使う文具もエコ素材でできているものを選べば、エシカルな行動を、日々身近に実現できます。ぜひこれからご紹介するアイテムを参考にして、日常に取り入れてみてください。

地球環境に優しい。エコな文房具のご紹介

直接メモできる。シンプルな紙製クリップ

こちらは、分厚いチップボール紙を型抜いて作られている「印刷加工連」の紙製クリップ。丈夫な素材なので、へたるまで繰り返し使用できます。古紙をリサイクルして作られていて、薄くて紙の手触りが気持ちいいアイテムです。12枚もの紙をまとめられる、エコなだけでなく機能性も兼ね備えた優れもの。シンプルなデザインなので、使う場所を選びません。

クリップ上部のちょっとしたスペースには、メモを書き込んでインデックスやふせん代わりに使用したり、人に渡す書類にメッセージを添えたりとさまざまな使い道があります。紙だからこその使い方が、新鮮で魅力的ですよね。30枚入りと、たくさん入っているところもうれしいポイント。

「印刷加工連」は、"見たことのない紙文具を作る"ことをテーマに、6社が集まり誕生したブランドです。そのテーマ通り、アイデアに富んだ文具がたくさん作られていて、どれも心惹かれるものばかり。ぜひ他の文具もチェックしてみてくださいね。

紙と同じように書き込める！水に強いストーンペーパーのファイル

くしゃっとしたシワ感がこなれた印象のこちらのファイルは、「ANAheim」のアイテム。石灰石を原料としたストーンペーパーでできています。ストーンペーパーは、紙の原料である木材を使いません。また、製造工程では水を使わないため、排水も水質汚染もありません。製造時の環境負担が少ないため、注目されている素材なんです。

また、水に強くて破れにくいので、持ち運びにもおすすめ。通常の紙と同じように鉛筆やペンで書き込むことや、消しゴムで消すこともできます。中が見えないようになっているので、仕事の大事な書類のやりとりにも適していますよ。5枚入りなので、仕事やプライベートでの用途別に書類整理をしてみてはいかがでしょうか。

ストーンペーパーは、柔らかくてほんの少ししっとりとした触り心地。通常の紙とは異なる素材が、こだわったアイテム選びをしたい方にぴったりです。ぜひ触って確かめてみてください。

カナダ生まれのエコ文具。英字新聞で作られた色鉛筆

こちらはカナダの文具メーカー「Onyx＋Blue」のエコラインである、「ONYX＋GREEN」の色鉛筆12色セット。印象的な英字デザインは、古新聞をリサイクルして作られています。リサイクルアイテムゆえに、一本一本がそれぞれ異なる柄なのも趣深いですね。

色鉛筆をたくさん使うお子様へのプレゼントにもおすすめです。パッケージも、もちろんリサイクル紙を使ったクラフトボックスでできていますよ。お子様の環境問題の意識を高めるヒントになるかもしれませんね。

ONYX＋GREENは他にも、牛乳パックやとうもろこし、竹などの環境に優しい素材の文具を積極的に作っていて、海外らしい大胆なアイデアとデザインが興味深いブランドです。エシカル商品ブランドとして、今後も引き続き注目したいですね。

どんな用途にも使えるシンプルさ。再生紙を使用した無地ノート

シンプルなデザインが美しい「object（オブジェクト）」のノートは、再生紙を使用したなめらかな書き心地の無地ノートです。再生紙の特性上、用紙に黒い点が見える場合がありますが、それも再生紙ならではの味。172ページと大容量で、勉強や日記、仕事用などどんな場面でも使いやすい万能なアイテムです。

シンプルな表紙なので、例えば絵を描いたりステッカーを貼ったりとカスタマイズする楽しさもありますね。愛着が湧いて、永く大切に使いたくなるノートです。

172ページもあると、分厚いので開きにくいのではないかと思われるかもしれませんが、糸綴じ製本なので、しっかりと180度開きます。さらにしおりもついているという、シンプルながら気の利いた工夫が詰まったノートなのです。

エシカルな行動を、文具から取り入れてみよう

日々使うものをエコ素材のアイテムにすれば、自然と日常にエシカルを取り入れられます。身近なアイテムの中にエシカルな選択肢があることを知ると、環境を考えるきっかけにもなりますよね。とても小さな取り組みに感じるかもしれませんが、一人一人の選択によって意識する人が増え、エコ素材のアイテムがもっと増えていきます。今回の内容が、あなたにとってエシカルな行動を身近に感じるきっかけになればうれしいです。