【初心者◎】ビジネス用におすすめの万年筆とは?ブランドや機能など選び方をご紹介
独特の書き味を持ち、長く愛用できる万年筆は、ビジネスシーンでも使える筆記具です。そこでこの記事では、ビジネス用にぴったりな万年筆の選び方をご紹介します。おすすめの万年筆6本も厳選したので、自分用やプレゼントを探す際の参考になればうれしいです。
ビジネスで使いやすい万年筆の選び方って?
万年筆は「高級な筆記具」というイメージから、敷居が高いと感じられる方も多いかもしれません。
しかし、万年筆は弱い筆圧でもさらさらと書けるのでたくさん字を書きたいときにぴったり。また、丁寧にメンテナンスをすれば長く使い続けられるところも魅力のひとつです。そんな万年筆は、プライベートだけでなくビジネスシーンでも活躍してくれますよ。
ビジネスシーンではどんな万年筆が使いやすいのでしょうか?ここでは、選び方のポイントをご紹介します。
ペン先の素材で選ぶ
万年筆のペン先の素材には金とスチールの2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
金は書き心地がやわらかい分、筆圧によるクセも出やすい素材です。使い込んでいくうちに、自分の個性がペン先に宿ったように感じられそう。
一方、スチールはカリカリとした硬めの感触で筆圧の影響を受けにくく、安定した書き心地が持ち味です。比較的リーズナブルなものが多いので、ビジネス用としても気軽に使えますよ。
ペン先の太さで選ぶ
万年筆はペン先の太さで字幅が変わるので、ビジネスで使う目的に合わせて選ぶことが大切です。
手帳や資料に細かく文字を書き込みたいなら、極細や細字のペン先がおすすめ。汎用性の高い中字は、文章を書いたり書類にサインしたりする際に使えます。また、太字の場合はサインや宛名をはっきりと書けて便利ですよ。
軸の太さで選ぶ
軸の太さによって、万年筆の使い心地も変わります。
安定感のある太軸は、長時間書いても疲れにくいところが強みです。また、万年筆を持ち運ぶ機会が多いなら、コンパクトな細軸を選ぶとよいでしょう。
万年筆の初心者やビジネスで使いたい方には、太すぎず細すぎない中軸がおすすめです。自分の手に馴染む太さを探してくださいね。
ブランドで選ぶ
万年筆は国内外の文具ブランドから多彩なモデルが登場しています。
海外では、モンブランやペリカンといった高級ブランドが有名です。また、パーカーやクロスなど手に入れやすい価格のブランドもありますよ。
日本では、プラチナ万年筆やパイロット、セーラー万年筆などのブランドが人気です。どれも機能性に優れ、ビジネスシーンに合わせやすいデザインのアイテムが充実していますよ。
初心者にもおすすめ!ビジネス向けの万年筆
初心者から愛好者まで使える、ビジネスシーンにぴったりな万年筆をご紹介します。仕事を頑張っている方へのプレゼントとしてもおすすめ。
「MD万年筆」を書く時間のパートナーに
最初にご紹介するのは「ミドリ」の「MD万年筆」です。
クリーム色のボディは「MD用紙」とおそろいで、包み込むようなやさしさを感じます。ほっと心癒される万年筆をお守りにすれば、忙しいビジネスシーンも乗り切れそう。
ステンレス製のペン先がゆるくカーブしているので、角度を自由に調節しやすくなっています。また、首軸に施されたグリップのおかげで、握りやすさもばっちり。
ペン先も軸もほどよい太さで、まるで鉛筆のように軽やかな使い心地です。仕事用の手帳や日記、手紙など、万年筆で書くことにどんどん挑戦してみて。
MD万年筆
ミドリ
¥2,750(税込・参考価格)
ペン先に遊び心を覗かせる「ファウンテンペン」
続いて、台湾の文具ブランド「TOOLS to LIVEBY(ツールズ トゥ リブバイ)」の「ファウンテンペン」をご紹介します。
モノトーンでまとめたボディカラーが、凛とした美しさで目を引く1本。ビジネスシーンでも使いやすい、ホワイトとブラックの2色展開です。細字のペン先で、仕事でしっかりメモを取りたいときにも重宝しますよ。
とてもシンプルな万年筆かと思いきや、ペン先には猫の顔がひょっこり覗いています。ちなみに、台北にあるお店の猫をモチーフにしたんだとか。
万年筆を使うたびに猫の鳴き声が聞こえてくる気がして、思わず微笑んでしまいそう。パッケージにも猫がデザインされているので、猫好きの方にプレゼントしてもいいですね。
ファウンテンペン
TOOLS to LIVEBY(ツールズ トゥ リブバイ)
¥7,700(税込・参考価格)
真鍮製の「ファウンテンペン」でクラシカルに
「TOOLS to LIVEBY」では、クラシカルな「ファウンテンペン」もおすすめ。
真鍮製のボディは丸みを帯び、握りやすくなっています。また、全4色のカラーリングも落ち着いた色合いで、ビジネスシーンにさりげなく馴染んでくれますよ。
ゴールドに輝くペン先は、小さい文字でもすらすらと書き込める細字タイプ。オンオフ問わず、愛用したくなる使い心地です。
ファウンテンペン
TOOLS to LIVEBY(ツールズ トゥ リブバイ)
¥8,250(税込・参考価格)
2本の万年筆をご紹介した「TOOLS to LIVEBY」は、台湾だけでなく世界中の文具好きを魅了しています。こちらの記事から、おしゃれな文具をチェックしてみてください。
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ワンノックで書くタイミングを逃さない「キャップレス」
「パイロット」の「キャップレス」は、名前の通り“キャップのない”万年筆。
ノック式で簡単にペン先を出し入れできるので、仕事のアイデアやメモもさっと書き留められます。ペン先には気密性の高いシャッター機能が搭載されていて、インクが漏れたり乾燥したりする心配もありません。
金製のペン先は極細字から太字まで、4種類の字幅に対応。目的に合わせて、好みのタイプを選んでくださいね。
また、クリップがペン先の側に付いているのも注目したいポイント。これなら万年筆をポケットに刺した際にペン先が上側に来るので、うっかりノック部分を押してインク汚れが付いてしまうのを防げます。
キャップレス 万年筆 マットブラック
パイロット
¥24,200(税込・参考価格)
手元で日本の四季を感じられる。「セーラー万年筆 四季織」
「セーラー万年筆」の「四季織」シリーズには、美しい季節の情景を手元で眺められる筆記具が揃っています。
こちらは、「月夜の水面」シリーズの「夜長」。秋の夜、湖に映る満月をモチーフに、煌めく天冠部分や深い青色のボディが見る者を魅了します。
ステンレス製のペン先は細字タイプで書き込みやすいうえに、価格も1万円以下とリーズナブル。ビジネスシーンの息抜きに、万年筆が表現する日本の四季を思い浮かべてみて。
四季織 月夜の水面(つくよのみなも)
セーラー万年筆
¥6,600(税込・参考価格)
仕事も捗る「#3776 センチュリー」の書き心地
最後に「プラチナ万年筆」の「#3776 センチュリー」をご紹介します。
こちらの万年筆は耐久性の高い金製のペン先で、書くたびにやわらかくしなります。また、超極細から極太まで7種類も字幅があるので、きっと好みの太さが見つかりますよ。
さらに、インクの乾燥を防ぐスリップシール機構を備え、いつでもさらっと書き出せるところも便利です。
高級感漂うデザインは、ビジネスシーンで一目置かれそうな雰囲気。お祝いや記念のプレゼントとして、名入れして贈るのも素敵です。
#3776 センチュリー ローレルグリーン
プラチナ万年筆
¥17,600(税込・参考価格)
ビジネスでも万年筆を愛用してみて
万年筆は、ビジネスシーンで役に立つ特徴を備えています。ペン先の素材や太さに注目することが選び方のコツ。ビジネス向けの万年筆は初心者でも書きやすい仕様なので、普段使いしてみてはいかがでしょうか?
ビジネスで万年筆を使うなら、きれいな字を書きたくなりませんか?こちらの記事で、万年筆の正しい持ち方を学びましょう!