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万年筆は正しく持とう。基本的な持ち方ときれいな字を書くコツをご紹介

高級感のある見た目と、独特の書き心地で人気のある万年筆。実は、万年筆には基本となる持ち方があるのをご存じでしたか?今回は、万年筆の正しい持ち方ときれいな字を書くコツをご紹介します。おすすめの万年筆も取り上げているので、初めて万年筆を購入する際の参考にしてくださいね。

万年筆の持ち方で字が変わる?

美しいフォルムに、カリカリと心地よい音を奏でるペン先…鉛筆やボールペンとはまた異なる魅力を持つ万年筆は、幅広い世代に人気の筆記具です。しかし、「きれいに字を書くのが難しそう」「正しい持ち方やお手入れの方法がわからない」と、ハードルの高さを感じる方もいるのではないでしょうか。

実は、万年筆の持ち方は基本的にほかの筆記具と一緒なんです。万年筆の正しい持ち方を身につければ、きれいな字を書けるようになりますよ。万年筆の初心者さんは、ぜひ持ち方を意識してみてくださいね。

万年筆の基本的な持ち方

紫原もこ
紫原もこ

万年筆の基本的な持ち方について、3つのポイントをご紹介します。万年筆を正しく持って、すらすらと字を書けるようになりましょう!

ペン先の刻印を上に向ける

万年筆は、ペン先の向きに注意しましょう。ブランドのロゴや素材名が刻印されている面が、ペン先の表にあたります。こちらを上に向け、ペン先を固定して書くのが正しい持ち方。

万年筆の角度を意識する

万年筆を持つ角度も、大切なポイントです。万年筆が紙に対してだいたい45度から60度くらいの角度になるように意識してみて。少し寝かせるイメージを思い浮かべると、簡単に持ち方のコツが掴めそう。

また、ペン先の角度が45度くらいだと太めに、60度だと細めに文字を書けます。使うペン先やインクは同じでも、文字の太さを微妙に調整できるところが、万年筆で書く醍醐味ですね。

指の位置を覚えると◎

万年筆を持つときに指の位置を覚えておくと、もっと書きやすくなりますよ。

親指と人差し指で万年筆をつまむように持ったら、中指も添えましょう。3本の指が三角形の頂点となって、万年筆を支えている状態がベストです。正しく指を置いた持ち方によってペン先が安定するので、万年筆のなめらかな書き心地を味わえますよ。

万年筆できれいな字を書くコツ

紫原もこ
紫原もこ

万年筆できれいな字を書くには、持ち方以外にもコツがあるんです。姿勢や文字の形を意識しながら、万年筆で書く練習に取り組んでみましょう。

リラックスした姿勢で書こう

そもそも万年筆は、筆圧を強くかけなくてもインクが出るように設計されています。指先でやさしく万年筆を持ち、リラックスしたままペン先を動かせば、流れるように文字を綴れますよ。

背筋を伸ばして姿勢を正しくすることももちろん大切ですが、肩の力を抜いて万年筆と向き合う方が、書きたい言葉も素直に溢れてきそうですね。

「とめ、はね、はらい」に注意

万年筆で字を書くときには、とめ、はね、はらいに注意することが大切です。この3か所を意識しながら丁寧に書くと、メリハリのある文字になりますよ。万年筆以外の筆記具にも応用できるコツなので、文字をきれいに書く練習に役立ててみて。

さらに文字の行間や幅を統一するように心がければ、文章全体が読みやすくなります。

万年筆の書き方を練習する

正しい持ち方ときれいに書くコツを意識しながら、万年筆に触れる習慣をつけることが、上達につながるポイントです。

まずは、万年筆で書く機会をどんどん作ってみて。例えば、普段から日記をつけている方は、ペンを万年筆に変えてみてはいかがでしょうか。手紙を書くときも、万年筆を使えば手書きの文字に温かな想いを込められますよ。

また、自分が書いた文字をほかの人に見てもらうのも、万年筆を上達させる方法のひとつ。最近では、SNSに万年筆で書いた文字や文章を投稿するケースがよく見られます。万年筆の愛用者さんと交流しながら、上手な書き方を楽しく身につけていきましょう。

字の練習がしたくなる、おすすめの万年筆

紫原もこ
紫原もこ

万年筆の基本的な持ち方とコツがわかったら、愛用の一本を手に入れたくなりませんか?ここからは、毎日使いたくなるような人気の万年筆をご紹介します。

あなたの指先と心に寄り添う「MD万年筆」

最初にご紹介するのは、「ミドリ」の「MD万年筆」です。同じくMIDORIが展開しているMDペーパーに合わせて、軸はやわらかなクリーム色に。ペン先に刻印された「MDペーパープロダクト」のロゴを目印にすれば、いつでも万年筆の正しい持ち方が思い出せますね。

また、首軸にグリップを施して指がすべりにくいようにデザインされているので、初心者でも扱いやすいところが嬉しいポイント。45度から60度の間で自由に角度を調整すれば、さまざまな表情の文字に出会えます。

ペン先はゆるやかにカーブしていて、やさしい書き心地。さらに、文字の太さもほどよい中字で、思い立った時に書き始められる気軽さが魅力的です。

「さらさら書けてお気に入り」というこちらの投稿からも、MD万年筆が書くことに寄り添う存在であることが伝わってきますね。

MD万年筆
MD万年筆

MIDORI(ミドリ)

¥2,750(税込・参考価格)

Photo by www.midori-store.net

気分晴れやかに文字を書ける「サファリ」

続いて、ドイツの筆記具ブランド「LAMY(ラミー)」の万年筆シリーズ「サファリ」をご紹介します。

サファリは世界中で愛用されていて、日本でも人気の高い万年筆。ペン先のタイプは極細字から細字、中字まで好みに合わせて選べます。さらに、グリップ部分に施されたくぼみによって、自然と正しい持ち方ができるようになりますよ。

ぱっと目を引く鮮やかなカラーリングも、ラミーのチャームポイント。スタイリッシュなブラックに、インクの色が透けて見えるスケルトン…手に取るだけで気分を晴れやかにしてくれる色が揃っていて、どれにしようか迷ってしまいそうです。とっておきの万年筆と一緒に、持ち方や字の書き方を練習してみて。

サファリ
サファリ

LAMY(ラミー)

¥2,580(税込・参考価格)

Photo by hb.afl.rakuten.co.jp

正しい持ち方で万年筆を愛用してみて

万年筆は、数ある筆記具のなかでも「使いこなすのが難しそう」と思われがち。しかし、基本的な持ち方を覚えれば、すらすらときれいに字を書けるようになりますよ。万年筆を正しく持って、なめらかな書き心地と豊かな文字の表情を感じてみてください。

紫原もこ
紫原もこ

万年筆の持ち方と併せて、基本的な使い方やお手入れの方法も知っておきたいですよね。こちらの記事を読めば、万年筆を安心して使い始められますよ。

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