【タイプ別】おすすめの修正テープ5つ。形状やサイズなどの選び方もあわせてご紹介
うっかりミスも簡単に修正できる、文具における縁の下の力持ち「修正テープ」。どれも同じに見えるかもしれませんが、実はタイプ別に違った特徴があるんです。今回は、おすすめの修正テープをタイプ別にご紹介します。選び方のポイントも解説しますので、参考にしてみてください。
使いやすい修正テープはどんなもの?
勉強中や事務作業などでうっかり起こる「書き損じ」をサッと修正してくれる修正テープ。学生時代はもちろん、オフィスでもお世話になったことがある方は多いでしょう。修正テープは修正液と異なり、使ったらすぐに書き直しができます。また、広範囲を一気に修正できるという魅力も。
しかし、シャーペンやファイルなどの文具に比べてスポットが当てられることが少ないため、「修正テープなんてどれも同じ」と思っている方は多いかもしれません。
実は、修正テープの種類は多彩なんです!サイズ感や場所に合わせて使えるテープの幅、テープの引き方など、さまざまな要素によってタイプが異なります。自分が使いやすいタイプに注目して選べば、新しい修正テープに出会えるかもしれません。
修正テープを選ぶときのポイント
自分が使いやすいと感じる修正テープを探すには「ポイント」を押さえることが大切です!まずは、修正テープの選び方のポイントをみてみましょう。
①テープの引き方
テープの引き方は、使う人の利き手や修正箇所の広さに応じて使いやすさが変わってくるもの。修正テープの引き方には、縦引き・横引き・両引きの3種類があります。それぞれの引き方でおすすめの用途が異なるため、以下の解説をチェックしてくださいね。
オードソックスで種類が多い「縦引き」
修正テープのなかでも、特にポピュラーなものが「縦引き」。本体を縦にスライドさせてテープを引き出すスタイルです。横に動かせば横引きと同じようにも使えるため、縦書きの原稿や横罫線のノートに書いた文字の修正にも対応できますよ。
メーカーやデザインの種類が豊富なので、デザインも重視したい人にぴったり。多彩なレイアウトのノートや用紙を使うときにもおすすめのタイプです。
安定して使いやすい「横引き」
横罫線のノートや原稿を頻繁に使う人であれば「横引き」もおすすめ。テープの先が紙に触れるように握ったときに、人差し指が紙に対して平行に向くスタイルです。横罫線に書いた文字を消す際に手首やひじへの負担が少なく、安定して使えますよ。
利き手を問わずおすすめできる「両引き」
縦引きと横引きの良いとこどりが「両引き」です。一般的な修正テープは縦、横のどちらかに対応しており、もう片方に対応しようとすると何度も本体を持ち変える必要がありますよね。一方、両引きはヘッド部分を回転できるため、持ち変えなくても縦と横の両方に対応できるんです。
また、一般的な修正テープは右利き向けにデザインされていることが多く、左利きの人にとっては使いづらく感じることもありますよね。さまざまな方向に対応できる両引きであれば、左利きの方でもスムーズに使えます。
②テープのサイズ
修正箇所の広さにあわせてテープのサイズを決めるのも大切なポイント。文字サイズよりも修正テープの幅が小さいと文字が隠しきれず、何度もテープを引く必要があります。何度も引き直すと、綺麗に修正できなくなってしまいますよね。
修正テープの幅には、主に5mm、4.2mm、2.5mmなどの豊富な種類が用意されています。手帳やメモなどの小さい場所に使いたいなら2.5~3.8mm、大きい文字の修正であれば5~6mmを目安に選ぶとよいでしょう。選び方に悩んだら、標準サイズの5mm幅の修正テープがおすすめです。
③カートリッジの有無
コスパ重視であれば、交換用のカートリッジの有無もチェックしてみましょう。修正テープには、使い捨てのタイプが多くあります。
気に入ったデザインの本体を購入しても、カートリッジがなければまた本体を交換しなければなりません。別売りのカートリッジがあれば、一度使い切っても中身を交換して再度使い始められますよ。
本体を何度も買うよりも安く済ませられるだけでなく、お気に入りのデザインの修正テープを長く使えるのはうれしいメリットですね。
④本体の形状・サイズ
本体の形状やサイズも、修正テープの使いやすさを左右するポイント。例えば、学校やオフィスで手軽に使いたい場合は、本体やヘッド部分がコンパクトなものを選ぶとよいですよ。ペンケースやポケットに気軽に収納でき、持ち歩きも簡単です。
また、使用時に安定感が欲しい場合は、一度本体を手に取ってみて馴染むかどうかチェックすることもおすすめ。実際のアイテムを触ってみて、ぜひ感触を確かめてみてくださいね。
【タイプ別】おすすめの修正テープ5つをご紹介!
選び方のポイントを踏まえたうえで、ここからはおすすめの修正テープをタイプ別にご紹介します。どれも各メーカーの技術やこだわりが詰まっているため、ぜひチェックしてみてください。
縦引きタイプ
バリエーションの多さが魅力的な「縦引きタイプ」だからこそ、素材や機能性にメーカーのこだわりが垣間見えるものがたくさんありますよ。自分の好みや他の文具と合わせて選べるのも魅力です。
ユーザーと環境にやさしいシンプルデザイン
縦引きタイプでまずおすすめしたいのが、「ミドリ」の「紙製修正テープ」。使う人だけでなく環境へのやさしさも考えられたサステナブルな文具です。
一般的な修正テープは、多くのパーツがプラスチックで作られているうえ、そのほとんどは使い捨て。こちらのアイテムは、そんな修正テープが持つ「プラスチックの使い捨て比率の高さ」という課題に着目してデザインされています。
ケースや内部構造、剥離フィルムなどといったプラスチックパーツを、燃えるゴミとして廃棄可能なバイオマス素材と紙に置き換えているのが特徴です。
年代や性別を問わず、使いやすいシンプルなデザインも魅力的ですね。手触りのよいマットな質感は、紙のようになめらかな使い心地です。
また、テープの色はミドリの定番ノートである「MDノート」に馴染むクリーム色を採用。ノートと同じ色をしているので、修正箇所が目立つことなく自然に修正できますよ。
紙製修正テープ クリーム
ミドリ
¥396(税込・参考価格)
用途に合わせて使える2WAY仕様
クーリアの「三角2WAYテープ」は、修正テープとテープのりが一緒になった2WAYタイプの文具。ノートや資料の修正はもちろん、封筒を閉じるときやノートに資料を貼り付けるときもこれ一つで活用できるので、学校やオフィスで大活躍するアイテムです。
オーロラのようなカラーリングと、手のひらサイズのころんとしたかわいらしいボディも魅力的。ペンと同じくらいコンパクトなので、ペンケースに入れて簡単に持ち運びできますよ。
三角2WAYテープ テープのり&修正テープ
クーリア
¥439(税込・参考価格)
両引きタイプ
修正スタイルに合わせて使い方を変えられる「両引きタイプ」は、細部のパーツに力を入れている商品がたくさんあります。テープ部分にこだわっているメーカーもあるため、チェックしてみましょう。
段差が少なく上書きがスムーズ
こちらは「PLUS(プラス)」の「ホワイトパープチ クリームテープ」。クリーム色のノートや手帳向けにデザインされたユニークな修正テープです。
テープ自体がやさしいクリーム色なので、消した部分が目立ちません。一般的な修正テープや修正液にありがちな、修正箇所が白浮きしてしまうストレスを防げるのはうれしいですね。
本体を反転させて、文字を見ながら修正できる「リバースモード」も搭載しています。消したい文字だけをピンポイントで修正したい人におすすめですよ。全長6mものテープを内蔵していながら、消しゴム程度のコンパクトサイズのため持ち歩きにも適しています。
ホワイパープチ クリームテープ
PLUS(プラス)
¥330(税込・参考価格)
修正後の裏側が見えにくい!
「PLUS」の「裏から見えない修正テープ」は、その名前の通り修正前の文字を見えにくくする仕組みを取り入れたアイテム。修正前の文字を隠すテープの白色層に、特殊パターンを応用した文字パターンを印刷したことで、紙を透かしても見えにくくなっています。
また、本体横のスライドレバーを引っ張れば、ヘッドが動いてテープのたるみを補正できます。綺麗に修正したい人や両面コピーの資料を修正したいときにおすすめですよ。
裏から見えない修正テープ
PLUS
¥298(税込・参考価格)
横引きタイプ
「横引きタイプ」は、縦引きに比べると種類は少ないものの、細かい修正がしやすいという特徴があります。
細かい修正も可能なスリムヘッドが魅力的
横引きタイプでご紹介するのは、「トンボ鉛筆」の「MONO note」。MONO消しゴムのデザインがかわいらしい、横引きタイプの修正テープです。まるで本物の消しゴムのような見た目は、筆箱に入れても馴染みますね。
修正部分が見えるスケルトンヘッドを採用しているため、修正が必要な部分だけに線が引けるのもうれしいポイント。スライド式ヘッドなので、片手操作で簡単に使い始められます。
また、本体には巻き戻しボタンがついているので、テープのたるみや使い残しなども防げます。テープ幅はスリムな2.5mmなので、小さな手帳や原稿用紙、細かな部分の修正などにもおすすめ。
まるで本物の消しゴムのような見た目は、筆箱に入れても馴染みますよ。
MONO note
トンボ鉛筆
¥378(税込・参考価格)
便利な修正テープで、気になる箇所を綺麗に修正してみませんか?
どれも同じように見える修正テープですが、一つひとつに違った魅力や特徴があります。今回ご紹介した便利な修正テープで、気になる箇所を綺麗に修正してみてくださいね。
事務仕事で大活躍する修正テープですが、手紙や履歴書を書くときなど、一部のシーンによっては修正テープを使うのが失礼にあたることも!以下の関連記事では、手紙を書き損じたときの対処方法について紹介しています。