色彩と風合いに魅了されて。大人におすすめしたい人気の色鉛筆6つ。
子どもの頃、お絵描きでよく使った馴染みの色鉛筆。実は今、再び色鉛筆の世界を覗いてみると、想像以上にカラフルな色彩や魅力的なデザインのものがあることをご存知ですか?大人になった今だからこそ風合いを楽しめる、おすすめの色鉛筆をご紹介します。
ようこそ、大人の色鉛筆の世界へ
色鉛筆は、絵を描いたり塗り絵をしたり、子どもの頃から馴染みのある文具の一つですよね。以前は、子どものものという印象が強かったけど、近年大人の塗り絵が人気なことや趣味の時間を楽しむ方も増えていることから、気になっている方も多いのでは。
ここで、少しだけ色鉛筆の選び方をご紹介。まず1つ目は、「油性」か「水性」かということ。子どもの頃から馴染みがあるのは「油性」で、塗り絵などでも活躍する色鉛筆です。「水性」は水でなぞると水彩画のような表現を楽しめます。どれにしようか迷ったら、まずは手軽に扱える「油性」がおすすめです。
2つ目は、「芯の硬さ」です。色鉛筆は、硬質・中硬質・軟質の3種類の芯の硬さに分けれられます。細かいところまで描きたい方は芯が硬めのもの、発色や伸びのいい軟らかめの芯は、広い面を塗るのにおすすめですよ。
色鉛筆といっても特徴はさまざま。お気に入りのメーカーやデザインなどから気になるものを見つけて、もう一度あの頃の気持ちを思い出してみて!
世界観に心惹かれる、日本のメーカーの色鉛筆
色鮮やかな色彩が心を満たす、大人の色鉛筆「色辞典」
日本の人気筆記具メーカーの一つである「トンボ」に、大人の女性にぴったりなおすすめの色鉛筆があります。それは、自然の中にある色を鮮やかに再現した「色辞典」。全三集の中から今回ご紹介する第一集は、「樹木の色、花の色、鳥の色」を集めた、贅沢な全30色セットです。
自然界のものが、一体どんな色合いで集合しているのかとっても気になりますよね。ペール・ビビッド・ディープと、トーンの種類別に、10本が1セットに専用のブック型ケースにまとめられています。どの色を使って何を表現しようか想像するだけでワクワクしますよね。
日本の四季を表現した繊細な色合いはもちろん、色の名前全てにこだわりが込められています。例えば珊瑚色、川蝉色、枯葉色など。なんとなく想像はできるけど、実際に色を塗って確かめたくなる、気になる名前ばかりですね。デザイン、色合い、名前全てにこだわりがある、大人におすすめの色鉛筆です。
色辞典 第一集 30色 CI-RTA
トンボ
¥1,882(税込・参考価格)
その存在は舞い降りた雪そのもの。「雪色鉛筆」
一目見た瞬間に心を奪われてしまう煌めきを放つ、大人の色鉛筆をご紹介します。「雪色鉛筆」はその名のとおり、デザイン、色合い、削りかすまで含めた全部で、雪を表現しています。冷たさと美しさが同時に感じられる素敵なデザインや、白・銀・金の3種類のカラーは雪の降る場面を想像させてくれます。
芯の周りの軸には、廃棄古紙が主な原料の環境に優しい素材が使用されていて、サスティナブルを意識する方にもおすすめ。また、軸の断面は雪の結晶のかたちをしていて、付属の専用鉛筆削りで削ることにより、なんと削りかすまでもが雪の結晶のようです。削る時間まで特別なものに感じさせてくれます。
色鉛筆そのものが、丸ごと雪の結晶を表現している、こだわり抜かれた素材感とデザインはきっと初体験。大人の女性向けの3色カラーで、シンプルなノートに煌めきを加えたり、手元に置いてあるだけでもうっとりしそうです。専用の太軸用鉛筆削りも付いており、プレゼントにもおすすめの大人の色鉛筆です。
雪色鉛筆(鉛筆削り付き)
¥1,320(税込・参考価格)
もっと気軽に書いてみて。「MD色鉛筆」
紙そのものの魅力を伝える、日本製のシンプルなプロダクト、「ミドリ」の「MD PAPER PRODUCTS」から、書くことを愉しむ色鉛筆としておすすめしたいのが「MD色鉛筆」です。とってもシンプルな色鉛筆で、書くことに集中したい方にぜひ手にとって欲しい大人の色鉛筆です。
カラーは、グレー・オレンジ・水色の3色が2本入っています。オーソドックスな、赤や青やピンクじゃないカラー展開が絶妙で、主張しすぎずしっくりと紙に馴染むから不思議です。MDノートと相性ぴったりなので、合わせて使うのもおすすめですよ。
「軸はマットな質感で書き心地が良く、芯は柔らかく発色が良い。」「何か特別なものを描いたり塗ったりするのではなく、日常的にいつでも手にとって手軽に使いたい。」そんな日々の「書く」に寄り添う、大人におすすめの色鉛筆です。
MD色鉛筆 6本組
Midori
¥833(税込・参考価格)
バリエーションが豊か、海外のメーカーの色鉛筆
気分はまるでアーティスト「グラフィティント」
「Derwent(ダーウェント)」から、大人におすすめの色鉛筆「グラフィティント」のご紹介です。Derwentは、世界中のアーティストに愛されるイギリスの鉛筆・色鉛筆ブランドです。その歴史は1832年まで遡ることができ、1938年に初の色鉛筆が誕生しています。
グラフィティントとは、色つきのグラファイト鉛筆といったイメージです。そもそもグラファイト鉛筆とは、「書く」ではなく、絵を「描く」時に使う鉛筆のことを言い、画材コーナーなどに置いてあります。あまり馴染みはないけれど、なんだかアーティスト向けのアイテムのようでかっこいいですよね。
グラフィティントは水溶性なので、水なしでも、水を加えても鮮やかな色彩を味わえる色鉛筆です。細かな描写はもちろん、斜めにも持ちやすい丸軸なので、広範囲を簡単に素早く塗ることができますよ。アイヴィは渋めで落ち着いた、大人におすすめの緑色。気に入ったら、他の色もぜひチェックしてみてくださいね。
グラフィティント アイヴィ 11 ケース6本
Derwent
¥1,959(税込・参考価格)
レトロな丸缶を持って出かけよう「HELIX」の色鉛筆
イギリスの伝統ある文具メーカー「HELIX」の「オックスフォード丸缶入り色鉛筆12色」は、手軽に色鉛筆を持ち歩きたい方におすすめです。機能面で持ち歩きやすいだけでなく、レトロでおしゃれな丸缶のデザインはいつでも持ち歩きたくなる魅力があります。
カラーはオーソドックスな12色展開です。ビビッドな色彩が並んでいて、見ているだけで元気になりそう。これだけの色が揃っていれば、スケッチブックやノートを携えて、思わず出かけたくなりますね。芯は衝撃に強いので、大人だけでなく子どもへのプレゼントにもおすすめですよ。
オックスフォード丸缶入り色鉛筆12色
HELIX
¥880(税込・参考価格)
最初の水彩色鉛筆としてもおすすめ「カラーグリップ水彩色鉛筆」
「FABER CASTEL」の「カラーグリップ水彩色鉛筆」は、初めて使う水彩色鉛筆として子どもから大人までおすすめ。人間工学に基づいたドット付きの太めの三角軸は、長時間書いても疲れにくく、滑りにくいのが特徴です。
水彩色鉛筆なので、描いた後に水を付けた筆でなぞることによって、手軽に水彩画のようになります。24色と色の種類も十分にあるので、様々な絵を表現できますよ。水彩鉛筆を使ってみたいけど、どれがいいのか迷っている方に最適です。
カラーグリップ水彩色鉛筆 24色
FABER CASTELL
¥2,900(税込・参考価格)
大人の色鉛筆の世界を楽しんで
今回は、大人におすすめしたい色鉛筆をご紹介しました。色鉛筆の世界は想像以上に色彩が豊かだったり、コンセプトにこだわりのあるものだったり、飾っているだけでうっとりしてしまうデザインのものだったり、本当に奥が深いです。ぜひ大人になった今だからこそ楽しめる世界観を、丸ごと堪能してくださいね。