包装紙の種類と包み方を解説。簡単にできるラッピング方法を身につけてギフトを贈ろう
大切な人への贈り物をより特別に演出してくれる「包装紙」。包装紙の種類や包み方のバリエーションは豊富なので、どのようにラッピングするか悩んでしまいますよね。そこで今回は包装紙の種類を紹介するとともに、簡単にできる包み方やおすすめの包装紙をご紹介します。
ラッピングはギフトの印象を左右する名脇役!
目を引く色合いやさまざまな柄でプレゼントをおしゃれにコーディネートできる「ラッピング」。プレゼントを受け取った際に真っ先に目に入ることからも、ギフトを贈る際の重要なポイントです。
贈る季節や中身、箱の形などに合わせて包み方や包装紙の種類を変えれば、受け取った方がより印象に残るプレゼントになるはず。ラッピングにこだわることで、ギフトを開ける瞬間のワクワク感が倍増します。
一般的なラッピングに使われる包装紙の種類とは?
ギフトラッピングに使う包装紙は、柄や色の種類だけでなく「素材の種類」も豊富です。素材の種類によって異なる雰囲気を演出できるだけでなく、上手く使うことで汚れや衝撃からギフトを守ってくれることもありますよ。
発色の良さでラッピングを引き立てる「コート紙」
デパートや百貨店で贈答品のラッピングなどに使われることが多い包装紙が「コート紙」。名前のとおり紙の表面が塗料でコーティングされている紙で、表側がツルツルとした手触りと光沢感が特徴です。
パンフレットや商品カタログなどにも使われる紙で、発色がとてもよいため、カラフルな色や柄を活かしたラッピングに挑戦したい方におすすめの素材です。
ナチュラルな印象が魅力の「クラフト紙」
素材本来の色味を活かした、ナチュラルな雰囲気のラッピングが好きな方には「クラフト紙」がおすすめ。紙袋や封筒として使われる素材で、自然な風合いの茶色とザラっとした質感が魅力です。耐久性が高いため、ボトルなどの割れやすいアイテムをラッピングするときにも良いですよ。
同じクラフト紙でも、ナチュラルテイストな「未晒し」や光沢を抑えた黄土色の「半晒し」など、さまざまな種類があります。ギフトのイメージに合わせて選ぶとよいでしょう。
清潔感のあるラッピングには「純白ロール紙」
真っ白な「純白ロール紙」は、食品やウエディングアイテムなどの清潔感を重視したいギフトのラッピングにぴったり。コート紙の光沢感と、上質紙のザラっとした質感を併せ持っているのが特徴です。やわらかな質感でありながら丈夫な素材なので、さまざまな包み方に活用できます。
見た目のインパクトはピカイチな「ホイル紙」
「特別なギフトだからもっと高級感を出したい!」そんなときには「ホイル紙」もおすすめです。紙に直接アルミホイルのシートを貼り付けたもので、他の種類の包装紙では出せないキラキラとした光沢を演出できますよ。
ホイル紙はホログラムのような表現ができるもの、鏡のように反射するものなど、さまざまな光沢感のものが展開されています。包み方や渡すシーンに合わせて選べば、よりゴージャスな雰囲気のプレゼントにコーディネートできるでしょう。
壊れやすいもののラッピングには「クレープ紙」
「クレープ紙」は表面に細かいシワ加工を施した、和紙のような質感の紙です。他の種類の紙にはない伸縮性があり、ギフトの形に合わせてやさしく包み込んでくれます。
紙質が柔らかく、表面のシワが衝撃を緩和してくれるため、ボトルやガラスなどの割れやすいアイテムの緩衝材としても活躍してくれるでしょう。
さまざまなラッピング方法に活用しやすい「上質紙」
コピー用紙やメモ帳の紙としてもおなじみの「上質紙」は、光沢がなく落ち着いた印象の紙です。紙質にクセがないためさまざまなアイテムのギフトを包むのに使いやすく、柄の種類も豊富なので多彩なラッピングの方法に活用できます。
ラッピングの色によりこだわるなら、上質紙を着色した「色上質紙」もおすすめですよ。
汚れなどから防いでくれるラッピングも簡単な「OPP袋」
防水性や防湿性に優れている「OPP袋」は、お菓子などの食品をラッピングするのにおすすめな素材です。ラッピングしたお菓子が湿気るのを防いでくれますし、袋の透明度が高くて中身が見えるので、「見せるラッピング」として活躍します。
簡単にできるギフトラッピングのやり方
ギフトのラッピングは難しいイメージを持たれがちですが、なかには簡単にできておしゃれなやり方もあります。ここからは、ラッピング初心者の方にもおすすめの包み方をご紹介します。
キャラメル包み
「キャラメル包み」とはギフトラッピングの基本の包み方で、合わせ目が箱の底部分にくるのが特徴です。さまざまなサイズのギフトに対応しており、慶事や弔事の贈答品を包むときにも活用できます。しかし、慶事と弔事では包み方が少し異なるため、ラッピングする際は注意しましょう。
- 箱の裏を上にして、包装紙の中央に置く。
- 慶事の場合は、右側の包装紙の端が箱の中央にくるように位置を調整し、左・右の順番に重ねてテープで留める。(弔事は右・左の順番で重ねる)
- 側面・上面の包装紙の端を、箱の形に沿って折り込む。
- 下部の包装紙を、箱の角に合わせて折り目を付けてから内側に折る。テープで端を留めたら完成。
キャラメル包みのやり方
風呂敷包み
風呂敷包みは中身を回転させることなくラッピングできることから、数あるラッピング方法のなかでも簡単に実践できます。サイズの小さいプレゼントや、包みづらい球体なども楽に包めますよ。
- 包装紙の角の位置が、プレゼントの箱の辺に対の中央辺りに垂直になるようにして、包装紙の中央に箱を置く。
- 手前にある包装紙の角を持ち、箱に被せる。
- 包装紙の左側の角を持ち、箱の角部分に折り目を付けたら箱に被せる。
- 先ほど折った包装紙の端を内側に折り込む。
- 右側の端も同様に折り、端同士をテープで留める。
- 残りの角も同じように折って箱に被せ、再度テープで留めたら完成。
風呂敷包みのやり方
斜め包み
「斜め包み」は、百貨店などで贈答品のラッピングをお願いしたときに使われている方法です。他の包み方に比べると少し難しいですが、合わせ目が綺麗でフォーマルシーンでのギフトラッピングにぴったりですよ。
- 包装紙を斜めに置き、対角線上の右下に、箱の端が少しはみ出るように箱を置く。
- 包装紙の手前を折り上げて箱に被せる。このとき、左側の箱と包装紙の間に2~3cm程度隙間ができるようにする。
- 被せた包装紙が外れないように押さえながら、包装紙の左側を箱に沿わせて折り込む。
- 上部の包装紙の端を立ち上げ、箱に被せるように折る。(合わせ目部分をテープで固定しておくと良いですよ)
- 箱を手前から奥へ、折り筋の位置が箱の辺にくるように整えながら折り込んでいく。
- 箱の裏側が上になるように折ったら、箱を少し手前に引いて包装紙を引き締める。
- 箱の右側の包装紙を同じように被せたら、余った部分を内側に折り込む。
- 合わせ目部分にテープを貼ったら完成。
斜め包みのやり方
キャンディ包み
キャンディ包みはお菓子はもちろん、マフラーや毛布などのファブリック雑貨をプレゼントするときにもおすすめの包み方です。端をくるくる丸めるだけで完成するので、ラッピング初心者でも簡単に実践できます。
- プレゼントを丸めて筒状にしたら、包装紙の中央に置く。
- 片側から包装紙をプレゼントに巻き付けたら、端をテープで留める。
- 開いている両端をギャザーのように手で寄せたら、リボンやモールで結んで完成。
キャンディ包みのやり方
ギフトがさらに魅力的になる包装紙をご紹介!
思わずじっくり見てしまう、遊び心のあるデザイン
「KNOTS」のラッピングペーパー」は、機能的でミニマルな紙モノを手掛ける人気ブランド「クノープワークス」から展開されている包装紙。大きめのA3サイズなので、箱やファブリック雑貨などのラッピングにも活用できます。
クラフト紙のような素朴な色味の紙には、5種類の縄の結び方がデザインされています。ちょっぴりユニークでユニセックスな柄なので、男女問わずカジュアルなギフトのラッピングにおすすめです。
KNOTS ラッピングペーパー
KNOOPWORKS(クノープワークス)
¥891(税込・参考価格)
上品なベルプランツ柄で華やかなギフトに
こちらの「包装紙 ベルプランツ」は、HEADSから展開されているボタニカルデザインの包装紙です。やさしく上品なベージュをベースに、スケッチ風のハーブやマーガレットなどの植物がデザインされており、華やかな印象がありますね。
やさしい雰囲気のデザインとコート紙の光沢も相まって、シックな色のリボンと組み合わせればギフトに高級感をプラスできるでしょう。
包装紙 ベルプランツ
HEADS(ヘッズ)
¥2,470(税込・参考価格)
フレンチテイストなラッピングにぴったり
こちらの「英字新聞 ピンクペーパー」は、フィナンシャルタイムズやHouse&Homeといったイギリスの新聞がデザインされています。新聞紙の柔らかな質感は箱のラッピングにはもちろん、ボトルやガラス製品の緩衝材として使ってもおしゃれですよ。
英字のフォントはおしゃれで、時折挟まれている写真やイラストもラッピングの良いアクセントになってくれるでしょう。アンティーク系やフレンチテイストなラッピングを施したいときにおすすめです。
英字新聞(緩衝材用)ピンクペーパー5枚入り
¥114(税込・参考価格)
様々な種類の包装紙で、おしゃれなラッピングに挑戦しませんか?
包装紙一つにこだわるだけで、ギフトの雰囲気はガラリと変わります。贈る相手の雰囲気や好みに合わせたラッピングを取り入れれば、もっと喜んでもらえること間違いなし。今回ご紹介した包装紙の種類や包み方を参考にして、おしゃれなラッピングに挑戦してみてくださいね。
ギフトラッピングには、リボンも欠かせないですよね。さまざまなリボンの結び方を、Suuuh編集部が実践してみました!ぜひこちらの記事を読んでみてください。